「おしゃれな花瓶が欲しいが、どれが良いか迷ってしまう」という方に向けて、ここでは値段別のおすすめの花瓶と初心者でも迷わない選び方をご紹介します。初めて挑戦する方が知っておきたい、花瓶に生けた花を綺麗に魅せるコツと一緒にチェックしていきましょう。
出典:HitoHana
『HitoHana』は、国内最大級の品揃えを誇る、多種多様な植物を取り扱うオンラインストアです。
商品数は10,000点を超え、種類豊富な観葉植物やフラワーギフトの他にも鉢カバーやフラワーベースなども取り揃えています。
初心者が後悔しないための花瓶の選び方
花瓶は室内で花を美しく飾るための重要アイテムです。主役となる花が魅力的であっても、花瓶がイマイチでは綺麗に見えないこともあります。
初心者が花瓶選びを成功させるために大切なポイントは、ずばり以下の4点です。
- 最初に花瓶の形状を決める
- 飾りたい花からサイズを確認
- 素材の違いも知っておこう
- カラーにもこだわれると◎
花瓶選びが得意になると、身近な花の魅力も引き出せるようになり、花のある空間づくりが楽しくなりますよ。さっそく、上記の4点を順番に見ていきましょう。
最初に花瓶の形状を決める
最初に行いたいのは、花瓶の形状決めです。候補が豊富な花瓶は、はじめに理想の形状を決めてしまうとアイテム選びがスムーズに進みます。
花瓶の形状は、大きく以下の4種類に分類できます。
【花瓶の形状と特徴】
形状 | 特徴 |
---|---|
つぼタイプ | 胴は広く膨らみ、口部分はすぼんでいる形状。普通に花を挿すだけで洗練された印象になりやすく、初心者に特におすすめ。一方で、口部分の狭さから内部を洗いにくいことがある。 |
筒タイプ | 底から口までほぼ同じ直径の筒型。重心に安定感があり、背の高い花も飾りやすい。内部も洗いやすく、利便性に優れている。 |
ラッパタイプ | ラッパのように口部分が大きく広がっている形状。花束をそのまま飾るなど、ボリュームがある花も綺麗に映える。一方で、しまりがない印象になりやすく、バランス感覚は難しい。 |
ユニークタイプ | 上記の3種類に当てはまらないユニークな形状。左右非対称であったり、まるでオブジェのようであったりと、個性的な姿を楽しめる。一方で、自分で花との相性(飾りやすさや見栄えなど)を見極める必要があり、上級者向け。 |
4種類の形状は好きなものを選んで良いですが、迷ってしまう場合は誰でも美しく飾りやすい「つぼタイプ」か、扱いやすさに優れた「筒タイプ」がおすすめです。
飾りたい花や空間からサイズを確認
形状の次は、自分が飾りたい花や置き場所をイメージしつつ、ふさわしい花瓶のサイズを考えます。
初心者の場合、花瓶と花(花瓶から出ている部分)の比率が1:1になるように意識すると見栄え良く飾れます。
たとえば、約30cmの花を飾りたいなら、15cmほどの高さの花瓶がふさわしい計算です。
ポイントとして、花の長さは後から茎を切ってある程度調節できます。
そのため、「自分が花を飾りたい空間の高さの半分」の背丈を持つ花瓶を重点的に探すと、イメージ通りに配置しやすくなりますよ。
素材の違いも知っておこう
形状とサイズの次は、花瓶の素材の違いも知っておきましょう。一般的な花瓶の素材は、大きく以下の3種類に分類できます。
【花瓶の素材の違い】
素材 | 特徴 |
---|---|
陶器 | 良い意味で「重さ」を感じさせる、高級感のある陶器タイプ。中が見えず、茎の見栄えにこだわらなくても良い点も魅力。一方で、水漏れをしてしまうことがあるため、受け皿を敷くなど対策をしたい。 |
ガラス | 透き通った見た目が美しく、透明感のあるガラスタイプ。室内の和洋や内装を問わず、どの空間にも馴染みやすい。安価なアイテムも多く、コストパフォーマンスも◎。一方で、水の汚れや茎の状態が一目でわかるため、小まめな手入れは必要。 |
プラスチック | 軽く、割れにくく扱いやすさに優れたプラスチックタイプ。ペットや小さな子どものいる家庭でも花を生けやすい。一方で、陶器やガラスに比べると品数が少なく、見た目も安っぽい印象を受けることも。 |
初心者の場合、空間を選ばずおしゃれに飾りやすいガラス製の花瓶がおすすめです。
水の汚れや茎の状態が見える欠点も、花の扱いを勉強中の入門者にとってはむしろメリットとなります。
カラーにもこだわれると◎
素材も決定できた後は、最後にカラーも意識しながらアイテム選びを進めましょう。日常的に視界に入る花瓶は、色合いにもこだわることで愛着が湧きやすくなります。
色は自分の好きなカラーを選ぶのがベストですが、迷ってしまうときは洗練された雰囲気になりやすい「白」や、統一感のある空間を作りやすい「室内の壁紙の色」をセレクトするのがおすすめです。
また、複数の花を飾る際には、同じ色の花瓶で揃えてあげるとこちらも統一感を出しやすくなります。ハイセンスな空間を作るためのワンポイントです。
初心者も扱いやすい花瓶のおすすめ20選!
