観葉植物を部屋に飾ると、おしゃれな雰囲気を作ることができるだけでなく、心も癒されます。しかし、どんな植物をどうやって置いたらいいか迷ってしまうこともあるでしょう。この記事では、部屋に置く観葉植物の選び方とレイアウトのコツ、そしておしゃれに飾るためのポイントをご紹介します。
観葉植物をインテリアに取り入れるメリット
部屋に観葉植物があると、爽やかなグリーンに心が癒される
だけでなく、インテリアのアクセントとして、おしゃれな雰囲気を演出してくれます。
空気清浄効果が期待できるほか、日当たりと風通しを意識するため、自然と明るくクリーンな室内環境を維持することができます。
植物の成長をワクワク楽しんだり、生き生きとした姿を眺めたりすると、リラクゼーション効果を感じられ自分自身も元気になれるでしょう。
観葉植物選びのチェックポイント
部屋に取り入れる観葉植物選びのポイントをチェックしておきましょう。
植物を育てるための環境と、スペース、植物の性質の確認が必要です。また、インテリアのテイストにあったものを選ぶことで、部屋の雰囲気がワンランクアップするでしょう。
日当たりを確認する
植物を育てるうえで欠かせないのが、日当たりです。置きたい場所の日当たりを確認しておきましょう。
もし、あまり日が当たらない場所なら、耐陰性のある植物を選ぶと良いでしょう。一方、日当たりが良すぎる場所では直射日光による葉焼けが心配なので、レースカーテン越しに置くか、窓から離れた場所に置くなど対策が必要です。
植物によって必要な日の当たり具合が異なるため、置きたい場所に合った植物を選ぶことが大切です。
また、植物によっては風通しも必要です。適度な風通しがあるかどうかを確認しておきましょう。ただし、エアコンの風には弱いため注意してください。
スペースを確認する
観葉植物を置きたい場所のスペースがどのくらいあるのかを、事前に測っておくことをおすすめします。購入してきた植物が大きすぎて置けないといった失敗をしないようにしましょう。
購入するときは、鉢の大きさが置きたいスペースに適しているかどうかをチェックすると良いでしょう。
植物の性質を確認する
植物の性質は、上に伸びるもの、横に広がるもの、大きく葉が広がるものなどさまざまです。生長した姿を想像して、植物の性質に合ったスペースを用意しましょう。
インテリアのテイストに合わせる
観葉植物は見た目の印象もさまざまなので、インテリアのテイストに合ったものを選びましょう。
例えば、ナチュラルテイストや北欧テイストの部屋なら、オリーブやエバーフレッシュ、ウンベラータなどがおすすめです。柔らかい印象の樹形や葉が、ナチュラルな部屋にマッチするでしょう。
モダンテイストな部屋なら、サンスベリアやストレチアなどシャープな印象の植物を、アジアンテイストの部屋なら、モンステラやオーガスタ、ユッカなど南国をイメージできるような植物がおすすめです。
観葉植物のレイアウトのコツ
部屋に観葉植物をレイアウトするコツは、人の導線を避けることです。せっかく置いた植物が邪魔になってしまうと、元も子もありません。
植物とぶつかってしまい鉢を倒したり、怪我をしたりしないよう、配置する場所をよく考えておく必要があります。
棚や家具に置いたり、ハンギングしたりする場合は、耐荷重をきちんと把握しておくことも重要です。植物が落ちてしまうことのないよう安全面に注意しましょう。
また、植物の癒し効果を感じるためには、なるべく視界に入る場所に飾ると良いでしょう。観葉植物のレイアウトのコツを、実例と共にご紹介します。
床に置く
比較的大きめの鉢なら、床に置くのがおすすめです。家具や部屋とのバランスを見て、必要に応じてプランタースタンドやスツールを使用して飾るとおしゃれに見えますよ。
植物を床に置いて飾るときのポイントを3つご紹介します。
デッドスペースに
部屋には必ずデッドスペースがあるはずです。家具がなく人が通らない場所に観葉植物を置いてみましょう。余白を活用できるので、スペースを無駄なく使うことができます。
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こちらの実例では、ベッドと壁のデッドスペースに観葉植物を置いています。窓に近いので日当たりも抜群です。無機質な壁にグリーンが映え、部屋が明るい印象になっていますね。
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こちらは、ダイニングセットと窓とのスペースを有効活用されている実例です。光がたっぷり入る窓側に複数の植物を並べると、より生き生きとして見えますね。大きさや種類の異なる植物をバランス良く飾られていて参考になります。
コーナーに
部屋の角に植物を置くのもおすすめです。コーナーなら大きめの植物を飾っても邪魔にならず、部屋のアクセントになるので、空間がパッと華やぐでしょう。
