テーブルヤシの花は非常に珍しく、普通に育てているとなかなか咲かないことで有名です。この記事では、テーブルヤシの花を咲かせるコツや、花言葉・咲く時期・落ちるタイミングなどをまとめて解説します。園芸に自信のある方は、ぜひ挑戦してみてください。
テーブルヤシは黄色の花を咲かせる観葉植物
涼しげな見た目から人気の高いテーブルヤシですが、実は「ヤシ」なのに花が咲くと知っていますか?
テーブルヤシを大切に育てていると、つぼみの付いた「花芽」が生え、やがては黄色く小さな花が稲穂のように連なって咲き誇ります。
花の咲いたテーブルヤシは愛らしく、園芸好きの方なら一見の価値があります。しかし、テーブルヤシの花を咲かせるのは大変で、普通に育てているとなかなか出会えません。
そこでこの記事では、テーブルヤシの花を咲かせるための3つのコツをご紹介します。自分のお気に入りのテーブルヤシが花を咲かせられるよう、ぜひチェックしてみてください。
花言葉は「あなたを見守る」
ちなみに、テーブルヤシの花言葉は「あなたを見守る」という素敵な内容です。これは、テーブルの上などのちょっとしたスペースから、日々の生活を見守ってくれる姿が由来だといわれています。
花言葉のとおり、置いているだけで安心感を与えてくれるような観葉植物なので、長く一緒に暮らしてくれる観葉植物を探している方にもテーブルヤシはおすすめです。テーブルヤシの育て方全般は、以下の記事でも解説しております。
テーブルヤシの花を咲かせる3つのコツ
それでは、テーブルヤシの花を咲かせる3つのコツをご紹介します。
ただし上述の通り、テーブルヤシの花は非常に珍しいものです。園芸上級者の方でも、必ず咲かせられるわけではありません。
「必ず成功させる!」ではなく「上手に咲いたら良いな!」と気軽に挑戦してみてくださいね。
前提:花が咲く時期は「2~5月」の春
なお前提として、テーブルヤシの花が咲くのは「2~5月」ごろの春です。秋に花芽が現れ始め、徐々に大きく成長していき、暖かい春を迎えると開花します。
秋頃に花芽がきちんと生えてくれば、春に綺麗な花を咲かせてくれる可能性は十分です。シーズンが近づいたら、自分のテーブルヤシの様子を確認してみましょう。
5年以上など長期間育て続ける
花を咲かせるための1つ目のコツは、5年以上など長期間にわたって育て続けることです。開花に大量のエネルギーが必要なためか、テーブルヤシの花は長年大切に育てた苗からしか咲かないといわれています。
自分の苗を気長に育てるか、あるいは園芸ショップや通販で年数の進んだテーブルヤシを追加購入しましょう。
「花を咲かせてみたいのですが…」と問い合わせてみるのもおすすめです。
複数の苗を同時に育てる
2つ目のコツは、複数の苗を同時に育てることです。テーブルヤシには雌雄があり、両方揃っていないと受粉できず咲かないといわれています。
残念ながら、テーブルヤシの雌雄は花が咲くまでわかりません。できるだけたくさんの苗を同時に育てておけると、花が咲く確率も上がり◎です。
適切な生育環境を整える
3つ目のコツは、適切な生育環境を整えることです。
植物が開花するには花を咲かせるための大量のエネルギーが必要となります。生育環境を間違えた不健康な状態では、なかなか花も咲きません。
日当たりや気温を意識して置き場所を決め、適切な水やりの頻度を守るようにしましょう。具体的な環境の整え方や育て方は、以下の記事をご確認ください。
テーブルヤシの花は1週間ほどで落ちる
実は、テーブルヤシの花が珍しいといわれているのにはもうひとつ理由があります。それは「咲いている期間が短く、1週間ほどで落ちてしまうから」です。
開花後1週間ほど経つと、テーブルヤシの花は自然にポロポロと落ちていきます。咲かせるのが大変なだけに残念ですが、たくさん写真に収めるなどして、しっかりと記録に残しておきましょう。
珍しいテーブルヤシの花を上手に咲かせて鑑賞しよう!
“5年以上などの長期間”にわたって、“複数の苗”を、“適切な生育環境”で育てるのがテーブルヤシの花を咲かせるコツです。特にたくさんの苗を同時に育てていると、花芽の生える可能性も高まります。
珍しいテーブルヤシの花を楽しみたい方は、ぜひ上記のコツを意識しながら大切に育ててみてくださいね。