【2024年最新版】万年筆のおすすめ20選!選び方とお手入れ方法もご紹介

【2021年最新版】万年筆のおすすめ20選!選び方とお手入れ方法もご紹介

万年筆は高級感があるので、持っているだけで大人な雰囲気を演出してくれる筆記具です。憧れがあっても、数多くの商品があるため、どれを選べばいいのか悩むこともあるでしょう。この記事では、万年筆を選ぶときのポイントと、おすすめの万年筆をご紹介します。

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目次

万年筆の選び方

万年筆

万年筆には数多くの種類があるため、どれを選べばいいのか迷う方も少なくないでしょう。万年筆を選ぶ際には、注目すべきポイントがいくつかあります。

ここでは、万年筆を選ぶ際に注目して欲しいポイントをご紹介します。ぜひ参考にして、お気に入りの一本を探してみてください。

価格帯で選ぶ

万年筆の価格帯は幅広く、1,000円以下から数十万円以上するものもあります。ただ、高いからいいというわけではなく、書き心地が自分に合えば、安くても十分に万年筆を楽しめます。まずは、無理のない範囲で選んでみましょう。

ペン先の太さで選ぶ

万年筆には、太字(B)・中字(M)・細字(F)・極細(EF)などのペン先の太さがあり、太さによって書き心地が異なります。

万年筆を普段使いしたい方は、中字か細字のペン先を選ぶのがおすすめです。手帳やノート、手紙などに文字を書くのにちょうど良い字幅なので、ボールペンのような感覚で使うことができます。

また万年筆を使うことに慣れてきたら、小さい文字を書くなら極細、サインや宛名書きなどなら太字といったように、どんな文字を書きたいかによってペン先を使い分けられます。用途に合った太さを選んで、書き心地を楽しんでくださいね。

ペン先の素材で選ぶ

ペン先の素材は、万年筆を選ぶ際に重要なポイントです。ペン先の素材は、大きく分けて「金」と「ステンレス」の2種類があります。

それぞれ書き心地が異なるため、特徴を見ていきましょう。

金製の万年筆は、しなりがあり、スムーズな書き心地が特徴です。万年筆特有のなめらかな書き心地を求めるなら、金製のペン先を選びましょう。

金製の万年筆は、一般的に14K~21Kがあり、数字が大きくなるほど柔らかくなります。インクで傷みにくいのが嬉しいポイントです。

また柔らかいため、使っていくうちにペン先が徐々に削れてなじむので、長く使うほど自分らしい書き心地に変わります。何年も長く使いたいなら、金製の万年筆を選ぶのがおすすめです。

ステンレススチール

ステンレススチールの万年筆は、カリカリとした書き心地で使いやすいのが特徴です。初心者や、硬めの書き心地が好きな方におすすめです。

またステンレススチールの万年筆は、比較的安い価格の商品が多く、気軽に試すことができます。

デザインにこだわる方は、ステンレスに金メッキを施したペン先のものをチェックしてみてください。リーズナブルながらも、金の万年筆気分を味わえますよ。

軸デザインで選ぶ</h3 万年筆は書き心地も大切ですが、やはりデザインにもこだわりたいですよね。万年筆には、シンプルなものから、柄がデザインされたもの、高級感溢れるものまであります。 自分好みの軸デザインを探してみてください。デザインが気に入れば、使うたびにテンションがあがりそうです。

インクの補充方法で選ぶ

万年筆はインクの補充方法によって、3タイプに分けられます。「吸引式」「カートリッジ式」「コンバーター式(両用式)」があり、使い勝手が異なるため、それぞれの特徴を見ていきましょう。

吸引式

吸引式は、ボトルに入ったインクをペン先から吸い上げて、万年筆の内部にあるインクタンクに補充するタイプの万年筆です。万年筆と聞くと、この形式をイメージする方が多いのではないでしょうか。万年筆の中で、最も古くから使われている形式です。

万年筆の内部に直接インクを補充するので、他の方法に比べて、一度にたくさんのインクを吸引することができます。

インクを補充する手間がかかりますが、万年筆ならではの醍醐味が楽しめます。万年筆ならではの使い心地が欲しい方におすすめです。

カートリッジ式

カートリッジ式は、初心者におすすめです。専用のカートリッジを挿し込むだけでインクが補充できるので、気軽に使えます。またインクタンクが備わっているので、手が汚れることもありません。

