「100万円で植物が売れた!!」コロナ禍により自宅で植物を楽しむ方が増え、“雑草バブル”が発生中です。この記事では雑草バブルとはなにか、現在オークションで高値が付いている植物はどのようなものかご紹介します。あなたが育てている植物も、ひょっとすると高値が付くかもしれませんよ。
雑草バブルとは「植物の価格高騰現象」
雑草バブルとは、ここ最近で急激に発生している「植物の価格高騰現象」です。
コロナ禍の影響を受けおうちで過ごす方が増えたなかで、品種が珍しかったり見た目がユニークだったりする観葉植物の需要が高まり、オークションで高値で売買されるようになっています。
なかには100万円以上で売れているものも!
“バブル”の名前通りその値段の上がり方は強烈で、なかには100万円以上の価格で売買されているものさえあります。
品種自体が珍しい植物はもちろんですが、手に入りやすい品種であっても、葉っぱに班が綺麗に入っていると高値が付きやすいようです。
もしかすると、現在あなたが育てている植物も高値が付く可能性が無きにしも非ず…!以下で、どのような植物が高値で売れているのか見ていきましょう。
雑草バブルで高騰中の観葉植物ランキングTOP10!
今回は、ヤフーオークションで高値で売却が成立した植物たちをランキング形式でご紹介します。
※2021年7月22日時点で、過去180日の売買実績をもとにしたものです。
第1位:フィロデンドロン イルセマニー
もっとも高額で売却されていたのが、“フィロデンドロン イルセマニー”。売却金額は「1,150,000円」と、驚異の100万円越えです。「自分の育てている観葉植物がこんな値段で売れたら…」と思うと、夢がありますね。
“フィロデンドロンイルセマニー”自体が珍しい品種であるのに加えて、葉の班の入り方が美しかったことから、高額で売却が成立したようです。
第2位:フェニックス ロベレニー
「シンノウヤシ」の別名でも有名な“フェニックス ロベレニー”が、第2位にランクイン。金額は「715,000円」とこちらも非常に高額です。
“フェニックス ロベレニー”はそれほど珍しい品種ではありませんが、こちらの苗は班の入り方が非常に美しく、葉を緑と黄色で半々ずつ塗り上げたような見た目をしていました。
第3位:モンステラ デリシオーサ
「572,000円」の売買成立で、第3位に輝いたのが“モンステラ デリシオーサ”。モンステラはメジャーな観葉植物ですから、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?
葉全体を覆う白色の班が美しいことに加えて、たとえ班が消えてもまた新しく班入りの葉が出てくるユニークな個体だったことが高値売却につながったようです。
第4位:君子蘭
クルッとカールした葉が素敵な君子蘭も、「320,000円」と高額での売却に成功しています。
こちらは葉の巻き具合が強く、可愛らしい見た目をしていることが人気であったようです。
第5位:ドワーフモンキーバナナ
観葉植物以外の植物も高額で売れています。第5位は「251,350円」で売却された“ドワーフモンキーバナナ”。
大きくなると本当にバナナの実を付けるこちらの植物は、物珍しさと、葉の黄斑の美しさにより高値売却に成功しています。
第6位:マドカズラ
モンステラの一種である“マドカズラ”も、「250,000円」と高値が付いています。
こちらは7枚の葉すべてに白色の班が入った珍しさがバブルにつながった模様。比較的手に入りやすいモンステラ系の植物でも、高値で売れているのは夢がありますね。
第7位:ストレリチア レギネ
色鮮やかな花を咲かせることから、「極楽鳥花」の別名を持つのが“ストレリチア レギネ”。
もともと鑑賞効果の高さゆえに人気の植物ですが、ここでは「232,100円」と高額で売却されています。
こちらも班の入り方に特徴があり、燃え上がる炎を思わせるような見た目が多数の入札につながったようです。
第8位:フォークイエリア・プルプシー
第8位は「150,000円」で売却された“フォークイエリア・プルプシー”。非常に希少な植物のため、名前を聞いたことのない方も多いかもしれませんね。
「海外からの輸入が禁止されている植物」かつ「30cm以上と“フォークイエリア・プルプシー”のなかでは大型」なことから、売却に成功しています。
第9位:クワズイモ
「なにか観葉植物を育てて、高値での売却を狙ってみたいかも…」という方にぴったりなのが、手に入りやすい植物“クワズイモ”。「126,000円」で落札されています。
こちらは白色の班が葉に鮮やかな形で入ったことから、高額で売却されました。クワズイモは頑丈で育てやすく、見た目が特徴的なことから育てていて楽しい植物でもあります。
育て方や増やし方は以下のページで解説していますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
第10位:ムサ ’アエ・アエ’
最後にご紹介するのは、またしてもバナナの“ムサ アエ・アエ”。「100,870円」で取引成立しています。
カメハメハ大王が食べていたという逸話で人気のバナナで、こちらは白色の班も楽しめる一品でした。5月に株分けで増やしたばかりですが、6月には売却に成功しています。
雑草バブルを期待して観葉植物を育てるのも楽しいかも!
今回の調査の結果、希少な植物はもちろんですが、メジャーな品種であっても班の入り方次第で高値が付くと明らかになりました。
美しい班が入ることを期待して、植物を増やしながら育ててみるのも楽しいかもしれません。以下で、興味のある観葉植物を探してみてくださいね。