『長谷園』の“かまどさん”は、かまどで炊いたような美味しいご飯が炊けると話題です。自宅で手軽にかまどご飯を楽しめたら、嬉しいですよね。この記事では、“かまどさん”の特徴や、基本的なご飯の炊き方、美味しく炊きあがるヒミツをご紹介します。
長谷園のかまどさんとは?
ホカホカの美味しいご飯は好きですか?かまどで炊いたような、美味しいご飯が自宅でも楽しめたら嬉しいですよね。
“かまどさん”は、誰にでも簡単に、ツヤツヤの美味しいご飯が炊けると話題です。
では、“かまどさん”とはどういったものなのでしょうか。
伊賀焼の窯元・長谷園(ながたにえん)が作った炊飯土鍋
“かまどさん”は、古くから続く伊賀焼の窯元である『長谷園(ながたにえん)』で作られた、炊飯土鍋です。
伊賀焼に使われる粗土は、遠赤外線効果が高く、じっくりと熱を伝えます。また、蓄熱力が高いのでなかなか冷めません。
そのような粗土の性質を活かして作られたのが、炊飯土鍋の“かまどさん”です。
かまどさんの特徴
ここからは、“かまどさん”の特徴を4つに分けてご紹介します。
簡単にご飯が炊ける炊飯土鍋
土鍋で炊飯すると聞くと、難しそうなイメージがありませんか?
“はじめちょろちょろ、中ぱっぱ……”という、かまどでご飯を炊くときの歌を聞いたことがある方も多くいるでしょう。
これは、火加減の調節をしながら上手にご飯を炊き上げる、手順とコツを歌ったものです。かまどで炊飯をするときは、拭きこぼれてしまわないように、火加減を気にすることが大切です。
しかし、“かまどさん”は火加減の調節は必要ありません。中強火で炊いたら、あとは火を止めて待つだけです。
詳しいご飯の炊き方は後ほどご紹介しますが、火加減を気にすることなく、簡単に美味しいご飯が炊くことができますよ。
使いやすく可愛らしいルックス
ころんとした形に、釉薬が塗られたツートーンカラーの“かまどさん”は、どこか可愛らしく、温かい雰囲気があります。
おしゃれな土鍋がキッチンに置いてあるだけで嬉しくなりますよね。毎日の炊飯が楽しくなるでしょう。
また、使いやすさも特徴のひとつです。
分厚いみみは、手に馴染んで持ちやすい形をしています。上蓋には、しゃもじを挟んでおける切込みが付いているので便利です。
“かまどさん”は、細かいところにまで使いやすさを考えて作られているのがわかります。
玄米や無洗米も炊ける万能さ
“かまどさん”は、白米だけでなく玄米や無洗米の炊飯も可能です。他にも、たけのこご飯や鯛めし、栗ご飯など、レシピは豊富にあります。
じっくりと温まり蓄熱力も高いので、煮物も作れますよ。
“かまどさん”は、炊飯できるだけではなく、万能な土鍋なのです。
1合炊きから5合炊きまで選べるサイズ
“かまどさん”には、1合炊き・2合炊き・3合炊き・5合炊きがあります。一人暮らしの方からファミリーまで、選べる豊富なサイズ感が嬉しいですね。
このような“かまどさん”の4つの特徴が、人気の高い理由と言えそうです。
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“かまどさん”のセット内容!レシピも付いてくる?