各メーカーによって専用カートリッジがあるので、他のメーカーの万年筆には使えなかったり、カラーバリエーションに限りがあったりなどの制限があります。ただ万年筆を初めて使う方でも、手軽に使えるのが嬉しいポイントです。

吸引式に比べるとコスパはよくないですが、手軽さを重視するなら、カートリッジ式を選びましょう。

コンバーター式(両用式)

コンバーター式は、取り外しができる「コンバーター」と呼ばれる、ボトルインクを吸入する器具を装着して、ペン先からインクを補充します。また、コンバーターを取り外して、代わりにカートリッジを装着することも可能です。

吸引式としても、カートリッジ式としても使えるため、両用式とも呼ばれています。インクの幅を広げたいならコンバーター、手軽に使いたいならカートリッジと選べます。そのため、万年筆のインクの補充方法に迷ったら、コンバーター式を選ぶといいでしょう。

ただ補充できるインクの量は、カートリッジ式と同じ量になるため、一度にたくさんのインクを補充することはできません。こまめにインクの残量を確認しながら、使うのがおすすめです。

ブランドで選ぶ

万年筆のブランドは、国産メーカーと、海外ブランドがあります。

国産メーカーで有名なのが、『パイロット』『プラチナ』『セーラー』です。この3社は、世界的にも有名で、クオリティが高い万年筆が多く販売されています。

国産メーカーの万年筆は、ペン先が細いものが多く、アルファベットよりも細かい動きが必要な日本語も書きやすくなっています。

有名な海外メーカーはたくさんありますが、そのなかでも特に『モンブラン』『パーカー』『ウォーターマン』が有名です。デザイン性が高い万年筆が多く、完成度も高いのが魅力です。

初心者におすすめ国産メーカーの万年筆11選

万年筆

初めて万年筆を買うなら、国産メーカーの万年筆がおすすめです。国産メーカーの万年筆は、日本人を対象にしているため、漢字が書きやすいように作られています。そのため、万年筆初心者でも扱いやすいです。

ここでは、国産メーカーの中でも、特におすすめの万年筆をご紹介します。

【パイロット】kakuno FKA-1SR

『パイロット』の“kakuno FKA-1SR”は、シンプルで使いやすいため、万年筆を初めて使う人にもおすすめです。

キャップにはくぼみ、持ちやすく転がりにくい六角形、正しい持ち方ができる三角形のグリップなど、使いやすいように設計されています。またペン先には、笑顔のマークがデザインされているので、書くのが楽しくなりそうです。

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【パイロット】コクーン FCO-3SR

『パイロット』の“コクーン FCO-3SR”は、繭のようななめらかな曲線のフォルムが美しい、グッドデザイン賞を受賞したコンバーター式の万年筆です。軸がやや太めで重量感があるので、バランスがよく、快適な書き心地を実現しています。

見た目は高級感がありながら、比較的手に入れやすい価格も魅力です。スラスラとなめらかに書ける万年筆を探している方は、ぜひチェックしてみてください。

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【パイロット】キャップレス デシモ

『パイロット』の“キャップレス デシモ”は、世界で初めてとなるノック式の万年筆です。1963年に発売された商品ですが、50年以上におよぶロングセラー商品となっています。

ノック式ボールペンと同じように、1回ノックするだけで使えるので、サッと書くことが可能です。またペン先を収納するときには、気密性を高めることによって、インクが漏れたり、乾いたりするのを防ぎます。

急いでメモを取りたいときや、片手がふさがっているときにも使えるので、とくにビジネスシーンで重宝するでしょう。手軽に使える、実用的な万年筆を探している方にもおすすめです。

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【プラチナ万年筆】プレジール PGB-1000B

『プラチナ万年筆』の“プレジール PGB-1000B”は、耐久性の高い金属ボディのカートリッジ式万年筆です。キズに強い加工が施されているので、キレイな状態で長期間使うことができます。

ペン先はステンレス製で、摩擦に強い特殊な合金ポイントがついているので、手軽に万年筆の書き味を楽しめます。

さらに「スリップシール機構」を搭載していて、キャップを閉めたまま、1年間使わなくても、インクが乾きません。頻繁には使わないけど、万年筆を使いたい方におすすめです。

