日当たりが悪い室内でも観葉植物を育てたい方には、植物を育成するためのライトがあると便利です。植物の成長を助けるライトがあれば、日当たりが悪い室内でも気にせずに、すくすくと育てられるでしょう。そこで今回は、観葉植物用育成ライトの特徴と選び方、おすすめアイテムをご紹介します。
室内の観葉植物は日光不足になりがち
植物は太陽の光をたっぷり浴びて光合成することで、ブドウ糖を作り出します。このブドウ糖が栄養源となり、植物がいきいきと元気に育つのです。
しかし、観葉植物を室内で育てている家庭では、十分な太陽光を浴びられない場合があります。特に、日当たりが悪い室内では、日光不足により枯れてしまうケースも少なくありません。
観葉植物の葉が落ちたり、徒長したりしている場合は要注意です。日光不足で枯れてしまう可能性があるため、早急に光を当てるようにしましょう。
なかには、耐陰性が強い観葉植物もありますが、そうした植物でもなるべく明るい場所のほうが元気に育ちます。すべての植物にとって、光はとても重要な栄養源なのです。
観葉植物はライトで育つ？
植物にとって光は欠かせない存在ですが、太陽光が当たりにくい室内ではどうしても日光不足になりがちです。そんなとき植物育成ライトがあれば、日光不足を解消できるかもしれません。
太陽光は大きく分けると、人の目には見えない紫外線・赤外線と、人の目で見える可視光線によって構成されています。このうち、植物の光合成に必要なのは可視光線です。
太陽の可視光線は赤色から紫色までの波長があり、植物の成長には赤色と青色の波長が有効だとされています。赤色の光は植物の光合成を促し、青色の光は葉や茎を大きく育てることが可能です。
植物育成ライトは赤色・青色の波長を含む高輝度の光を出力できます。太陽光に限りなく近い光を再現できるため、日当たりが悪い部屋の中でも、光合成を促進することができるのです。
このように、太陽光でなくてもライトがあれば植物の成長をサポートできるため、日当たりの悪い室内でも諦めることなく、植物との暮らしを楽しむことができます。
観葉植物を育てるライトはLEDがおすすめ
ライトにはLED・ハロゲン球・HID（高輝度放電灯）など、さまざまな光源がありますが、植物を効率良く育成するためには、LEDライトがおすすめです。
10,000ルクス強のLEDライトを植物に1日9時間照射して、2ヶ月間観察したところ葉の変色や枝・茎の間延びも少なく、バランス良く成長することが分かりました。
剪定などのお手入れを考えると、枝や茎が伸びすぎることなく、元気に育ってくれるのが嬉しいですね。これなら、植物のお手入れに不慣れな初心者でも、安心して育てることができます。
またLEDライトは、省エネで大光量を実現できるのも魅力です。「植物育成用ライトが気になるけれど、電気代が心配……」という家庭でも、光熱費を気にせずに無理なく導入できるでしょう。
植物育成LEDライトの選び方
一口に植物育成LEDライトと言っても、形状・機能・デザインなど、さまざまな種類があります。
種類によっては機能や用途なども異なるため、下記の選び方を参考にして、自分にぴったりのLEDライトを選びましょう。形状で選ぶ
ライトの形状は使い勝手を大きく左右するポイントです。形状によっては、自宅の観葉植物に適さない場合もあるため、サイズや形をよく確認して慎重に選びましょう。
ここでは、植物育成ライトの形状をいくつかご紹介します。観葉植物を元気に育てつつ、使い勝手にも優れた形状を選んでください。
アームタイプ
アームタイプは、柔軟なアームを曲げたり伸ばしたりすることで、光の当たり具合を細かく調節できるのが魅力です。
アームの長さは約10cmほどとコンパクトなモデルが多いため、小さな観葉植物の育成に適しています。
反対に、大きな鉢の観葉植物を育てる場合は、アームの長さに要注意です。購入の前には必ず照らす予定の観葉植物のサイズと、アームの長さをチェックしてくださいね。
スタンドタイプ
大きな観葉植物を育てたい場合は、スタンドタイプのライトがおすすめです。背が高いスタンドタイプなら、大きな観葉植物と並べても十分な光を与えることができます。