“かまどさん”は、以下のようなセット内容になっています。
- 〈“かまどさん”のセット内容〉
- 本体(土鍋)
- 中蓋
- 上蓋
- 宮島杓子(しゃもじ)
- 陶製の敷板
- 取扱説明書(レシピ付き)
まず、ころんとした土鍋の本体と、蓋が中蓋と上蓋の2枚あります。この二重蓋が、吹きこぼれを防ぐヒミツです。
シンプルな敷板は陶製で、“かまどさん”を置くとしっくり馴染みます。
木目が美しいしゃもじは、伝統的な宮島杓子(みやじましゃくし)です。ご飯に香りが移らず、しゃもじにご飯粒が付着しにくいという特徴があります。
取扱説明書は、“かまどさん”を長く使うための取り扱い方が、詳しく丁寧に記載されています。白米・玄米・無洗米の炊き方をはじめ、たけのこご飯や炊き込みご飯など9種類のレシピも記載されていますよ。
PDFでも閲覧できますので、ぜひチェックしてみてください。
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こんなに簡単!かまどさんの使い方
どれほど簡単にご飯が炊けるのか、気になりますよね。
ここからは、“かまどさん”の詳しい使い方をご紹介します。
まずはお粥を炊いて“目止め”をしよう
“かまどさん”は、多気孔な伊賀の粗土でできています。そのためそのまま使用すると、水漏れやヒビ割れの原因になってしまうのです。
そこでご飯を炊く前に、まずはお粥を炊きましょう。これは目止め(めどめ)と呼ばれ、お粥のデンプン質で土鍋の気孔を埋めるために行います。そうすることで、水漏れやひび割れを防ぐことができるのです。
詳しい材料の分量や炊き方は付属の取扱説明書に記載されていますが、簡単に手順をご紹介します。
- “かまどさん”を水洗いし、完全に乾くまで自然乾燥させます。
- “かまどさん”に8分目ほどの水、水量の1/5以上のご飯を入れます。
- ご飯と水をざっくりと混ぜ、上蓋をします。
- 弱火にかけ、沸騰したら蓋を少しずらしましょう。
- お粥が炊けたら、火を止めます。
- そのまま一時間以上経ったらお粥を取り除き、“かまどさん”を水洗いします。
これで目止めは完了です。もちろん、できあがったお粥は美味しく食べられますよ。
目止めが終わったらすぐにご飯を炊きたくなってしまいますが、“かまどさん”の底がしっかりと乾くまで待ちましょう。
ご飯を炊く手順(白米二合の場合)
目止めをして土鍋の底がしっかりと乾いたら、いよいよご飯が炊けます。美味しい土鍋ご飯の炊き方をご紹介しましょう。
- 〈準備するもの〉
- “かまどさん”一式
- 水400ml
- お米2合
- キッチンタイマー
- ミトンや布巾
1.お米を研ぎ、水に浸す
お米を研いで5分ほど置き、水をしっかりと切りましょう。こうすることで、余分な水分が残らず、正しい水量で炊飯できます。
水を切り終わったら、水400mlとお米を“かまどさん”に入れ、20分浸水させてください。
2.上蓋と中蓋をセットする
上蓋と中蓋を、穴の位置が直角になるようにセットします。お米に程よく圧力がかかり、美味しく炊くためのポイントです。
3.中強火で10~12分炊く
ガスの中強火で10~12分炊きましょう。中強火の目安は、鍋底の釉薬がかかっていない部分の、約半分の高さに炎が達するくらいです。
また1分前後長く炊き上げると、香ばしいおこげが楽しめますよ。
4.火を止め、20分蒸らす
上ふたの穴から蒸気が勢いよく噴き出し始めたら、沸騰している合図です。そのまま待ち、約1〜2分後に火を止めましょう。
蓋を取らずに20分間蒸らせば、ツヤツヤのふっくら美味しいご飯のできあがりです
保温は土鍋ecoカバーを使う
保温力の高い“かまどさん”ですが、長めに保温しておきたいときは、別売りの土鍋ecoカバーを使いましょう。ecoカバーを使うことでさらに保温力が高まります。
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鯛めしや炊き込みご飯も炊ける
前述のように、“かまどさん”で作れるレシピは豊富にあります。
『長谷園』の公式サイトで、Webレシピをチェックしてみましょう。随時更新されていますので、こまめにチェックすると料理のバリエーションが広がりますよ。
かまどさんで炊くご飯が美味しいわけ
なぜ、“かまどさん”で炊いたご飯は美味しいのでしょうか。その美味しさのヒミツをご紹介します。
遠赤外線効果の高い特殊な釉薬
“かまどさん”には、水の浸透を防ぐために、遠赤外線効果の高い特殊な釉薬(ゆうやく)が塗られています。釉薬とは、陶磁器の表面に塗る薬品のことです。
この特別な釉薬を使用していることで、お米の芯までじっくりと熱が通り、ふっくらとしたご飯を炊くことができるのです。
穏やかに温める肉厚な成型
底面の白色の部分は釉薬が塗られておらず、肉厚成型になっています。この肉厚な底面が熱をしっかりと蓄え、穏やかに伝える役目を果たしています。保温性が高いのも、このおかげです。
二重になった蓋
上蓋と中蓋の二重構造は、圧力釜の機能を果たしています。そのため、お米に程よい圧力がかかり、ふっくらと美味しく炊き上がるのです。
また、吹きこぼれも防いでくれています。
伊賀の粗土
“かまどさん”は伊賀焼で作られています。伊賀ならではの多孔質な粗土でできた土鍋は、木のおひつのように呼吸します。そのため、ご飯がべたつきません。
また蓄熱力も高いので、火から下ろしたあともとろ火で煮込むような温度を保てます。
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かまどさんで毎日美味しいご飯を楽しもう
“かまどさん”は、伊賀焼で作られた炊飯土鍋です。かまどで炊いたような、ツヤツヤの美味しいご飯が簡単に炊けます。
白いご飯以外にも、炊き込みご飯やたこめし、煮物など、レシピのバリエーションも豊富で、どれも簡単に作れますよ。
“かまどさん”で炊いた美味しいご飯を、毎日楽しんでみませんか?