カラーバリエーションも豊富なので、好きなカラーを選べるだけでなく、複数本持って、使い分けるのもいいかもしれませんね。

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【プラチナ万年筆】プレピー PSQ-400

『プラチナ万年筆』の“プレピー PSQ-400”は、カラフルな透明のボディの万年筆です。

カートリッジ式なので、カートリッジを変えれば、いろいろなインクを合わせることもできます。気分によってボディとインクを変えられ、文字以外にもイラストを描くのも楽しくなりそうです。

ステンレス製のペン先は、摩擦に強い特殊な合金ポイントがついていて、500円以下とは思えないような本格的な万年筆の書き味が楽しめます。

しばらく使わなくても、キャップを閉めた状態なら、インクが乾かないので、使いたいときにサッと使うことができます。

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【プラチナ万年筆】プロシオン PNS-5000

『プラチナ万年筆』の“プロシオン PNS-5000”は、ペン先を少しインクボトルに浸すだけで、インクが吸入できる万年筆です。さらにネジ式ながらも、インナーキャップでペン先を完全に密閉するため乾燥を防ぎ、いつでもスムーズに書き始めることができます。

五角絞りのペン先を採用しており、ステンレス製ながらも、金ペンのような書き心地です。ほど良いツヤ感があり、おしゃれな色合いになっています。

インクの吸入に慣れていない初心者でも使いやすく、手やデスクの上などを汚しがちな方も安心して使えます。

ボディはアルミ製で、重すぎず軽すぎない重量感で、書きやすいのも嬉しいポイントです。キャップを後部につけたときのバランスも考慮して作られています。

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【セーラー万年筆】ふでDEまんねん

『セーラー万年筆』の“ふでDEまんねん”は、筆で文字を書くのが苦手な方でも、簡単に筆文字が書けます。特殊なペン先を採用しているため、ペン先を立てれば細字、ペン先を寝かせれば太字と、書くときの角度によって文字の太さを変えられます。

万年筆としては、こぶりで軽いので、持ち歩きしやすいのも嬉しいポイントです。趣のある文字や、線に強弱のある文字を書きたい方におすすめです。

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【セーラー万年筆】プロフィット ライト 万年筆 ゴールドトリム

『セーラー万年筆』の“プロフィット ライト 万年筆 ゴールドトリム”は、14金のペン先によって、弾力があり、線幅に抑揚が出やすい万年筆です。

樹脂軸ながら、ブラックとゴールドの組み合わせで、落ち着きがあります。

さらにブランドロゴが刻まれたペン先は、快適な書き心地を実現しています。ペン先は硬すぎず柔らかすぎないフラットな印象です。クセがなく、スルスルと書くことができます。

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【セーラー万年筆】SHIKIORI―四季織― 月夜の水面 万年筆

『セーラー万年筆』の“SHIKIORI―四季織― 月夜の水面 万年筆”は、四季の自然を感じるシリーズの万年筆です。持っていて楽しい気持ちになれるような、万年筆が欲しい方におすすめです。

古くから続く、日本特有の四季の美しさを表現しており、色鮮やかなカラーがテンションを高めてくれます。

こちらの“月夜の水面”は、暗闇のなかに月の明かりが差しているようなイメージで作られています。

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【デザインフィル】MD万年筆

『デザインフィル』の“MD万年筆”は、これから万年筆を使ってみたいという方におすすめの万年筆です。首軸にグリップがついているので、指がすべることもなく、鉛筆みたいに軽く持てます。

ペン先の太さは中字で、鳥のくちばしのような形になっています。どんな角度から書き始めても、インクがかすれることなく、スムーズに書けます。

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【カヴェコ】クラシックスポーツ 万年筆(M)

『カヴェコ』の“クラシックスポーツ 万年筆(M)”は、1972年に行われたミュンヘンオリンピックで、公式ペンになった万年筆の復刻版です。手にほどよく収まるサイズ感と、発色が美しい樹脂のボディが特徴です。

軽くて持ち運びがしやすいので、常に持って歩きたくなるような、機能性と携帯性を兼ね備えています。

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人気の海外ブランドおすすめの万年筆9選

万年筆

続いて、人気の海外ブランドのおすすめ万年筆をご紹介します。

【LAMY】safari white 万年筆

『LAMY』の“safari white 万年筆”は、軽くて丈夫な樹脂製ボディで、カジュアルに持ち歩くことができる万年筆です。持ったときに指先がくるグリップ部分に、くぼみをつけることで、正しく握れるように設計されています。