洗練されたおしゃれなデザインも多いため、インテリアにこだわる方にもぴったりでしょう。リビングや寝室など、リラックス空間にもマッチします。
クリップタイプ
ラックやデスクなどに挟んで使うクリップタイプは、スポットライトのような感覚で使えます。大小問わずさまざまな観葉植物に光を当てられるため、汎用性が高いのも嬉しいですね。
ただし、クリップで挟める家具が周りにないと、設置が難しいので注意しましょう。また、電気の供給は配線ですので、コードが届く距離にコンセントを用意する必要があります。
吊り下げタイプ
天井から吊り下げるタイプは、広範囲に光を届けることができます。照射範囲が狭いLEDライトのデメリットをカバーして、複数の植物にも均一な光を浴びせることが可能です。
ただし、天井に吊り下げる必要があるため、ほかのライトと比べて手間がかかります。また、大型のモデルが多いため、十分な設置スペースも確保しなければいけません。
インテリアに馴染むおしゃれなライトを選ぶ
基本的に、植物育成ライトは部屋の中に置くものですから、部屋に馴染むデザインかどうかもチェックしましょう。
植物育成ライトのなかには、まるでインテリアのようなスタイリッシュなライトもあります。デザインにもこだわることで、植物の育成がもっと楽しくなりそうですね。
ライトの色は白色や暖色系が部屋に馴染みやすいでしょう。機能性はもちろん、ライトのデザインや光の色にも注目してくださいね。
タイマーがあると便利
消し忘れや過剰照射を防ぐためには、タイマー機能が付いたライトが便利です。
たとえば、一定時間で自動消灯する機能があれば電気の無駄を防げるため、家計にとってもプラスになるでしょう。
また、植物に対して24時間ずっと光を当ててしまうと、エネルギー消費量を超える過剰な光を吸収してしまいます。植物にとって大きなダメージになるため、注意してください。
そのため植物をライトで育成するときは、照射時間の管理が大切です。時間の管理が難しい場合は、点灯時間を細かく設定できるライトを選びましょう。
植物育成用LEDライトおすすめ10選
この項目では、インテリアを損なわないおしゃれな植物育成LEDライトをご紹介します。
機能的でおしゃれなライトを選び、観葉植物をすくすくと育てましょう。
【Joakuug】室内栽培ランプ 210LEDランプ
ポチップ360度調節できるフレキシブルアームにより、あらゆる角度から光を当てられるアイテムです。角度や距離を細かく調整できるため、狭い室内でも的確な光を植物に浴びせられます。
5段階調光と3段階タイマー、自動オン・オフ機能を搭載した多機能さも魅力です。これなら、仕事が忙しかったり、旅行で家を空けたりしても、最適な光を植物に与えることができますね。
【HitLights】植物育成ライト
『HitLights』の植物育成ライトは、充電アダプタを付属しているのが特徴です。USBでも接続可能ですから、自宅はもちろんオフィスやデスクなど、あらゆるシーンで植物を育てることができますよ。
搭載されたタイマーはサイクル式で、設定時間ごとにオン・オフを繰り返します。なかなか照射時間の管理が難しい方でも、安心して植物を育てることができそうですね。
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【AmmToo】室内栽培ランプ
ポチップスリムな形状が魅力のこちらは、3つのフレキシブルアームで複数の植物をあらゆる角度から照らせるライトです。
40cmから120cmまで調節可能なスタンド付きで、大型の観葉植物にも光を当てることができます。アームタイプでありながらも、背の高い植物に並べても使えるのが嬉しいですね。
【サンワ】植物用LEDライト ルーチェ
『サンワ』の植物用LEDライト ルーチェは、電球をモチーフにしたおしゃれなデザインが魅力です。
レトロで可愛いデザインは、インテリアとしても活躍します。玄関やリビングなど、雰囲気を重視したい空間にも良く似合うでしょう。
USB給電が可能ですから、デスクの上やラックにも飾れます。育てる植物は小型に限られますが、おしゃれさを重視するなら要チェックです。
