観葉植物は、リラックスできる部屋作りに欠かせないアイテムです。しかし、観葉植物を置くスペースがなかったり、なるべく空間を広く使ったりしたいと思う人もいるかと思います。そこで今回は、観葉植物をおしゃれに吊るす方法や、おすすめの観葉植物もあわせてご紹介します。
観葉植物をおしゃれに吊るす方法
まずは、観葉植物を上手に吊るす方法をお伝えします。ちょっとした工夫で、部屋の雰囲気がガラッとおしゃれに変わりますよ。
部屋の雰囲気に合わせる
せっかく観葉植物を飾るなら、部屋のインテリアや雰囲気に合わせたいですよね。ミスマッチを起こさないために、まずは部屋のどこに飾るか決めてください。
観葉植物にはそれぞれ合うテイストがあるため、植物と部屋の雰囲気を合わせることを意識すると、おしゃれな空間作りができます。
植木鉢や吊り下げる紐にもこだわる
木目調の多いナチュラルなインテリアなら、植木鉢もテラコッタや籐などナチュラル素材のもの、モダンテイストならモノトーンの陶器鉢など、植木鉢も置く場所のテイストに合わせることが大切です。
吊り下げに使用する紐にもこだわると、よりおしゃれな雰囲気を演出できます。
賃貸でもできる!観葉植物の吊り下げ方法
一口に観葉植物を吊り下げて飾ると言っても、さまざまなハンギング方法があります。
吊り下げ方によって印象も変わりますし、工夫して飾る楽しさも感じられるので、ぜひ紹介する方法を参考に、試行錯誤しながら観葉植物を飾ってみてくださいね。
天井から吊り下げる
観葉植物を吊り下げる方法で、最もポピュラーなのが「天井にフックを取り付けて、植物を吊り下げる」方法です。
天井から吊り下げるときは、鉢やプランターに麻紐など丈夫な紐をしっかりくくりつけておくのがポイントです。吊るすときに使用する鉢やプランターは、安全面を考えて軽量のものをおすすめします。
賃貸などで天井に穴を開けられない場合は、釘の跡が目立たず簡単に取り付けられる商品も販売しているので、活用してみてください。
壁面に飾る
流木やフレームに植物を埋め込むことで、壁面に観葉植物を飾ることも可能です。
フレームを使用した方法はインテリア性が高く、好きな植物を組み合わせて埋め込んでいけば、立体的で豪華な雰囲気を作り出せます。
少し手間はかかりますが、作る楽しさがあるので物作りが好きな方は、ぜひ自分好みのフレームを作ってみてください。
作るのが面倒な場合は、完成したものも販売しているので、好みのものがあれば購入して飾ってみても良いでしょう。
カーテンレールや突っ張り棒に吊り下げる
賃貸で壁や天井に穴が空けられない場合は、カーテンレールにS字フックをかけて吊り下げる方法もおすすめです。
窓際に飾れるため、明るい場所が好きな観葉植物を飾るのに適しています。
カーテンレースにかける以外にも、突っ張り棒を使い、S字フックをかけて吊り下げて飾ることも可能です。
テグスやワイヤーで吊るす
土がなくても育てられるエアプランツの場合、テグスや細いワイヤーを巻きつけて吊るすこともできます。
また、エアプランツは、フィンランド生まれの幾何学型が珍しい「コルミオ」というテグスと真鍮からできたアイテムを使ったり、中身が見えるガラスベースを使ったりして飾ってもおしゃれです。
プラントハンガー飾る
編んだ麻ひもなどで植物をぶら下げたり、吊るしたりするときに使うプラントハンガーも、室内で観葉植物を楽しむ方法として人気があります。
自然素材でできた紐を使ったプラントハンガーは、特にナチュラルや北欧風のインテリアにぴったりです。
プラントハンガーは、100円ショップの材料でも簡単に作れますので、後ほどご紹介しますね。
スカイプランターで吊るす
観葉植物を上下逆さまに吊るす「スカイプランター」をご存知ですか?
