アガベの植え替え|時期やタイミングは?失敗しないための手順もチェック

アガベの植え替えはどうする?失敗しないための手順をご紹介

テキーラの原料として知られるアガベは、日ごろの手入れと合わせて、定期的に植え替えが必要な植物です。植え替えをすることで、元気に生育しやすい環境に戻すことができます。この記事では、アガベの植え替えの時期・タイミングや方法、植え替え後の手入れについて解説します。

目次

アガベの特徴

アガベ

アガベは、リュウゼツラン科・アガベ属の観葉植物です。メキシコを中心とするアメリカ大陸全土に分布しています。多肉植物の一種で、地面からバラのような形に広がる葉が特徴的です。

アガベは「テキーラ」の原料でもあり、テキーラは「アガベ・テキラーナ(英名:ブルーアガベ)」と呼ばれる品種のアガベを発酵・蒸留して作られています。

アガベは過酷な環境下に生息しているため、暑さ・寒さどちらに対しても強く、日本国内の多くの地域では、1年を通して屋外で育てることが可能です。

初心者でも育てやすく、湿度や日当たりなど、生育環境さえ整えてあげれば元気に育てることができます。

アガベは植え替えが必要な植物

アガベは植え替えが必要な植物

アガベを同じ鉢で育て続けていると、鉢の中いっぱいに根が広がってしまい、根腐れを起こすリスクが高まります。

しかし、定期的に植え替えをすることで、根が成長するスペースを確保することができ、根腐れやアガベの成長を促すことが可能です。

また、古い土の中に溜まった有害な微生物や老廃物を除去することで、アガベを病気から防ぐこともできます。

失敗しないアガベの植え替え方法

失敗しないアガベの植え替え方法

アガベの植え替え手順は簡単で、以下の流れで行います。

  1. 必要な道具を準備しよう
  2. 一回り大きい鉢を用意し下準備をする
  3. アガベを引き出して根切りをする
  4. 新しい鉢に植え付けをする
  5. 水やりをしたら植え付け完了

アガベの植え替えは、時期さえ意識しておけば、何も心配する必要はありません。

植替えの時期は夏前の4~5月頃がベスト

アガベの植え替えは、少なくとも2年に1度、4~5月ごろに行うのがベストです。できるだけアガベが休眠期に入っていない、比較的暖かい時期に植え替えるようにしましょう。

必要な道具を準備しよう

アガベを植え替えする前に、必要なものを揃えておきましょう。最低限揃えたいのは、以下のアイテムです。

  • 一回り大きい鉢
  • 新しい土(培養土でOK)
  • スコップ
  • 軍手
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • ブルーシートなどの敷物

植え替えに使用する鉢は、これまでより一回り大きいものを選びましょう。根が成長していたり、根詰まりを起こしている場合、同じサイズの鉢に植え替えても状況は変わらないからです。

アガベは乾燥を好む植物なので、水はけと通気性が良い、粒が硬い土を使用します。水持ちが良すぎる土だと、根腐れを起こしてしまう可能性があります。

市販のものを使用する場合は、多肉植物用の土がおすすめです。自分で配合する場合は、粒の硬い赤玉土や軽石、培養土などをブレンドして使用しましょう。

一回り大きい鉢を用意し下準備をする

新しい鉢を用意し、鉢底にネットを敷きます。次に、鉢底石を底が見えなくなるまで敷き詰め、新しい土を底石が隠れるくらいまで入れていきましょう。

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アガベを引き出して根切りをする

軍手を使って、アガベを優しく揺すりながら鉢から引き出します。根本に枯れた葉があれば取り除いておいてください。根っこに付着した土を、1/3ほどになるまでそっと取り除きます。

古い根や黒っぽい根があれば、清潔なハサミを使って取り除いていきます。細い根も根詰まりを起こしやすいので、取り除いておくと良いでしょう。

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数日前から水やりを控えて根を乾燥させる

太い根の切り口が多い場合は、1日ほど水やりを控えて半日陰の環境で根を乾かします。切った根が細いものばかりであれば、根を乾かさなくても問題ありません。

新しい鉢に植え付けをする

新しい鉢の土の上にアガベを置き、隙間に土を入れていきます。鉢の9分目まで土を入れて、アガベがぐらついていなければOKです。

水やりをしたら植え付け完了

最後に、鉢の底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをしたら植え付け完了です。夏場の気温の高い時期や、休眠中に植え付けをした場合は、すぐに水を与えるのではなく、2~3日置いてから与えてください。

植え替え直後は、半日陰の環境で管理し、1~2週間経過してから日当たりの良い場所に移してあげましょう。

増やしたいなら「株分け」を

アガベの数を増やしたい場合は、「株分け」で増やすことができます。株分けは、植物の株から生えてくる子株を切り取って、新しい鉢に植えて育てる方法です。

株分けは、植え替えと同じタイミングで行うのがベスト。アガベを土から取り出したタイミングで、子株を根っこごと切り取って株分けしておきましょう。

新しい鉢に植えたあとは、植え替えと同じように管理すればOKです。

アガベを上手に植え替えして元気に育てよう!

アガベを上手に植え替えして元気に育てよう!

アガベは、丈夫で育てやすい多肉植物ですが、同じ鉢で育てていると鉢いっぱいに根が広がり根腐れをおこしてしまうことも。

元気にアガベを育てるには、定期的に植え替えをすることが大切です。植え替えをすることで、根腐れを防ぐだけでなく、病気のリスクも防げます。植え替えに適した時期は、4~5月ごろ。2年に1度は植え替えを行うのがおすすめです。

必要な道具を揃えて、順序通り進めていけば植替えは決して難しいものではありません。余裕があれば、株分けでアガベを増やすことにもチャレンジしてみてください。




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この記事を書いた人

biotonique 編集部です。観葉植物で多くの方の暮らしが豊かになれるような情報を提供していけたらと思います。

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