「大切に育てているベンジャミンに、実のようなものがついた!」そのような方に向けて、この記事ではベンジャミンの実の正体や対処法をご紹介します。実を食べても良いのか、実から新しく苗を育てられるのかなど、よくあるQ&Aも一緒にチェックしていきましょう。
結論:ベンジャミンにつく実の正体は「花」!
ヤシの木に似た南国風の葉が人気のベンジャミン(フィカス・ベンジャミン)は、まれに緑の粒のような、実のようなものをつけることがあります。
一見すると実に見える、この粒の正体はじつは花です。
ベンジャミンはこの粒の内側に、外側からは見えない形でたくさんの花を咲かせています。イチジク(無花果)などと同じ「隠頭花序(いんとうかじょ)」と呼ばれる性質です。
ベンジャミンの実(本当は花)は珍しく、なかなか狙ってつけさせることはできません。もし、自分のベンジャミンに実がついたのであれば非常に幸運です。
対処はせず大切に見守ろう
ベンジャミンの実は悪いものではなく、対処をする必要もありません。むしろ希少なものですから、ぜひ大切に見守ってあげましょう。
ちなみに、実が自然に落ちた後に拾い半分に割ってみると、内側に花がたくさん咲いている様子が確認できます。興味のある方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
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ベンジャミンの実に関するよくあるQ&A
そのほか、ベンジャミンの実に関するよくあるQ&Aを見ていきましょう。
実がつくと枯れるって本当?
「ベンジャミンの実がつくと枯れる」という噂がありますが、こちらは根拠がありません。
むしろベンジャミンの実は、木が古くなり(よく成長した後に)環境が良いときにつくといわれています。
前述の通り、ベンジャミンの実は珍しいものであるため、ぜひ安心して見守ってあげてください。
実を植える(発芽させる)ことはできる?
残念ながら、ベンジャミンの実を植える(発芽させる)のは難しいのが実情です。実がつくこと自体がレアであるため、育て方が十分に伝わっていません。
ひとつの説として、ベンジャミンの実が黒く熟した後、赤玉土に植えると良いとする意見があります。興味のある方はぜひ試してみてください。
実を食べても良い?
ベンジャミンの実は食べないことをおすすめします。
ベンジャミンは苗を傷つけるとネバネバとした白い樹液を出しますが、この樹液に人の肌が触れるとかぶれる恐れがあります。
実にも同様に、人体に悪影響を与える成分が含まれている可能性があるため、食べない方が安心です。
ベンジャミンの実は大切に見守ろう!
この記事ではベンジャミンの実について、その正体や対処法、よくあるQ&Aをご紹介しました。
ベンジャミンの実の正体は花であり、害はなく対処する必要もありません。
むしろ、狙ってつけさせることが難しい希少なものですから、ぜひ大切に見守ってあげてくださいね。