アガベの徒長|葉や枝が必要以上に伸びる原因は?改善策を知ってキレイな形に育てよう

アガベの徒長|葉や枝が必要以上に伸びる原因は?改善策を知ってキレイな形に育てよう

アガベを育てていると、葉や枝が必要以上に間延びしてしまうことがあります。このような状態を、徒長(とちょう)と言いますが、徒長してしまうと病気に弱くなったり、害虫が付きやすくなるなど株が弱ってしまうので注意が必要です。この記事では、アガベが徒長する原因と、改善策、アガベの植え替え方法について解説します。

目次

アガベの徒長|考えられる4つの原因

アガベの徒長|考えられる4つの原因

アガベが徒長してしまう原因は、主に4つです。

  • 日当たりが悪い
  • 風通しが悪い
  • 水の与えすぎ・湿気が多い
  • 肥料を与えすぎている

まずは原因を知った上で、適切に対処していきましょう。

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日当たりが悪い

アガベが徒長する大きな原因は、日照不足です。

アガベは、メキシコを中心にアメリカ西部と中南米の熱帯域に自生しており、アガベは日当たりの良い岩場や大地に生息しています。

このような環境で育ったアガベを、日当たりの悪い環境で育ててしまうと、元気がなくなり株が弱り徒長しやすくなってしまいます。

風通しが悪い

風通しの悪さも、アガベが徒長する原因のひとつとして挙げられます。

植物が上手く呼吸や光合成を行うには、風通しの良さも重要なポイントです。じめじめした環境で管理していると、葉や茎がひょろひょろと徒長しやすくなるので、注意しておきましょう。

水の与えすぎ・湿気が多い

アガベは、乾燥した地域に生息しているため、あまり水を必要としません。

水をあげすぎると、徒長だけでなく根腐れの原因にもなってしまいますので、水やりは控えめに行うようにしましょう。

肥料を与えすぎている

肥料には、植物の成長に必要な栄養がたっぷり配合されています。

肥料を上手に活用すると、植物の成長を促すことができますが、栄養を与えすぎてしまうと、株が弱り徒長してしまうので要注意です。

アガベには、サボテン用の肥料を用い、適量を守って与えるようにしましょう。

徒長したアガベの改善策

徒長したアガベの改善策

次に、徒長したアガベの改善策を3つご紹介します。具体的な解決策は、以下の通りです。

  • 日当たりと風通しの良い場所に移動する
  • 水やりの仕方を見直す
  • 水はけの良い用土に植え替える

アガベが徒長してしまったら、上記の改善策を試してみてください。

日当たりと風通しの良い場所に移動する

アガベが徒長したら、まずは日当たりと風通しの良い場所に移動してあげましょう。

アガベが徒長する大きな原因は、日照不足ですから、風通しの良い場所でしっかり日光に当ててあげるだけでも、アガベは元気を取り戻します。

もし、室内でアガベを育てており、日光があまり当たらない場合は、植物育成LEDライトを使用して光を補うことも可能です。

最近は安価で優れたLEDも多く登場していますので、あまり日に当ててあげられない場合は、LEDを活用してみてください。

水やりの仕方を見直す

アガベは、品種ごとに適した栽培環境が異なりますが、基本的に断水気味に育てるのがベターです。

しかし、完全に水を断ってしまうと根にダメージを与えてしまい、生育に悪影響が出ることがあるので、成長がストップする冬場であっても状態を見ながら、時折水やりは必要になります。

水やりのペースは、2週間から4週間に1回程度です。生育期である春から秋にかけては、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。

冬は休眠中なので、水やりは控えめにし、土が十分に乾いてから水やりをしましょう。

水はけの良い土に植え替える

アガベは水はけの良い環境を好み、ジメジメした環境を嫌います。

現在使用している土の水はけが悪い場合は、市販のサボテン用や多肉植物用など、水はけの良い土に植え替えましょう。

アガベの植え替え方法

アガベの植え替え方法

アガベの植え替えにベストな時期は、4~5月頃です。ずっと同じ鉢で育て続けていると、鉢全体に根が回り、根腐れの原因になってしまいます。

アガベは、2年に1回を目安に、新しい鉢に植え替えましょう。

【用意するもの】

  • ひと回り大きい鉢
  • サボテン用または多肉植物用の土
  • 鉢底ネットと底石
  • 軍手、移植ゴテ、ハサミ、割り箸など

  1. ひと回り大きい鉢を用意し、鉢底の穴をネットでふさぎます。底が見えなくなるくらいまで底石を敷き詰めたら、底石が隠れるまで土を入れていきます。
  2. アガベを優しく揺すりながら、鉢から引き抜きます。購入したばかりの苗や、病気や病害虫の疑いがある場合は、アガベの根鉢を崩してください。
  3. 株元に枯れた葉があれば取り除いておきます。子株があれば、切り離して株分けに使うことも可能です。
  4. 黒っぽい古い根があれば、清潔なハサミを使って取り除きましょう。細かい根っこも根詰まりの原因になるので、なるべく取り除いておくことをおすすめします。
  5. 太い根を切った場合は、明るい日陰で1日程度乾かしておきます。細い根を切っただけであれば、乾燥させる必要はありません。
  6. 割り箸を鉢の淵にかけ、その上にアガベを仮置きしてください。こうすることで、根っこを分散させて上手に植えることができます。隙間に土を敷き詰めていき、途中で割り箸を外したら、9分目まで土を入れましょう。
  7. アガベを植えたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。植え替え直後は、明るい日陰で管理し、1~2週間経過したら日当たりの良い場所に移動させましょう。

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植え替えのタイミングで子株を取って株分けしよう

植え替え時に切り取った小株を使って、株分けすることができます。

株分けのベストな時期は、植え替えと同じ4~5月頃です。アガベの株元から生えている子株は、自然に取れる場合もありますが、ハサミを使って切り分ける場合は、消毒した清潔なものを使用しましょう。

切り分けるときは、子株に根っこが付いた状態にするのがポイントです。切り分けた小株は、新しい鉢に植え付けます。

植え付け直後はデリケートなので、水やりはしばらく控えておきましょう。

適切に管理を行いアガベの徒長を防ごう

適切に管理を行いアガベの徒長を防ごう

アガベが徒長する主な原因は、日照不足ですが、風通しの悪さや、水や肥料の与えすぎも徒長の原因となります。

もし、徒長してしまったら、日当たりと風通しの良い場所に移し、適切な管理を行いましょう。こうすることで、アガベの徒長を改善することができます。

ぜひ、生育環境を整え、適切な管理を行ってアガベを元気に育てましょう。

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