クロトンという観葉植物をご存知ですか?クロトンは葉の形や色が変化に富んでおり、インテリアとして取り入れると彩り鮮やかなトロピカルカラーが南国の雰囲気を演出してくれることから、とても人気の植物です。今回はクロトンの育て方について詳しく解説します。
クロトンは葉の形や色が変化に富んでいる観賞価値の高い観葉植物
クロトンは、マレー半島〜太平洋諸島が原産の常緑低木です。別名で「変葉木」とも呼ばれるなど、葉の形や色が変化に富んでいるため、観賞価値が高い観葉植物として知られています。
小さな花を咲かせることがありますが、花にはあまり観賞価値は無く、葉の美しさで空間を華やかに演出してくれます。
育てやすい丈夫な観葉植物ですが、上手に育てるにはいくつかのコツがあります。
クロトンの育て方!必要な生育環境と枯らさないコツ
暖かい季節は屋外の日当たりの良い場所で
春から秋にかけては、屋外の日当たりの良い場所で育てることがおすすめです。日照が多いほど、色鮮やかに大きく成長します。
室内で育てる場合には、エアコンなどの風が直接当たらず、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。
冬は、室内で育て、ガラス越しに日が当たる場所を選んで置いてください。
寒さに弱い
クロトンは、南国の植物のため、寒さには非常に弱い観葉植物です。そのため、気温は10度以上を保てる場所で育てるようにしましょう。
水はけが良いので保水性に富んだ土を使う
クロトンに使用する土は、手軽に手に入る市販で購入できる観葉植物用の培養土で問題ありません。水はけ、水持ちともに良い土を使いましょう。
こだわりを持って土を選びたい方には、腐葉土もおすすめです。ただし、室内では少し匂いが気になるかと思いますので、赤玉土6:ピートモス3:川砂1の割合で混ぜた配合土もおすすめです。
水やりは鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと
クロトンの水やりは、季節ごとに変わります。暖かいうちはたくさん与え、寒い季節はそれほど与える必要はありません。
春から秋にかけての暖かい時期は、生育期ですので、土が乾いたら水やりを行います。夏は特に頻繁に水やりをしましょう。
逆に冬の休眠期の時期は、与えすぎないように注意しましょう。土の表面が乾いたと感じたら、数日後に水を与えるくらいで構いません。
基本的に肥料はなくて良い
肥料は基本的になくても大丈夫です。もし与える場合には、化学肥料の場合には、生育期である5月〜10月くらいを目処に2ヶ月に1度、液体肥料の場合には、半月に1回ほどの頻度で充分です。休眠期には肥料はなくても構いません。
クロトンを育てるときの注意点
観葉植物を育てるときには、病害虫や起こりうる病気、発生しやすい環境を知っておくことが大事です。ここでは、注意する害虫と病気、その対処法などをご紹介します。
年間通して病害虫に注意
クロトンを育てるときに注意したい害虫は「ハダニ」と「カイガラムシ」です。ハダニは葉に、カイガラムシは葉と茎に付きます。
「ハダニ」は、年中発生する可能性がありますが、特に乾燥すると発生しやすいため、定期的に霧吹きなどで葉水を行うようにしてください。駆除は専用の薬剤を使用します。
「カイガラムシ」も、1年を通して発生しやすく、植物の養分を吸い取ってしまいます。そのままにしておくと植物が弱ってしまうため、見つけた場合には、すぐに駆除剤で処分をしましょう。
幼虫のうちは、薬剤で駆除できますが、成虫になると歯ブラシやヘラを使ってこそげ落とす必要があります。通気性が悪い場所では特に発生しやすいので、注意しましょう。
多湿期の病気に注意
かかりやすい病気は特にありませんが、多湿になるとかかりやすいものに、「褐斑(かっぱん)細菌病」があります。この病気はカビが原因で葉に斑点ができる病気です。
