家庭菜園のツールのひとつ、木製プランター。ホームセンターだけでなく、ネットでもいろいろな種類がありますよね。では、木製プランターにはどんな魅力があるのでしょうか。今回は木製プランターに注目。メリットやデメリット、デメリット対策を解説し、おすすめの木製プランターとDIYの方法をご紹介します。
木製プランターが持つ魅力とは
一口にプランターと言っても形状やサイズ、素材などに違いがあり種類はさまざまです。例えば素材には、木、素焼き(テラコッタ)、陶器、プラスチック、ブリキなどがあります。
今回注目する木製プランターは木材を加工して作った鉢で、ナチュラルな風合いが魅力。素材が木なのでどんな植物にもマッチするという特徴もあり、木製ならではの温かみも感じられます。
木製プランターはインテリア性も高く、植物をよりおしゃれに飾りたいという人たちに人気です。ホームセンターやネットでいろいろなデザイン、サイズで販売されているので、気に入ったものを手に入れられるでしょう。
木製プランターのメリット
ナチュラルな風合い、どんな植物にもマッチする、温かみを感じる、インテリ性が高いなど、魅力がたくさんある木製プランター。ここでは、木製プランターを使うメリットをご紹介します。
植物に優しい
木製プランターの素材は木、つまり植物です。プランターに植える植物と同系なので、調和しやすく植物にも優しい特徴があります。どんな植物とも相性が良いため、植える植物を選びません。
熱を伝えにくい
木製プランターは、熱を伝えにくいという特徴があります。プランターのなかの土まで熱を通さないので、真夏の直射日光の熱からも植物を守ってくれます。また、水分が蒸発したり、コンクリートの上で蒸れたりするのを防止する効果も期待できます。
湿度の管理が比較的容易
通気性・排水性に優れているのも木製プランターのメリットです。プラスチック製やブリキ製よりも湿度の管理が比較的容易なので、乾燥や水切れが苦手な植物を育てるのに重宝します。
根腐れを予防できる
木製プランターは、吸水性が高いのも魅力のひとつです。土に含まれている余分な水分を木製プランターが吸収してくれるため、根腐れを予防してくれます。
湿度管理にも関係しますが、通気性が高く程良く湿気を含むので根が活発に呼吸し、健康的に育ちやすいのです。
木製プランターのデメリット
メリットもたくさんありますが、木製プランターだからこそのデメリットもあります。木製プランターを上手に使うためにも、デメリットについて知っておきましょう。
腐食しやすいため寿命が短い
メリットで吸水性が高い点を挙げましたが、吸水性が高い特徴は水分を含みすぎてしまうとプランター自体が腐ってしまうためデメリットにもなります。水分を吸うことで耐久性が徐々に低くなってくるため、プランターとしての寿命は短くなってしまいます。
とくに屋根のない庭先で使用している場合、雨風にさらされたり、直接地面に置いたりすることで腐食が進むので注意しましょう。
変形しやすい
木材は乾燥すると縮み、水分を吸収すると膨張するという特性があります。木製プランターも木ですから、同様の現象が起こります。これを繰り返すことによって、木製プランターが変形してしまうこともあるのです。
木製プランターのデメリット対策
前述した木製プランターのデメリットは、どちらもプランター自体が水分を吸収してしまうことによって起こるものです。そのためデメリット対策は、木製プランターに水分をなるべく吸収させないことになります。
- 底の部分に穴を空けたビニールシートや防水シートを鉢に入れてから土を入れる
- 屋外で使用するときは雨風が当たらないように軒下に置く
- 直接地面に置かないように台の上に置く
以上の対策をすると良いでしょう。また、木製プランターを長く愛用したいなら、防腐処理がされているものを選ぶのをおすすめします。
木製プランターのおすすめ商品9選
ホームセンターでも木製プランターを購入できますが、「豊富な種類のなかから自分好みのものを選びたい」という場合はネットで購入してみてはいかがでしょうか。
ここでは、ネットで購入できる木製プランターのおすすめ商品を9つご紹介します。
【タカショー(Takasho)】ウッドデコプランター
『タカショー(Takasho)』の“ウッドデコプランター”は、天然木を使用した木製プランターです。土容量は約28Lで、サイズは約幅60cm×奥行30cm×高さ25.5cm。水抜き穴も2箇所あります。
他にも、幅約30cmのもの、幅約90cmのもの、450cm六角など種類があるので、組み合わせて使っても良いですね。シンプルデザインの木製プランターなので、植物をより自然に飾ることができます。
【welldone】植木鉢スクエア プランター木製2個セット (深い)
『welldone』の“植木鉢スクエア プランター木製2個セット (深い)”は、木製プランターが2個セットになったもの。サイズは幅22.5×奥行8.5×高さ4.5 cmのコンパクトサイズなので室内用として向いています。
インテリアの一部として、ミニ観葉植物や多肉植物などを栽培するのに良いでしょう。側面に英字が印字されているので、おしゃれ見えしますよ。