ここからは、初心者でも花を美しく魅せやすい、扱いやすい花瓶をご紹介します。〜2,000円までのプチプラ価格の一品と、2,000円〜を超える品物に分けて見ていきましょう。
(※価格は2023年12月時点、いずれも税込み)
プチプラで気軽に試しやすい。~2,000円の花瓶10選
プチプラ価格の花瓶は、なんといっても気軽に試しやすいのが魅力です。
室内に花を置くとどういう印象になるのか、ひとまず一度挑戦してみたいという願いも叶います。
【アデリア】てびねり ミニ花器
最初にご紹介するのは、200年を超える歴史を持つ石塚硝子のブランド『アデリア』の一品です。
シンプルで扱いやすいガラス製の花瓶で、胴周りが一度キュッと縮んで口部分が開く、つぼタイプとラッパタイプの中間のような形状をしています。
高さが約12.9cmとこぢんまりしており、置き場所を選ばず活躍してくれそうです。
【パセオ】花器 ガラスボール EY-50S
『パセオ』の“EY-50S”は、丸みを帯びたデザインが愛らしいボールタイプのガラス花瓶です。
1,089円(2023年12月時点)と手の届きやすい値段で販売されており、高さは約10cmと手のひらサイズに作られています。
中が見える特性を生かし、ハイドロボールを使って水耕栽培を楽しむなど、観葉植物を飾るのにもおすすめです。
【SPICE OF LIFE】VALENCIA リサイクルガラス ミニフラワーベース CERO クリア
200年以上に渡って活躍するスペイン・バレンシアの工房で作られたのが、『SPICE OF LIFE』の“VALENCIAリサイクルガラス ミニフラワーベース”です。
100%リサイクルガラスを素材にハンドメイドで作り上げており、まったく同じ形のものは一つとない1点ものの花瓶として販売されています。
穏やかな凹凸のある形状は、小さく可憐な花を飾るのに◎です。
【SPICE OF LIFE】FONTAINE かご編みガラスフラワーベース ピッチャー
同じく『SPICE OF LIFE』の“FONTAINE”は、ガラスの形状に合わせて柳の木を編み込んだユニークな花瓶です。
単体でも洒落た印象があり、身近な花を挿すだけでおしゃれなインテリアが完成します。カップやラウンドタイプなど、同じ編みカゴシリーズの別形状のアイテムにも注目です。
【ComSaf】花瓶
『ComSaf』の花瓶は、ガラスのような透明感のある見た目と、頑丈さを両立しているのが特徴です。
「ポリカーボネート」と呼ばれる耐久性の高いプラスチック素材を使い、倒しても割れにくい花瓶を実現しています。
細身で背の高めなデザインは、お気に入りの花を一輪挿しするとよく映えそうです。
【Umlaca】花瓶 陶器
上品な陶器製の花瓶を探している方には、『Umlaca』の一品がおすすめです。
100%セラミックで作られた花瓶で、さり気なくねじりの入った洗練されたデザインが魅力です。
数輪の花を挿してリビングテーブルや玄関に置けば、来客も華やかに迎えられるでしょう。
【+kuRo】花瓶 フラワーベース 陶器 北欧
おしゃれなインテリアといえば、北欧風を思い浮かべる方も多いはず。『+kuRo』の一品は、モダンなカラーと上品なデザインが素敵な北欧風の花瓶です。
手触りには陶器ならではの高級感があり、自慢の花の美しさをワンランク引き上げてくれそうです。
高さが約19.8cmとほど良いサイズで、たくさんの花を華やかに生けるのにも活躍します。
【JUZAI】花瓶 フラワーベース
何層にもウェーブする幾何学的なデザインが心をくすぐる、『JUZAI』の花瓶です。
蝶結びされたリボンが愛らしく、お気に入りの花を可愛く飾れます。ホワイト・ピンク・ベビーブルーと3種類のカラーから、好きなものを選んでみてはいかがでしょうか?