ペン先はスチール製ですが、なめらかな書き味を実現しています。大きめのワイヤー製クリップがついているので、胸ポケットに入れても衣類の厚さにかかわらず、しっかりと固定でき持ち運びに便利です。

ポケットやバインダーなどにサッと挿せるので、ビジネスシーンからプライベートまで、幅広いシーンで活躍するでしょう。万年筆を初めて使う方にもおすすめです。

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【Pelikan】Souverän® Stresemann M400

『Pelikan』の“Souverän® Stresemann M400”は、1950年の発売以来、基本的なデザインを変えずに作り続けられている伝統的な万年筆です。銅軸の透明感のある縞模様が印象的です。

インクを入れると色合いが変わるため、美しさが際立ちます。また銅軸は、半透明になっていて、インクの残量がすぐに確認できます。

伝統的な万年筆が欲しい方や、デザインにこだわる方におすすめです。

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【WATERMAN】パースペクティブ ブラックCT

『WATERMAN』の“パースペクティブ ブラックCT”は、現代建築のシンプルなデザインからヒントを得た平行線が特徴の万年筆です。すっきりとしたシルエットが、おしゃれです。

高級感を演出したブラックなので、ビジネスシーンでも重宝するでしょう。

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【MONTBLANC】マイスターシュテュック ゴールドコーティング ル.グラン 万年筆

こちらの万年筆は、漆塗りのような深いブラックのボディで重量感があり、太めの軸と合わさることで存在感を放っています。14金のペン先のキャップリングには、モンブランのロゴが刻印されていて、豪華な仕上がりになっています。

ただ10万円を超える高価な万年筆なので、一生ものとして長く使える万年筆を探している方にぴったりです。

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【PARKER】ソネット ブルーラッカーCT 万年筆

『PARKER』の“ソネット ブルーラッカーCT 万年筆”は、デザインの美しさと、機能性を兼ね備えたソネットシリーズの万年筆です。細めの9mmの軸を採用しているので、手の小さい女性でも握りやすく、使いやすくなっています。

カラーは、サテン調ながらも、落ち着きのあるブルーです。ペン先と首軸、クリップ、トリムのカラーを統一しているので、ボディとのコントラスが際立っています。

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【PARKER】IM ブラックGT 万年筆

『PARKER』の“IM ブラックGT 万年筆”は、上品なツヤと、ブラックとゴールドの組み合わせが、高級感溢れる印象を与える万年筆です。耐久性と耐摩擦性に優れたステンレス製のペン先で、快適な書き心地を実現しています。

イギリス王室御用達の老舗筆記具ブランドの万年筆ですが、3,000円台と購入しやすい価格帯になっているのも嬉しいポイントです。

洗練された印象なので、ビジネスシーンでも使いやすくなっています。

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【AURORA】オプティマ ブルーGT 万年筆 996-B

『AURORA』の“オプティマ ブルーGT 万年筆 996-B”は、1930年代のベストセラー商品の復刻版の万年筆です。見た目はそのままで、キャップのリングに古代ローマ時代のグレカ・パターン、ボディには創業当時の社名が刻印されています。

ボディのマーブル調のデザインは、アウロウ樹脂を使っています。

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【Picasso】916万年筆

『Picasso』の“916万年筆”は、吸引式とカートリッジ式のどちらでも使える、コンバーター式の万年質です。ペン先には、ドイツ製のスチールが使われ、なめらかな書き味で、紙を傷つけずに文字が書けます。

軸は細めなので持ちやすく、表面には摩擦に強い塗装が施されているので、長期間使うことができます。

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【TWSBI】DIAMOND 580 スタンダード Clear(クリア)

『TWSBI』の“DIAMOND 580 スタンダード Clear(クリア)”は、スケルトンのベーシックモデルの万年筆です。軸の太さや重量、重心位置など、書き手の負担を軽減するような設計になっていて、長時間書いても腕が疲れることがありません。