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リビングのコーナーに大きな鉢植えを置いたレイアウトです。部屋のどこからでも目に入り、インテリアのアクセントになります。ナチュラルな雰囲気と植物の見た目がマッチしていて、居心地の良さそうな空間になっています。
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こちらは、複数の植物をコーナーに飾られている実例です。小さめの鉢は、このようにスツールを使うことで目線がアップし、周りの家具とのバランスをうまく取ることができます。
家具の横に
家具の横に植物を置くと、一体感のあるコーディネートを作ることができます。テレビボードやソファ、ベッドやデスクなどの横に観葉植物があると、リラクゼーション効果も高まるでしょう。
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ソファの横にシンボルとなる植物を置いた実例です。グレーベースのインテリアにグリーンが映え、部屋の雰囲気がアップしていますね。ソファで過ごす時間がよりリラックスできそうです。
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テレビボード横に鉢植えを置いている実例です。自然と視線が集まる場所に置くことで癒し効果も高まります。アクセントクロスとの組み合わせは、まるでアートのようにおしゃれですね。吹き抜けからたくさんの光が降り注ぐので、植物にとっても心地良さそうです。
棚や家具の上に置く
小さめの観葉植物は、棚や家具の上に置くとうまくバランスを取ることができます。
腰窓や出窓の窓台に並べて飾るとかわいらしい雰囲気になりますよ。また、テーブルやデスク、キッチンに置くとふとしたときにグリーンが目に入るので、心が安らぐでしょう。
植物専用の棚を用意して飾ると、部屋の中でも目を引くアクセントとなりますよ。
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こちらの方は、在宅ワークをするデスクの上に複数の植物を置いています。植物が近くにあることで癒し効果があるだけでなく、集中力アップも叶うでしょう。さらに、良く目に入る場所にあるので、植物の状態をいつでもチェックできるのもメリットです。
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ロースタイルの棚に植物を並べている実例です。いろいろな種類の植物が並んでいるので自然と目線が集まります。鉢カバーのテイストが統一されているので、まとまり感のあるコーディネートになっています。
壁や天井に吊るす
壁や天井から植物を吊るしてみると、部屋の雰囲気がランクアップします。葉が広がる植物や、垂れ下がる植物を吊るして飾ってみましょう。複数飾る場合は、高低差を出すとメリハリが出ますよ。
窓側にずらりと植物を吊るしたレイアウトです。吊るして飾ることで、日当たりや風通しも良くなるので、植物にとってもおすすめの方法です。高さをそれぞれずらすことでリズムが生まれ、こなれた雰囲気になっています。
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部屋のコーナーに植物をまとめて飾っている実例です。流木を天井から吊るし、そこにさまざまなプラントハンガーをかけてコーディネートされています。垂れ下がった葉が生き生きとした素敵なレイアウトです。
ちょっとした工夫でさらにおしゃれに
さらにおしゃれに飾るために、ちょっとした工夫をしてみましょう。
例えば、部屋にインパクトを取り入れたい場合は、大きな植物を単独で飾ってみてはいかがでしょうか?反対に、小さな植物を並べて飾るとかわいらしい雰囲気を作ることができますよ。
複数の植物を飾る場合は、高低差を考えてみましょう。同じ高さにすると平坦な印象になってしまいがちなので、スタンドなどを使って高低差を出すことでメリハリのある空間を作ることができます。
また、異なるサイズのものをミックスさせることでリズムが生まれ、おしゃれな雰囲気を演出することができるでしょう。
さらに、部屋のテイストにあった鉢や鉢カバーを選ぶことも大切です。同じ植物でも鉢カバーを変えるだけで、雰囲気がワンランクアップするでしょう。
観葉植物を上手にレイアウトしておしゃれな空間作りを!
観葉植物をインテリアに取り入れると、部屋が明るくなり空間がおしゃれになります。生き生きとしたグリーンは癒しを与えてくれるでしょう。
観葉植物を上手にレイアウトするには、まずは置く場所にあった植物を選ぶことが大切です。必要な生育環境や性質に合った場所に置くようにしましょう。
デッドスペースやコーナーを利用したり、家具の横や上に置くとインテリアのアクセントになります。専用の棚を用意したりハンギングしたりして高さを出すと、うまくバランスが取れるでしょう。
お好みの観葉植物を上手にレイアウトして、おしゃれな部屋作りをしてみてはいかがでしょうか?