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【Venso】サンライト
サンライトは、スウェーデン生まれの植物育成ライトです。ほっこりする北欧デザインと柔らかな白色光が、部屋の雰囲気を優しくまとめてくれます。
スタンドの高さは伸縮できるため、背の高い観葉植物を育てる際も重宝するでしょう。タイマー機能は付いていませんが、洗練されたデザインが素敵なアイテムです。
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【オリンピア照明】LED植物育成ライト Akarina09
ポチップ
『オリンピア照明』が手掛けた植物育成ライトは、天然木を使ったシンプルなボックスの中で、植物をすくすくと育てられるアイテムです。
育てる植物は小型に限られますが、多肉植物のように光が大好きな鉢植えにも、適した光を与えられるのが嬉しいですね。狭いスペースに置いても邪魔にならないため、キッチンや玄関など省スペースにも設置OKです。
カラーは、ホワイトとブラックの2種類から選べます。洋室・和室どちらの空間にもマッチするデザインで、インテリアとしても活躍するでしょう。
【BARREL】LED PlantLight
ポチップ
『BARREL』のLED PlantLightは、ハイパワーの光をスポットライトのように当てて、植物をいきいきと育てるアイテムです。照射範囲は狭いものの、植物を集中して育てたい方にぴったりでしょう。
光は肉眼では白色に見えますが、光の波長を限りなく太陽光に寄せているのが特徴です。植物の成長を助ける赤色と青色の光を強調しているため、効率良く植物を成長させたいのなら、ぜひチェックしてください。
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【オリエント】Led植物育成ライト
20ワットのハイパワーが魅力のLEDライトです。室内でありながらも十分な明るさを植物に与えられるため、日当たりが悪い部屋でも重宝します。
フルスペクトルLEDで葉や花の色が美しく映えるのも魅力です。育成用としてはもちろん、観賞用のライトとしても実力を発揮します。
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【Derlights】植物育成ライト
ポチップ『Derlights』の植物育成ライトは、吊り下げタイプでは珍しい角度調節ができるアイテムです。
照明角度は90度・180度と変えられるため、複数の植物を照らしたり、スポットライトとして使ったりと、さまざまなシーンで重宝するでしょう。
高品質LED素子を採用しているため、30ワットの消費電力でハイパワーを叶えるのも魅力です。電気代を押さえつつ、たくさんの植物に光を与えたいという方におすすめします。
【ZSHONORLIGH】LED植物成長ランプ
ポチップハイパワーで広範囲に照射できるライトを探している方には、『ZSHONORLIGH』のLED植物成長ランプがおすすめです。
20ワット2ヘッドのランプと、50個のハイパワーランプビーズを装備し、太陽光に限りなく近い明るさを実現します。非常に高輝度ですから、広範囲の植物にも十分な光を与えられるでしょう。
ただし、タイマー機能は付いていないのがデメリットです。つけっぱなしを防ぎたいという方は、別途でタイマーを購入するなど工夫が必要でしょう。
LEDライトの効果で植物の成長力をアップさせよう
観葉植物は太陽光でなくても、植物育成用のライトがあれば育てることが可能です。特に、省エネで大光量を叶えるLEDライトなら、一般家庭でも無理なく使うことができるでしょう。
日当たりが悪い室内で観葉植物を育てる場合は、ぜひ植物育成LEDライトを導入してみてください。なかなか日光浴ができなくても、元気な状態を保つことができますよ。
また、日当たりの悪さが理由で観葉植物との暮らしを諦めていた方にも、植物育成ライトがおすすめです。おしゃれなライトを観葉植物とセットで購入すれば、初心者でも植物との暮らしを楽しめます。
ぜひ、素敵なライトを選んで植物との暮らしを満喫してくださいね。
