ガジュマル(観葉植物)を盆栽仕立てで楽しみたい!初心者でも挑戦しやすい方法を伝授

盆栽

手軽に自宅で楽しめる趣味として人気の観葉植物は、最近では盆栽のように仕立てて「こだわりの一品」を目指す方も増えてきました。今回は盆栽仕立てに向いている観葉植物の選び方や、そもそも盆栽と観葉植物の違い、初心者におすすめのガジュマルを盆栽仕立てにする方法などを一挙にご紹介します。

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「盆栽」と「観葉植物」って何が違うの?

「盆栽」と「観葉植物」って何が違うの?

同じ植物を愛でる趣味である「盆栽」と「観葉植物」は、何が違うのか知っていますか?

両者の違いとして挙げられるのは、「器(鉢・盆)」と「植物の楽しみ方」です。まずは盆栽と観葉植物の違いをしっかり理解して、盆栽仕立ての観葉植物をより楽しめるようにしましょう。

器(鉢・盆)の違い

もっともわかりやすい違いが、「器に対する考え方」です。

観葉植物は、植物に合った大きさの鉢に植えて育てます。水をやり、植物が立派に育つにつれて、植木鉢も大きなものへ替えていきます。「植物に合わせて器を整える」、これが観葉植物の考え方です。

対して盆栽は、常に小型の盆で植物を育てます。植物の成長に合わせて大きな盆へ切り替えるよりも、育ってきたら剪定して、盆に応じた植物のサイズを保ちます。「器に合わせて植物を整える」のが盆栽です。

一見すると同じように見える観葉植物と盆栽ですが、実はこのように対照的な考え方をしているのです。

観葉植物は「あるがままの姿」を楽しむ

器に対する考え方の違いは、植物の楽しみ方にもそのまま影響しています。

観葉植物は、葉・幹・花など植物自身が持つ美しさを「あるがままの姿」で楽しみます。植物に対してあまり手を加えず、剪定を行う場合にも植物の健康な生育を目的として、古くなった葉っぱなどを取り除いていくのが主流です。

盆栽は「大自然の美しさ」を楽しむ

一方の盆栽は、盆を通して「大自然の美しさ」を楽しみます。葉や幹のような直接的な美しさにこだわるのではなく、まるで大自然の一部を切り取ったかのように、「盆の上で自然を表現する」ことを目指す考え方です。

剪定も積極的で、根は大地に根付く力強さを感じるか、枝は天に向かい雄々しく伸びているのかなど、自分が表現したい「自然」をイメージして大胆に手を加えていきます。

この整えていく過程こそが盆栽の醍醐味であり、もっとも個々人の技量が出る部分といっても過言ではないでしょう。

植物本来の美しさをあるがままに楽しむ観葉植物と、小さな盆を通して大自然を感じる盆栽、どちらも違った楽しみがあるものです。盆栽仕立てで観葉植物を楽しむときは、「盆栽特有の考え方」も意識してみてくださいね。

盆栽仕立てに向いている観葉植物とは?

次に、盆栽仕立てに向いている観葉植物の選び方を見ていきましょう。

重要なのは「育てやすさ」と「見た目」です。

育てやすい植物

特に初心者が育てる場合に大切なのが「育てやすさ」です。観葉植物は種類によって、非常にデリケートな植物からほとんど病気にならない植物まで存在します。

通常とは異なる「盆栽仕立て」で、なおかつ育てるのが難しい植物をとなると、相応に難易度が上がります。まずはシェフレラやガジュマルのような、頑丈な植物からはじめると良いでしょう。

また、生育スピードの早い植物を選ぶと頻繁に剪定が行えます。「盆栽を育てている」雰囲気を楽しみやすくおすすめです。こちらもシェフレラやガジュマルが代表例として挙げられます。

見た目に特徴のある植物

せっかく観葉植物を盆栽仕立てにするのですから、観葉植物の「あるがままの美しさ」と盆栽の「大自然の美しさ」どちらも楽しめると素敵です。

そのためには、幹に特徴があるなど初心者が楽しみやすい植物を選びましょう。特徴的な見た目をした観葉植物であれば、自然と愛着も湧きやすいですよ。

ちなみに、植物本来の特徴を活かすのも盆栽の鉄則です。桜の木なら「桜っぽさ」を、梅なら「梅っぽさ」を感じる盆栽ほど優れているとみなされます。

観葉植物であれば、ガジュマルなどは特徴的な幹をしていて「ガジュマルっぽさ」を残しやすいですから、盆栽仕立てへピッタリですね。

お手軽で人気!ガジュマル盆栽の作り方

それでは実際に、盆栽仕立ての観葉植物の作り方をご紹介します。今回ご紹介するのは、お手軽かつ人気の高い「ガジュマル盆栽」です。

イメージよりもとても簡単に作れますから、ぜひ挑戦してみてくださいね。

必要なもの

ガジュマル盆栽に必要なのは、以下のアイテムです。

  • ガジュマル
  • 土(赤土・ケト土・化粧砂利)
  • ヘラ(スプーンなどでもOK)
  • 剪定用のハサミ

たくさんあるように見えますが、すべてホームセンターや園芸ショップで簡単に手に入ります。初心者にはわかりにくいであろう土も、「赤土」「ケト土」などと書いている品を購入するだけで大丈夫ですよ。

上記のなかで大切なのは、やはりガジュマル本体と器になる盆です。盆栽の仕上がりを左右する重要ポイントですから、「これだ!」と思えるものを探しましょう。

盆にガジュマルや土を投入するだけでOK

作り方は簡単で、用意した鉢にガジュマルと赤土を入れ、ヘラでケト土を軽く塗った苔をまぶしていきます。土と苔は少し湿らせておくと、上手にくっつきやすいです。

あとは化粧砂利を好みで加えて、盆全体の印象を整えてあげるだけで完成です。盆栽は絶対的な正解がある趣味ではないですから、自分が気に入る盆を作れたなら、それで完璧ですよ。

成長に合わせた剪定で盆栽感を

あとはガジュマルの成長に合わせて剪定を行い、盆栽感を味わいましょう。

健康のための剪定ではないですから、好きな形で手を加えてOKです。センスを存分に発揮して、盆の上に大自然を表現してくださいね。

ガジュマル
園芸用ハサミ

観葉植物でお手軽に盆栽気分を味わおう

本格的な盆栽に手を出すのは少し勇気も要りますが、盆栽仕立ての観葉植物であれば手軽に楽しめます。

変わった形で観葉植物を育ててみたい方、盆栽気分を味わってみたい方は、本記事を参考にぜひ挑戦してみてくださいね。

白鉢 ガジュマル
ガジュマル

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HitoHana出典:HitoHana

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