ガーデンカフェなどで話題になっているアイディアで、イギリスで活躍するニュージーランド人のデザイナー、パトリック・モリスさんが考案したものです。
植物を逆さに吊るすので「中身が落ちてくるのでは?」と心配になるかと思いますが、専用鉢を使えば、中身が落ちることはありません。
たくさん吊るすと、アート作品のようなセンス感じる空間を演出できます。
一見手入れが大変そうに見えますが、スカイプランターの専用鉢は、貯水ポットから水が浸透する仕組みになっているので、水やりの頻度は月に2、3回と手間をぐっと減らせるのも魅力です。
アンティーク調のチェーン&フックで吊るす
雑貨屋さんで見かけることも増えたハンギングバスケットを使ったり、アンティーク調のチェーンとフックで植物を吊り下げたりするのもおすすめです。
シャビーシックや男前なインテリアなど、おしゃれな雰囲気作りに役立ちます。
プラントハンガーのDIYもおすすめ
プラントハンガーは、市販のものを使うのも良いですが、手作りも可能です。
100円ショップの商品などで、簡単にできますのでぜひチャレンジしてみてください。
100均ロープを使って手軽に
まずは、100円ショップで購入できるロープを使ったプラントハンガーの作り方をご紹介します。
【用意するもの】
- 好みの太さのロープ(5本用意)
- 空き瓶
- ハサミ
- 好みの長さに紐を5本にカットしたら、真ん中でひとつに結ぶ
- 空き瓶を包み込むような形で編み込むために、真ん中に置く
- 空き瓶の大きさに合わせて、2本ずつとなり同士のロープを好みの大きさで結んでいく
上記のように紐を結んでいくと、浮き玉の保護網のような感じに仕上がります。
また、ハンギングの部分にさまざまなマクラメ編みをすると、(紐を結ぶことによって色々な模様を入れる方法)見た目がぐんとおしゃれになります。
マクラメ編みで個性的に
「マクラメ編み」とは、手で紐を結んだり編んだりすることで、いろいろな模様を生み出す技法を指します。
マクラメ編みには、さまざまな手法がありますが、今回はひとつの結び方だけで簡単にできる方法をご紹介します。
【用意するもの】
- 同じ長さの紐8本(麻紐がおすすめ)
- 紐を固定するテープ
- まず、全ての紐の端をひと結びする
- 結び目をプランターの穴の裏側から入れる
- 2本ずつの紐を4つに分けて、プランターの裏側に固定
- 2本ずつに分けた紐の束ごとにひと結びする
- 2本ずつ分けた束の1本と、となりの束の1本をひと結び
- ⑤を何度か繰り返す
- 紐の上部で全ての紐をひと結びしたら完成
今回は、初心者でも簡単にできるマクラメ編みをご紹介しました。
マクラメ編みには、平結び、ねじり結び、斜め巻き結びなどさまざまな手法があります。
編み方次第でガラッと印象が変わりますので、気になるものがあればチャレンジしてみてください。
空き缶やスチール缶を再利用する
空き缶やスチールを使って、プラントハンガーを作ることもできます。
そのままの状態で使っても良いですし、好みの色やデザインをペイントしてみるのも楽しいですね。ロープで作ったプラントハンガーとあわせて使用すると、吊り下げて飾れます。
種類で選ぶ!通販で購入可能なおすすめの観葉植物10選
最後に吊るして飾るのに適している、おすすめの観葉植物を10種類ご紹介します。
アイビー
アイビーは吊るして飾るのなら、必ずチェックしておきたい鉄板の観葉植物です。手のひらのような可愛らしい葉っぱが特徴で、ナチュラルなインテリアにマッチします。
丈夫で管理しやすいので、初めて育てる観葉植物としても最適です。多少日当たりが悪くても元気に育ってくれますよ。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
ワイヤープランツ
ワイヤープランツは、小さな緑色の葉が愛らしい観葉植物で、名前の通り細いワイヤーの様な茎が特徴的です。
耐陰性があるため、少し暗い部屋であっても問題なく育てられます。とはいえ、適度に日を当てた方が元気に育ちますので、なるべく室内の明るい場所を選んで飾りましょう。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
グリーンネックレス
グリーンネックレスは、その名の通り、緑色の玉状の葉が連なる姿がかわいらしい多肉植物です。
多肉植物の中でも、グリーンネックレスは葉が下に垂れて育つので、吊り下げるのに適しています。
どんな植木鉢とも合わせやすいので、部屋のインテリアに応じてさまざまな飾り方を楽しめるのも魅力です。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