【ぼん家具】木製 プランターボックス
『ぼん家具』の“木製 プランターボックス”は、スタンド式の木製プランターです。プランター部分は幅42.0×奥行23.1×高さ13.6cmで、スタンドに組み立てると幅42.0×奥行25.0×高さ28.0cmになります。木材は杉材で質量2kgと軽く、移動もスムーズです。
また、スタンド式になっているため、地面から水分を吸ったり日光の照り返しを防いだりする効果もあります。害虫被害防止にも役立つのでおすすめです。
【富田木工所】スタンド付きスリムプランター450型
『富田木工所』の“スタンド付きスリムプランター450型”は、高さのある木製プランターです。プランター部分は幅380mm×奥行120mm×高さ120mm、外寸は幅450mm×奥行220mm×高さ570mmです。
スタンド式で風通しが良いので、根腐れ防止にも役立ちますよ。カラーもダークブラウンとホワイトの2色から選べるので、飾る場所の雰囲気や植える植物のカラーに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
【アイリスオーヤマ】プランター 焼杉メッシュプランター
便利なグッズを多数販売している『アイリスオーヤマ』からも、木製プランターが販売されています。
こちらの“プランター 焼杉メッシュプランター”は焼杉を使用しているので、オールドカントリー調になっていておしゃれ。色合いも良くデザイン性も高いので、どんな場所でも素敵に飾ってくれます。
底面にはプラスチック製のすのこがあり、通気性も排水性も確保されています。サイズは直径29cmのもの以外に、36cm、45cmがあります。
【ぼん家具】プランター 木製 横長
『ぼん家具』の“プランター 木製 横長”は、まるで本物の樽のようなデザインが魅力的な木製プランターです。
土を直接入れることもできますが、小さな鉢や花瓶ならずっぽり入るので、鉢や花瓶を並べて入れてもおしゃれに飾れます。
水抜き穴が1つあり、底に脚が付いているので水はけや通気性も良好。幅49.0×奥行22.0×高さ22.0cmサイズのため、ベランダなどの省スペースでも活用できるでしょう。
【ADSNS】車輪の形をしたおしゃれなプランター
『ADSNS』の“車輪の形をしたおしゃれなプランター”は、カントリー調のデザインが空間にアクセントを加えてくれる木製プランターです。素焼きの天然木材を使用しているので、アンティークな雰囲気もプラスしてくれます。
上下2段のつくりになっているため、上段にアイビーなどの垂れ下がる植物を入れ、下段にパンジーなどのカラフルな花を入れて楽しむのもおすすめです。
【WOODPRO】 スクエア プランターMサイズ(1.5段)
『LUVODI』の“大型プランター 木製 四角”は、3段になっている木製プランターです。プランターは3段とも幅65cm、高さ15cmですが、奥行きは下段31cm、中段28cm、上段25cmとそれぞれ異なります。
全体の高さは106cmあるので、上段なら立ったまま植物のお手入れもできますよ。支柱は厚みがあり、丈夫で安定しているので素焼きや陶器などの鉢を並べても良いでしょう。
【山善】プランター付きラティス 2個セット
『山善』の“プランター付きラティス 2個セット”は、ハンギングバスケットなどを飾ることができるフェンスつきの木製プランターです。プランター部分は、67×25.5×19cmで、鉢を2~3個入れて植物栽培を楽しむことができます。
こちらの商品を横に並べて使用すれば、周囲からの目隠しとして使用することも。すべてが天然木でつくられているので、複数使いしてもおしゃれです。
木製プランターをDIYしたい!簡単な作り方
木製プランターは、自分好みのサイズや形でDIYすることも可能です。材料は基本的に木材と釘(または木工ネジ)のみ。色を付けたい方は、オイルステインなどの塗料を用意します。
木材はのこぎりを使って好みのサイズに切ることもできますが、初心者にはハードルが高いかもしれませんね。
自分で木材をカットせずにDIYしたいという場合は、1×4や1×6などの規格統一された木材を購入したり、ホームセンターで購入するなら好きなサイズにカットしてもらえるサービスを利用したりすると良いでしょう。
- 木材
- 釘または木工ネジ
- 木工用ボンド
- 電動ドリル
- 釘の場合はハンマー
- 側面に使う木材同士を木工用ボンドでつなぎ、仮止めをしておきます。
- 木工用ボンドが乾いたら、電動ドリルで角に下穴を開けます。(ネジや釘を正確に打ち込むため)
- 下穴を開けたら釘や木工ネジで本止めします。
- 側面が完成したら底を取り付けます。
- 箱ができたら底部分に、水はけ用の穴を2~3か所程度開けて完成です。
木製プランターで植物をおしゃれに飾ろう
今回は木製プランターの魅力やメリット、おすすめ商品、DIYの方法などをご紹介しました。
木製プランターはどんな植物にも相性が良く、おしゃれに飾ってくれるアイテムです。カラフルな花やハーブ、野菜などさまざまな植物の栽培にぜひ利用してみてくださいね。