サンスベリアは、魅力的な形や模様をしていることから、観葉植物として人気の植物です。また、他の植物と比べて、育てるのが難しくなく、初心者でも簡単に扱えるのも支持される理由のひとつです。今回は、サンスベリアの水やりの仕方について、ご紹介します。
サンスベリアの基本的な育て方については、こちらの記事をご覧ください。
サンスベリアとは
サンスベリアはアフリカ、南アフリカなどの熱帯地域が原産地の植物です。特徴的な葉の模様や形状をしており、カフェやオフィスなどで一度は見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
サンスベリアは、耐暑性と耐寒性ともに優れています。そのため、観葉植物を育てるのが初めての人でも育てやすく、手間がかかりません。とても人気のある植物の一つです。
季節ごとの水やりの方法
サンスベリアを上手に育てるためには、季節ごとに水を与える頻度を変えていくことが重要になります。
特に夏と冬では、気温や湿度、そして吸水率が異なるため水やりのタイミングが大きく異なります。
適切なタイミング
土が完全に乾いている状態で、水やりを行うのが適切です。もともと乾燥地に生息している植物であるため、常に乾燥気味の状態で育てていくのがコツです。
まだ土に湿りを感じる状況で、水をあげてしまうと、根腐れしてしまう可能性もあるので、注意が必要になります。
春から秋の生育期は水を多めに
春から秋にかけてはサンスベリアの成長期にあたります。
特に5月から9月までの春から夏の時期は、鉢底から水が流れるくらいの量の水をあげるようにしましょう。
この期間は、おおよそ4-5日ほどで、土が完全に乾きます。乾いている状態を確認してから、再び水やりをします。
秋に入ると、気温が下がることに伴い、吸水率も下がります。そのため1週間から10日に1回の頻度を目安に水やりをしましょう。
冬は水やりを控える
気温が下がる冬はサンスベリアにとって休眠期間です。
この期間は、活動を休止させ、体を休めるための季節でもあるため、水をあげる必要はありません。特に、10℃を下回っているときは不要です。
ただし室内で育てていて、冬でも常に15℃程度の室温が保たれている環境であり、土が完全に乾いているときに限っては、水やりをしても生長の妨げになりませんので水をあげましょう。
冬は水やりをすることが減り、サンスベリアのお手入れに関心がいきにくくなる時期ではありますが、全くお手入れをしなくて良いというわけではありません。
清潔な状況を保つために、葉水はかけるようにしてください。
暖かくなり始めたら水やりを再開する
気温が上がらない冬の時期を超えて、外気温が10℃を継続して、超えるようになってきたら、再び水やりを始めましょう。
具体的には4月あたりを目途に再開してください。他の季節と同様に土が乾いていることを確認してから水をあげます。
正しい水やりをして素敵なサンスベリアを育てよう
サンスベリアの水やりは、成長期の春から秋にかけては、水が鉢底から流れ出すくらいしっかりと与えましょう。逆に、10℃以下の環境ならば水やりは行ってはいけません。
季節にあった適切な水やりを行って、素敵なサンスベリアを育てましょう。