ボディやキャップには、ガラスよりも透明感のあるカーボネートが使わます。また、表面には摩擦による傷がつかないように、コーティング加工が施されています。

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万年筆を長く使うための正しいお手入れ方法

万年筆

万年筆を長く使うためには、正しいお手入れをすることが大切です。

最後に、万年筆の正しいお手入れ方法をご紹介します。

毎日使うことが一番のメンテナンスに

万年筆が書けなくなる最も多い理由は、インクがペン芯の内部で固まることで、流れにくくなることです。

万年筆は毎日使うことでインクが流れるので、インクが固まるのを防げます。そのため、少しずつでもいいので、毎日使うことが、万年筆にとっては一番のメンテナンスとなります。

基本は水洗い

万年筆はペン先を洗浄することができます。基本的には、水洗いをしましょう。使用頻度によって洗浄するタイミングは異なります。頻繁に使っている場合は、2~3ヵ月を目安に、洗浄するのがおすすめです。

また特によく洗浄しなければいけない場合は、次のとおりです。

  • 頻繁に使っていたが、インクの出が悪くなったとき
  • インクの種類や色を変えるとき
  • しばらく使わず保管するとき
  • しばらく使っていなくて、新しいインクを入れたけど書けないとき

これらの場合は、念入りに洗浄しましょう。

カートリッジ式万年筆、コンバータ式万年筆、吸引式万年筆は、種類によって洗い方が少し異なります。続いて、それぞれの種類別の洗い方をみていきましょう。

カートリッジ式の洗い方

カートリッジ式万年筆の洗い方は、以下のとおりです。

【カートリッジ式万年筆の洗浄手順】

    1. 万年筆の蓋を外して、銅軸を外す
    2. 大先から使用済みのカートリッジインクを引き抜いて捨てる
    3. コップに水を入れて、大先を入れる
    4. 大先全体を水に浸けた状態で、一晩放置する
    5. 一晩経ったら、水道水で洗い流す

※インクが流れ出る部分に、水を通して洗いましょう。

  1. 柔らかい布かティッシュペーパーなどで、水気を拭き取る

水気を拭き取るときに、インクが布やティッシュペーパーにつかなければ完了です。

透明軸やスケルトンカラー軸の場合は、大先の中に水が残ることがあるため、浸け洗いはおすすめしません。この場合は、ペン先部分のみ、水で洗い流して洗浄しましょう。

コンバーター式の洗い方

コンバーター式万年筆の洗い方は、以下のとおりです。

【コンバーター式万年筆の洗浄手順】

  1. 万年筆の蓋を外して、銅軸を外す
  2. コップに水を入れて、ペン先を浸し、インクを吸入するやり方と同じようにコンバーターノブを回し水を吸入する
  3. コンバーターのノブを逆方向に回して、水を出す
  4. 2と3を5~6回ほど繰り返す
  5. コップの水を入れ替える
  6. 大先からコンバーターを外して、大先全体を水に浸けた状態で、一晩放置する
  7. 一晩経ったら、水道水で洗い流す
  8. 柔らかい布かティシュペーパーなどで、水気を拭き取る

カートリッジ式万年筆同様に、透明軸やスケルトンカラー軸のコンバーター式万年筆は、浸け洗いをせずに、ペン先部分のみを水洗いで洗浄しましょう。

吸入式の洗い方

吸入式万年筆の洗い方は、以下のとおりです。

【吸入式万年筆の洗浄手順】

  1. インクで汚れないように、下にティッシュペーパーなどを敷く
  2. 尾栓を矢印の方向に回して、銅軸の中に残ったインクを押し出す
  3. コップに水を入れて、ペン先を浸し、インクを吸入するやり方と同じように尾栓を回し水を吸入する
  4. 尾栓を逆方向に回して、水を出す
  5. 2と3を複数回、繰り返す
  6. 柔らかい布かティシュペーパーなどで、水気を拭き取る

吸入式万年筆の場合は、大先リングや軸全体を水に浸けてしまうと、内部に水が入り込むため、注意が必要です。

自分にとってのお気に入りの万年筆を見つけよう!

万年筆

万年筆は、高級感があるので持っているだけで様になり、ビジネスシーンでもプライベートでも使えます。他の筆記具とは、ひと味違い、書き心地や柔らかさなどを持っていて、長期間使い続けることができます。

初心者におすすめ国産メーカーの万年筆や、海外ブランドの万年筆が数多くあるので、ぜひお気に入りの一本を見つけてくださいね。




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この記事を書いた人

biotonique 編集部です。観葉植物で多くの方の暮らしが豊かになれるような情報を提供していけたらと思います。

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