サボテンを種から育てる方法!栽培手順や管理の仕方を解説

サボテンを種から育てたい!育て方や種の購入方法などを紹介

個性的な形で楽しませてくれるサボテンを家で育てているという人も多いかもしれません。実はこのサボテン、種から育てられるということをご存知ですか?この記事では、サボテンを種から育てる方法を紹介します。

目次

サボテンの種はどこで売っている?

サボテンの種はどこで売っいる?

サボテンの苗は、多肉植物店やホームセンター、花屋などで購入することができます。また、雑貨店や100均ショップなどでも販売している場合があります。

では、サボテンの種はどこで買えるのでしょうか。

サボテンなどの多肉植物は種からも育てられるのですが、あまり知られていないため、種を扱っているショップも多くありません

サボテンの種を買いたいならネットショップがおすすめです。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどではサボテンの種を豊富に取り扱っています。

サボテンを種から育てたいなら、ネットショップで検索してみましょう。

サボテンを種から育てる方法

サボテンを種から育てる方法

ここからはサボテンを種から育てる方法を紹介します。

用意するもの

  • 浅めの鉢
  • 鉢を浸けて置く容器(バット)
  • 用土(赤玉土小粒、川砂、サボテン用の用土など)
  • ピンセット
  • サボテンの種
  • 霧吹き

種まきに適した時期

サボテンの種まきは、暖かい時期に行いましょう。適期は初夏の5~6月頃です。もし寒い時期に行うのであれば、暖かい環境を整えた上で種まきを行います。

下準備

種まきの前に下準備をすることでサボテンが発芽しやすくなります。

種を洗っておく

サボテンの種は採取してから時間が経つとカビや細菌が付着する可能性があるため、種まきの前に洗い落としましょう

洗い方はふきんやガーゼ、または丈夫なキッチンペーパーで種を包んで、水またはぬるま湯で種をつぶさないよう優しくもみ洗いします。

サボテンの種は小さいので洗っている間に流れないように注意しましょう。

土の準備

サボテンは乾燥気味に育てるのが基本ですが、種まきのときの土は湿らせておくようにします。

土の熱湯消毒も、土の中にいる細菌を退治してサボテンの発芽を進めるのに効果的です。

熱に強い容器に土を入れ、ヒタヒタまで熱湯を注ぎます。5分経過したらお湯を捨て、もう一度繰り返しましょう。

サボテンの種まき手順

サボテンの種と土の下準備を終えたら種をまいていきましょう。

  1. 準備した平らな鉢または容器に土を入れます
  2. サボテンの種を土の上で等間隔になるようにまきます
  3. 土はかぶせず、霧吹きで水を与えましょう
  4. 水を張った別の容器にサボテンの種をまいた鉢を浸ける「腰水」をします

種をまいてから発芽するまでは乾燥しないように湿度を高めに管理します。朝と晩に霧吹きで水やりをして、できれば鉢に空気の穴をあけたラップをかぶせます。

腰水をしていれば霧吹きの頻度を減らしてもOKですが、その場合は腰水を絶やさないようにしましょう。腰水も定期的に入れ替えてきれいな水にしておきます。

サボテンの種をまいた鉢は、発芽までは日が少しあたる暖かい場所に置いておきましょう。

サボテンの種から発芽しなかったら?

サボテンの種から発芽しなかったら?

サボテンは早ければ3日~1週間ほどで発芽することもありますが、サボテンの種類によっては発芽まで長くて1ヶ月以上かかる場合もあります。

発芽のタイミングはまちまちなので、あきらめないことが大切です。

発芽するまで水やりと腰水の取り換えを欠かさず行い、温度と湿度を管理しながら発芽を待ちましょう。

発芽後の管理方法

発芽後の管理方法

発芽したばかりのサボテンの芽は、成長したサボテンのように体内に水をためることはまだできません。

そのため、発芽直後は発芽前と同じように霧吹きでの水やりと腰水を継続して行いましょう。

ただし、発芽した芽に水がついていると腐ってしまう可能性があるので、優しく拭き取ります。

発芽後のサボテンは日当りと風通しが良く暖かい場所に置いて管理しましょう。

発芽したばかりの新芽は白っぽく自立もしにくいですが、日にちが経つにつれ葉の色が濃くなり始めます。

サボテンが自立できるようになれば土の中で根もしっかり張ってきていますので、植え替えをしましょう。植え替え時期は春がおすすめです。

大きめの鉢や容器にサボテン専用の土を入れ、発芽したサボテンを優しく掘り起こして移しましょう。サボテンの根は細長い1本なので、途中で切らないよう気をつけてください。

植え替え後のサボテンは空気の流れが良い場所に置きましょう。少しずつ本来のサボテンの環境に近づけるように育てていきます。

サボテンの種は自分で採取できる?

サボテンの種は自分で採取できる?

サボテンの種を自分で採取したいなら、交配に挑戦してみましょう。

用意するのは花の咲いたサボテン2つです。注意したいのは両方とも親株であることです。子株を切り取って増やしたサボテンでは交配ができません。

開花直後のサボテンの花は花粉が出ていないので半日以上待ちます。花粉が取れるようになったらおしべの花粉をめしべにつけましょう。

受粉が上手くいくと、花の付け根に実がつきます。実は2ヶ月ほど経つと完熟し、中の種を取り出せるようになります。

種を取り出したら柔らかな布にくるんで優しく洗い、日陰で乾燥させましょう。

こうして採取できたサボテンの種を再びまけば、サボテンが増えていきます。

サボテンは種でも育てられる!サボテン栽培に挑戦しよう

サボテンは種でも育てられる!サボテン栽培に挑戦しよう

株で買って育てることの多いサボテンですが、実は種からも育てることができます。

サボテンが好きでいろいろな種類を育てているという人はこの機会に種からサボテンを育ててみませんか?

種から育てたサボテンは、他のサボテンに負けない愛着のある1株になるに違いありません。




ピックアップ記事

あわせて読みたい
【2024年】おしゃれサーキュレーターおすすめ9選!人気のデザインや機能は? 「暑い空気が室内の上の方に溜まっていて、モワッとしている…」「足元だけが異様に寒い…」そんな悩みを解決してくれるのがサーキュレーターです。気流を生み出してくれ...
あわせて読みたい
【2024年】ポータブルクーラーおすすめ10選!工事不要で持ち運び可能なアイテム f夏になる度にエアコンを取り付けようか悩んでいる人はいませんか?「冬はこたつがあるから使わないけど、夏だけエアコンを使いたい」という人や「冷房専用のエアコンも...
あわせて読みたい
【保存版】観葉植物の正しい水やり方法が知りたい!タイミングや水の量・頻度は? 水やりは、観葉植物を育てるうえで欠かせません。多くの人がどのタイミングで水やりをして良いのかわからずに、悩んだことがあるのではないでしょうか。この記事では、...
あわせて読みたい
観葉植物育成ライトおすすめ10選!日当たりの悪い室内でも元気に育てる方法をチェック 日当たりが悪い室内でも観葉植物を育てたい方には、植物を育成するためのライトがあると便利です。植物の成長を助けるライトがあれば、日当たりが悪い室内でも気にせず...
あわせて読みたい
空気清浄機のレンタルサービスおすすめ11選!失敗しない選び方ポイントも【個人・法人】 「空気清浄機を探しているけれど、想像していたよりも高い…」そんなときにぴったりなのが、“空気清浄機レンタルサービス”です。レンタルなら、憧れの最新空気清浄機も手...

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

biotonique 編集部です。観葉植物で多くの方の暮らしが豊かになれるような情報を提供していけたらと思います。

目次