ミリオンバンブーの増やし方は、「挿し木」と「水挿し」2つのやり方が一般的です。どちらのやり方も簡単ですので、挑戦しやすいです。今回は、挿し木や水挿しに使うべき枝の選び方や、増やし方の方法の詳細などをご紹介していきます。
挿し木で増やす
挿し木での増やし方は、非常に簡単で初心者でも安心です。端的に言うと、「枝の一部を切り離し、土に挿す」のみですぐに行えます。では、やり方を詳しく説明していきます。
枝分かれした部分を切り離す
ミリオンバンブーは、一ヶ所から、複数本の枝が伸びます。枝分かれしている箇所や、伸びすぎて見栄えが悪くなってしまった枝を切り離します。
生命力が強いため、多少多く切ってしまったとしてもOK。すぐに新しい芽が生えてきます。
カットする場所は節の上部が良いといわれますが、正確な位置はないため、あまり気にしすぎる必要はありません。
剪定時に切った枝が、次の新しいミリオンバンブーの源になるので、無駄に捨てないようにしましょう。
赤玉土に挿す
挿し木用に切り離した枝は、赤玉土に挿します。赤玉土は、肥料として使われる土とは違い「無機質な土」のため、菌や害虫が発生しにくいという特徴を持ちます。
また、水はけがよいため、挿し木に適した土であるといわれています。100円ショップや、ホームセンターで販売しているもので大丈夫です。
土が乾かないように水やりをする
土が乾かないように、水はたっぷりと行います。特に発根するまでは、水を切らさぬようにしましょう。
ミリオンバンブーは、熱帯地域の原産のため、寒さに弱いです。室内で10℃以上の環境に整え、直射日光は避けるようにして育てます。
挿し木に適した季節は春
挿し木に適した時期は、春から夏にかけてです。具体的には3月~8月までの間に挿し木を行うのがベストです。
ミリオンバンブーが育ちにくい冬の時期を避ければ、問題ないでしょう。
水挿しで増やす
続いて水挿しを使って、ミリオンバンブーを増やす方法についてご紹介します。水挿しは、土の中で育てる挿し木と違って、根の状態が分かりやすいです。
発根したのか、根は日々成長しているのかなどがよく把握できるので、おすすめの増やし方です。
枝を切り離し水に入れる
挿し木と同じ要領で育てます。水挿し用にミリオンバンブーの一部を切り取ります。最後に切り取った枝を土にいれるのか、水に入れるのかだけの違いです。
枝を入れる容器は、使っていないカップまたは、小さめの花瓶を使ってください。
水に発根剤を入れる
水に挿してからは、水に薄めて発根剤を使ってみるのがおすすめです。発根剤は発根促進剤と言われることからも分かるように、根が出てくるのを助けくれる作用があります。
ただし、観葉植物やミリオンバンブーを育てるのが初めての方、色々なことをやるのが大変だと感じる方は、水でも十分に育つので水で育ててみてください。
水を3~4日に一度入れ替える
3~4日に1度水を入れ替えましょう。花瓶に入った水を捨てて新しい水を入れるだけで、少なくとも水が原因で枯れてしまう、成長が止まってしまうということは防げます。
もし、ミリオンバンブーが枯れてしまったら、枯れてしまった箇所は取り除いてください。そのままにしておくと、元気な枝までもが枯れてしまうことがあります。
水差しに適した季節は春
挿し木と同様に、水差しの場合も春です。ただし、先述のように冬さえ避ければ良いので、暖かい季節を狙って、水差しでミリオンバンブーを増やしてみましょう。
挿し木や水挿しでミリオンバンブーを増やしてみよう
ミリオンバンブーは観葉植物を育てはじめて間もない方でも、簡単に扱えます。挿し木や水差しでミリオンバンブーを増やしてみてください。