ポトス
ポトスは、丈夫で育てやすい人気の観葉植物です。耐陰性もあるので、多少暗い部屋でも育てられます。
葉っぱの色や斑の入り方も種類豊富で、黄色や白の斑の入るものを選ぶと、部屋の雰囲気がぱっと明るくなります。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
シュガーバイン
シュガーバイン は、5枚の葉が手を広げたように見える葉が連なって垂れ下がるつる性の植物です。
白を基調としたインテリアや白い鉢との相性が良く、ナチュラルテイストのインテリアで良く使われています。
繊細な見た目でありながら、生命力が強いので初心者でも簡単に育てられます。
明るい環境を好むので、直射日光を避けた明るい場所に飾りましょう。直射日光に当たってしまうと、葉焼けしてしまう可能性があるので注意が必要です。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
エアプランツ
エアプランツは、土を使わずに育てられる観葉植物です。場所を選ばず飾れるため、インテリアアイテムとして人気です。
エアプランツには、アエラントス、イオナンタ、カプトメドゥーサエなど、さまざまな種類があるので、インテリアや部屋の雰囲気に合わせて選んでみてください。
エアプランツは土を必要としませんが、植物なのでゆっくり成長し、中には花を咲かせるものもあります。
水やりは週に2回程度霧吹きでスプレーして、たっぷり水を与えてあげましょう。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
リプサリス
リサプリスは、細い茎をさまざまな方向に伸ばしながら成長するユニークな姿が特徴的で、吊るして楽しむ観葉植物として人気があります。
直射日光が当たるところに置くと株が弱ってしまうので、明るすぎる環境は避けましょう。
ただし、まったく日が当たらない場所だと株が弱ってしまいますので、カーテンのレース越しに日が当たるところに飾るのがベストです。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
コウモリラン(ビカクシダ)
ビカクシダという名前でも親しまれているコウモリランは、葉が不思議な形をしていることから、インテリアのワンポイントとして近年注目を集めています。
耐陰性があるので、室内の好きな場所で飾れるのも魅力のひとつです。コウモリランは、元々樹木に着生して育つ植物なので、水苔などのコンポストを使用し板付にするのがベストです。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
ウスネオイデス
ウスネオイデスは、エアプランツの1種で、銀色がかった緑色の細い葉をたくさんつけるのが特徴で、もしゃもしゃの姿でエアプランツの中でも人気があります。
吊るすだけで空間が明るくなり、ナチュラルでおしゃれな雰囲気を演出できます。暗い場所があまり得意ではないので、直射日光を避けた明るい場所で管理しましょう。
ウスネオイデスは、湿度が好きな植物なので水やりはこまめに行ってください。ジョウロで水やりをするか、霧吹きで全体が濡れるくらいたっぷりと水やりをします。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
ハートカズラ
ハートカズラは、その名の通りハート型の葉を持つ観葉植物で、「恋愛運を高めてくれる」など、風水的な観点からも人気があります。
直射日光にも耐える暑さに強い植物なので、窓辺に飾っても葉焼けの心配がありません。また、耐陰性もあるので暗い部屋でも育てられます。
ハートカズラは、多肉性の観葉植物なので、ジメジメした環境は苦手です。風通しには気をつけて、水は土が十分に乾燥し数日経ってから与えてください。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
観葉植物を吊り下げておしゃれ空間を演出しよう
観葉植物を吊るして飾ると、場所を取らずにインテリアグリーンを楽しめます。吊り下げの方法は、天井から吊るしたり壁面に飾ったりするなどさまざまです。
選ぶ観葉植物や、鉢、プランター、紐によっても雰囲気が変わるため、インテリアや好みに応じて、組み合わせを考えてみてくださいね。
吊り下げに使うプラントハンガーは、手作りもできますので、ぜひ工夫しながらインテリアグリーンを楽しみましょう。