病気にかかると、葉が破れたり、変色して、せっかくのクロトンの美しさが損なわれます。発生したら、葉の発症部分を切り取って、株を消毒しましょう。
クロトンの植え替え方法
クロトンは2年に1回植え替える
クロトンの植え替え時期は、5月〜8月が最適です。鉢の中が根でいっぱいになってきたら、一回り大きい鉢に植え替えを行ってください。
- 株より1回り大きい鉢を用意し、底にゴロ石を入れ、少し土を被せます。
- クロトンを鉢から丁寧に取り出し、根に付いた土を4分の1ほど軽く落とします。
- クロトンを新しい鉢の真ん中に置き、土を鉢の上段から3、4センチ下の所まで入れます。
- 最後に、たっぷり水をあげましょう。
「挿し木」で増やせる
クロトンの増やし方ですが、「挿し木」が一般的です。時期は、5月〜7月が適しています。
- クロトンの枝の先端を10センチほど切り取り、下半分に付いている葉を切り落とします。
- 茎から出てくる白い樹液を洗い流し、切り口を20分程度水に浸けておきます。
- 湿らした赤玉土など、挿し木用の土を入れた鉢に枝を差します。
- 根が出るまで1ヶ月程度かかりますので、土が乾かないように、風の当たらない日陰で管理します。
根が出たら、大きさにあった鉢に植え替えてください。
クロトンの豆知識
クロトンの花言葉は?
クロトンは、トロピカルな色合いが魅力で、「妖艶」「艶っぽい」という花言葉を持ちます。この花言葉は、班の入ったクロトンの葉の美しい姿に由来するといわれています。
クロトンの風水の意味
クロトンの葉が上を向いていることから、「陽の気」を発し、人を活発にするといわれています。成長や発展のシンボルとしても知られており、開業祝いなどの贈り物としても人気です。
家の中の置き場所でおすすめなのは、玄関やリビングです。玄関は気を迎え入れる場所ですので、玄関にクロトンを置くと風水的に開運行動になります。
クロトンの中でもオススメなのが、「キラセン」という品種です。こちらは黄金色の斑点が入っていることから、金運が上昇する観葉植物といわれています。
また、リビングは電化製品などの風水では邪気を発しているものを抑える効果があるといわれていますので、クロトンを置くことで、邪気を抑える効果が期待できます。
クロトンの種類や品種
クロトンは葉の形状がさまざまで、その形状からカテゴリーを分けることができます。今回は200種類を超える種類の中から、分類別に代表的な品種をピックアップしてご紹介します。
広葉系:アケボノ
アケボノは広葉系の品種で、ピンクや黄色の斑が入り、日に当たると紫色に変化します。日本で生み出された品種で、広葉系の中では代表的なものです。
螺旋系:キラセン
キラセンは別名「キンセンコウ」と呼ばれる品種ですが、葉が細く、螺旋状になっているのが特徴です。色鮮やかというよりは、緑の葉をベースに黄色が斑に入っています。
葉が厚めのものが多いクロトンの中では、細めでくるくるとした薄い葉の印象で、花が咲いているような華やかな印象があります。
鉾葉系:エクセレント
エクセレントは、赤、オレンジ、黄色、緑とさまざまな色が入るとてもカラフルなクロトンです。葉脈がくっきりとしており、葉の形も先端が尖っている槍の先の鉾(ほこ)のような形をしていて、見た目もとても楽しめるデザインをしています。
細葉系:オウゴンリュウセイ
オウゴンリュウセイは別名「ゴールドスター」と呼ばれる品種です。細くしっかり伸びた緑色の葉に黄色の斑模様が星のような形で入っていることから、この名前を付けられています。
葉っぱの色や大きさなど多種多様なクロトン!お気に入りのものを見つけよう
クロトンはとても種類が豊富で、赤や黄色、黄緑、オレンジ、紫などのトロピカルカラーが見る人に元気を与え、部屋のインテリアとしても好まれる観葉植物です。
育て方も簡単なので、部屋の雰囲気に合ったものを見つけたら、ぜひお部屋に取り入れてみてくださいね。