【BOBCRAFT】フラワーベースGimlet vase
『BOBCRAFT』の“フラワーベースGimlet vase”は、どのような花も美しく魅せてくれそうなガラス製の花瓶です。
口が約5cmとすぼまっていて、まとまりのある姿を自然と実現しやすくなっています。バランスを取るのが難しい、背丈のある花も綺麗に飾れそうです。
【東洋佐々木ガラス】フラワーベースP-26356-JAN
『東洋佐々木ガラス』の“P-26356-JAN”は、数あるガラスの中でも特に美しい透明感を誇る、「ファインクリア」と呼ばれる高品位ソーダライムガラスで作られた花瓶です。
照明の光を受けてキラリと輝き、お気に入りの花を美しく魅せてくれます。大きな波を思わせる独特のシルエットもおしゃれで、ハイセンスな空間づくりに役立ちそうです。
高級感も欲しいときに。2,000円~の花瓶10選
ここでは高級感も欲しい方に向けて、2,000円〜の花瓶を厳選しています。
【ウェスト ビレッジ トーキョー】PIKE スタンドブラスベース 一輪挿し
『ウェスト ビレッジ トーキョー』の“PIKE スタンドブラスベース”は、試験管のような珍しい形状が素敵な花瓶です。
中央に一輪の花をそっと挿せば、映画やドラマの中に出てきそうなおしゃれ空間を演出できそうです。フレームは真鍮で作られていて、年月が経つごとに独特の色香も出てきます。
【IKEA】TIDVATTEN ティドヴァッテン
北欧風家具でお馴染みの『IKEA』から、高さ30cmと大きめサイズのガラス花瓶をセレクトしました。
細身のシルエットでバラつきにくく、複数の花を思うがままに挿すだけで上品に決まりそうです。装飾感がなく、置き場所を選ばない点も嬉しいですね。
【KAHLER】HAMMERSHOI フラワーベース
『KAHLER』は北欧・デンマークの陶芸家「ハーマン・J・ケーラー」が設立した、180年以上の歴史を誇るブランドです。
こちらの“HAMMERSHOI フラワーベース”も、トップデザイナーの感性が詰め込まれた芸術的なデザインに仕上がっています。
本花瓶は、過去に楽天デイリーランキングの「インテリア小物・畳物」ジャンルで1位を獲得したことのある人気アイテムでもあります。
【アールケイプラニング株式会社】フラワーベース 花瓶 セラミック 陶器
『アールケイプラニング株式会社』が販売するこちらの花瓶は、インドを代表するセラミックの町クルジャで製造された一品です。
絵柄は現地の職人によりフリーハンドで手書きされていて、インドの息づかいまで伝わってきそうです。物珍しさもある花瓶として、長く活躍してくれるでしょう。
【BLOFLO】折り畳み式花瓶 6個セット
プラスチック製の花瓶を探している方にぴったりなのが、『BLOFLO』の“折り畳み式花瓶 6個セット”です。
カラフルな折りたたみ式の花瓶が6個も入っていて、順番に広げて設置するだけで楽しい空間を作れます。
思わず目を惹くモダンなデザインは、日常生活を明るく彩ってくれるはずです。
【マルイチ奥田陶器】信楽焼 窯変長花瓶 一輪挿し 陶器 ha-9022
陶芸品を愛するように、愛着を持って扱えそうなのが『マルイチ奥田陶器』の“信楽焼 窯変長花瓶”です。
現代でもほとんど機械を使わず手作業で仕上げているという一品は、一点一点異なる火色や焦げが魅力です。
背丈のある花を上品に一輪挿しすれば、高級な旅館の一室にも似た和の空間を作れそうです。
【ナハトマン】クオーツ オーバルベース 16cm
左右非対称の神秘的なデザインが美しいのが、『ナハトマン』の“クオーツ オーバルベース”です。
