小型で場所を取らず、いろいろな種類のある観葉植物、ペペロミア。「家で育てているうちに葉が落ちてしまった…」という経験はありませんか?今回は、ペペロミアの葉がなぜ落ちるのか?その原因と葉が落ちる前の対策を紹介します。
初心者も育てやすい!ペペロミアってこんな観葉植物
ペペロミア(Peperomia)は、熱帯や亜熱帯地方で自生している植物です。
その種類は1,000を超えるといわれています。葉の色や葉の形、斑の色など、ペペロミアにはさまざまな種類があり、選ぶのも楽しい観葉植物です。
小型サイズのものが多く成長も緩やかなので家に置いてもインテリアの邪魔をしにくいのもポイント。管理をしやすく初心者向けの観葉植物です。
ペペロミアの詳しい育て方についてはこちらの記事もご覧ください。
ペペロミアは葉がごっそり落ちる?その原因3つ
家でペペロミアを育てているときにありがちな悩みが、葉が落ちてしまうということ。
ペペロミアの葉が落ちてしまうのにはいくつかの原因が重なったときに起きます。その原因を見ていきましょう。
ペペロミアの葉が落ちる原因①:水やりの量が適量ではない
ペペロミアの葉を見てみると、ぽってりとして厚みがあるのが分かるはずです。これは多肉質と言って、葉の中に水分が蓄えられているのです。
また、ペペロミアは乾燥にも強い植物のため、水やりの量が多すぎると葉が落ちやすくなり、さらには根が腐ってしまう原因にもなります。
ペペロミアの葉が落ちる原因②:置き場所が良くない
ペペロミアの置き場所が悪いと葉が落ちてしまう原因につながります。ペペロミアは風の通りにくい場所に置くと葉が落ちてしまいます。
ペペロミアは乾燥には強いですが蒸れや湿気には弱いため、空気の流れた悪い場所に置くと育ちにくくなってしまいます。
ペペロミアの葉が落ちる原因③:温度管理ができていない
ペペロミアは亜熱帯で自生しているため、暑い場所には強い反面寒い場所には弱い植物です。
特に冬場は置き場所に注意が必要。気温が1桁になるとペペロミアの株全体が弱り葉が落ちやすくなります。
ペペロミアの葉が落ちる前に対策すべきこと3つ
ペペロミアの葉が落ちないよう、対策をしっかりと行いましょう。おすすめの対策法を紹介します。
直射日光を避けた風通しの良い場所に置く
ペペロミアを置く場所は、日が直接当たらない場所にしましょう。直射日光や葉焼けの原因になります。
ただし、日光が全然当たらない場所に置くと今度は葉のツヤがなくなります。日光の強さや当たる場所は季節によって変わるため、ペペロミアの置き場所も季節に応じて変えてあげると良いでしょう。
寒すぎる場所に置かない
元々暑い場所で生き生きと育つペペロミア。寒すぎる場所に置くと元気を失ってしまい葉が落ちる原因になります。
葉が落ちることなく冬越えさせるなら、最低でも10℃ある場所にペペロミアを置いておきましょう。ペペロミアを窓の近くに置いている場合は、冬の夜は窓際から離れた場所に置くのがおすすめです。
水やりの頻度を減らす
ペペロミアへの過度な水やりは葉が落ちるだけでなく根が腐る原因にもなります。
ペペロミアは乾燥に強い植物なので、土が乾いたら水をやってみてください。水やりの頻度を少なくすることで葉が落ちる対策になります。
葉が落ちて元気のないペペロミアは植え替えもおすすめ
「ペペロミアの葉が落ちてきてしまった…!」という場合は植え替えをすることで復活する可能性もあります。
ペペロミアの生長期といわれる初夏~夏頃に植え替えをすれば、植え替えによるダメージも最小限に抑えられます。
今ペペロミアを植えている鉢より一回り大きめの鉢に、新しい土を入れて植え替えましょう。
ペペロミアの葉が落ちる原因を知って適切に対処しよう
ペペロミアの葉が落ちるのには原因があります。ペペロミアを長く育てるにはその原因を知っておくことが大切です。
原因を知ったら葉が落ちる前に対策をして、家で長くペペロミアを楽しみましょう。