水晶からインスピレーションを得たという独特のシルエットは存在感があり、身近な花も洗練された印象に引き立ててくれそうです。
ほかの人とは一味異なる、センスの光る空間を作りたい方にも向いています。
【Le’raze】ガラス製の花瓶6個 メタルホルダー付き
複数の花を飾りたいと考えているのなら、『Le’raze』の一品がぴったりです。
6個の小さなガラス製花瓶が綺麗に並んでおり、順番に花を挿していくだけで可憐なインテリアとなります。
繊細そうな見た目と裏腹に実は食洗機で簡単に洗うことができ、メンテナンス性も◎です。
【石塚硝子】蘭柄 花器(大)
『石塚硝子』の“蘭柄 花器(大)”は、20年以上も愛されているファンの多い花瓶です。
蘭の花を巻き付けているかのようなデザインと、キラキラと輝くクリスタルガラスの質感が素敵です。信頼性の高い、日本製の花瓶が欲しいというときにも重宝します。
【海外インテリア雑貨&classy】ブラックドロップスタイル スモール
最後にご紹介するのは、大人な落ち着きのある洒落た空間を作れそうな、“ブラックドロップスタイル スモール”です。
丸みを帯びたクリアブラックガラスの器をゴールドの足が支えています。
黒と金のコントラストが美しく、一輪挿しから花束までどのような形で花を飾っても素敵に仕上がりそうです。
花瓶に飾る花を綺麗に魅せるコツは?
自分の家に置いてみたい、心をくすぐる花瓶は見つかりましたか?
最後に、花瓶に飾る花を綺麗に魅せるコツも確認しておきましょう。大切になるのは、以下の3点です。
- 最初は一輪挿しから練習するのが◎
- 「5:3」の黄金比を意識しよう
- 定期的な水交換で美しさを保とう
最初は一輪挿しから練習するのが◎
花瓶に花を生けるのが初めての場合は、最初は一輪挿しから練習することをおすすめします。
ボリューミーな花束を盛大に飾るのは楽しいですが、成功させるためには相応の技術も費用もかかります。
まずは、口の細めなつぼタイプの花瓶を選んで一輪挿しを行い、「花瓶と花が美しく見える姿」の感覚を掴みましょう。
「5:3」の黄金比を意識しよう
前述の通り、初心者が飾る際の花瓶と花(花瓶から出ている部分)の比率は1:1が手軽でおすすめです。
しかし、慣れてきた方は、黄金比である「5:3」(もしくは「3:5」)の比率にも挑戦してみてください。
5:3や3:5で飾れるようになると、花の魅力をさらに引き出すことできます。
定期的な水交換で美しさを保とう
忘れがちなポイントとして、定期的に花瓶の水を交換し、花の美しさを保ってあげることも大切です。
どれほど花瓶にこだわっても、花が萎れていてはスマートに整いません。
基本的に、2日に1回のペースで水を替えつつ、同時に花瓶の内側もスポンジなどで磨いて綺麗にしてあげましょう。
素敵な花瓶を見つけてとっておきの空間を作ろう
この記事では初心者向けの花瓶について、後悔しない選び方やおすすめアイテム、花を美しく飾るコツをご紹介しました。
種類が多く迷ってしまいがちな花瓶選びでは、形状・サイズ・素材・カラーの4点を順番に決めて、候補を絞っていくのがおすすめです。
ご紹介した扱いやすい花瓶も参考に、ぜひ自分にぴったりの一品を見つけてくださいね。
出典:HitoHana
『HitoHana』は、国内最大級の品揃えを誇る、多種多様な植物を取り扱うオンラインストアです。
商品数は10,000点を超え、種類豊富な観葉植物やフラワーギフトの他にも鉢カバーやフラワーベースなども取り揃えています。