観葉植物を元気に育てるために重要なのは、“土”です。土選びを間違えるとうまく育てられないこともあるので、観葉植物を育てることになったらまずは土選びからしっかり行いましょう。今回はおすすめの培養土9選と、自分で土を配合する場合の方法をご紹介します。
観葉植物を育てるときの土選びは重要!
観葉植物を育てるうえで、水やりなどの日常の世話や、葉や茎など株自体のメンテナンスは重要です。
しかし、元気に育てていきたいのなら、まずは土選びに重きを置きましょう。
土によって観葉植物の育ち方が左右される
植物が育つのに必要なものは、水、光、空気、ミネラルの4つです。
水は雨や水やりで、光は日光浴で、光合成をするために空気から二酸化酸素を吸収…と、この3つは日常の世話からもなんとなく理解しやすいでしょう。
では、ミネラルはどこから摂取しているかというと、実はこれが“土”なのです。
植物が育つのに必要なミネラルは、
- チッ素
- リン酸
- カルシウム
- カリウム
- マグネシウム
- 鉄
- 銅
- 硫黄
- 亜鉛
- 塩素
- マンガン
- ホウ素
- ニッケル
- モリブデン
という14種類で、それらはすべて土から吸収しています。
そのため、土は植物にとって非常に重要な役割を担っているのです。また、このミネラルの配合具合によって植物の育ち方が異なります。
植物によって必要な栄養素の量が異なるので、植物に合わせた土選びが必要です。
室内で育てることを考えた土が必要
観葉植物は基本的に、室内で鉢に入れて育てることが多いでしょう。そのため、庭の土とは異なるということを意識する必要があります。
庭の土は範囲が広いので土の量が多く、さらに雨や外気などから多くの影響を受けます。そのため、植物も居心地が良いように水分や栄養を求め、ある程度自由に根を伸ばすことが可能です。
しかし、鉢の中の土は量が決まっているうえに、他からの影響も受けにくいので最初に用意した土がすべてとなります。
さらに、室内は湿度がこもりやすかったり、エアコンのせいで乾燥しやすかったりと、外の環境とは異なります。
自分の家の特徴と、育てる観葉植物の性質を加味して土を選ぶことで、より良い環境作りができるのです。
観葉植物に適した土の選び方
観葉植物を育てる土は、観葉植物に適した土でなければいけません。それが具体的にどんな土なのかをチェックしておきましょう。
保水力と水はけの両方を兼ね備えている
鉢の中という狭い空間で育てる観葉植物にとって、土の保湿力と水はけのバランスは重要です。
どちらかというと、鉢植えの土は湿度がこもりやすい傾向にあるので、通気性の良さと水はけの良さはマストといえるでしょう。
さらに、育てる植物によって湿度を好む種類や嫌う種類があるので、性質を知ってから保水力のバランスを考えてみてください。
栄養バランスに優れている
植物にとって土が重要なのは、ミネラルを摂取するためです。そのため、豊富なミネラルが配合されている土を選ぶのが、元気に育てるポイントになります。
特に、葉を鑑賞する観葉植物は、葉と根を育てるのに重要な栄養素、窒素とカリウムが多めに含まれていることで美しく育ちます。
もし通常の土で足りない場合は、肥料なども使用して適切な量を調整しましょう。
虫がつきにくい
観葉植物を育てるときにネックなのが、“虫”という方も多いのではないでしょうか?
見た目にも不快ですし、植物に悪影響を与えることもあるため、なるべく寄せつけたくないですよね。
虫は湿度の高く、不衛生な土にわきやすくなっています。極力虫を寄せつけたくないなら、あらかじめ虫がつきにくい土を使うのがおすすめです。
水はけの悪い土や、有機肥料が入っている土は虫が好むので、避ける方が良いでしょう。水はけが良く、化学肥料が使用されているものを選んでみてください。
初心者には観葉植物用に配合された培養土がおすすめ
初心者にとっては、観葉植物に良い土の条件をすべて満たした土を、一から用意するのは大変ですよね。
そこでおすすめしたいのが、あらかじめ観葉植物用に作られた培養土です。基本用土、改良用土、肥料が適切な分量で配合されています。
鉢に入れて、苗を植えるだけで使用可能なので、初心者でも使いやすく安心ですよ。
園芸店やホームセンターなどで簡単に購入でき、ネット通販では多くの種類を見比べながら、植物に合わせた培養土を選ぶことができます。
自分で土を厳選する自信がない方は、観葉植物用の培養土を使用してみましょう。
観葉植物用の培養土を購入するときのポイント
実際に観葉植物用の培養土を選ぼうとすると、種類が多いので迷ってしまうでしょう。まずは選ぶ際のポイントをチェックして、失敗しないようにしてください。
品質表示をチェック
培養土を購入するときは、まず品質表示を確認しましょう。
培養土の品質表示には、次の5点の記載が義務付けられています。
- 適用植物名か用途
- 容量
- 上位4品目の配合原料名
- 肥料配合の有無
- 製造会社名、所在地、連絡先
まずはこの5点をしっかりと確認し、不明な点がないかを購入の判断にしましょう。
特に製造会社名、所在地、連絡先は何か問題があったときの責任の所在となるので、正確であるかのチェックも必要です。
肥料の有無
培養土は、あらかじめ肥料が配合されているものといないものがあるので、そこも確認しましょう。
肥料が配合されているものは、自分で配合する必要がなく便利です。
反対に、肥料を必要としない観葉植物や、自分で別途肥料を与えたいという場合は無配合のものを選ぶようにしましょう。
植物に合わせた酸度である
土には酸度があり、酸性~アルカリ性をpHという単位で表します。植物によって好みの酸度は異なりますが、一般的には中性~弱酸性を好む種類が多いのでしょう。
そのため、pH が3.0~8.0の間であれば、大方問題ありません。
その範囲を超える酸度の土で育てると、うまく成長しないなどのトラブルが起きやすく、最悪の場合枯れてしまうこともあるので、しっかり確認してください。
自分で酸度を測れる酸度計も、2,000~3,000円程度で販売されているので、これを機に一緒に購入しても良いですね。
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内容量や重さ
自宅で使用するので、大きさや重さは重要になります。内容量は鉢のサイズに合わせて土の量を選びます。
鉢のサイズと必要な土の量は、次の表を目安にしてみてください。
鉢のサイズ | 必要な土の量(上辺を1cm開けた場合) |
3号(直径9cm) | 0.3L |
4号(直径12cm) | 0.6L |
5号(直径15cm) | 1L |
6号(直径18cm) | 2.2L |
7号(直径21cm) | 3.5L |
8号(直径24cm) | 5.1L |
9号(直径27cm) | 7.3L |
10号(直径30cm) | 8.4L |
12号(直径36cm) | 13~15L |
また、土の種類によって同じ内容量でも重さが変わります。
重すぎるものは持ち運びに大変ですし、軽すぎると観葉植物が根を伸ばしにくいこともあるので、丁度良いものが必要です。
野菜や花用の培養土は避ける
培養土にもいくつかの種類があり、観葉植物用だけではなく野菜用や花用のものもあります。
一見同じに見えますが、野菜が良く育つよう肥料が多くなっていたり、花が美しく咲く栄養素が入っていたりと、観葉植物に合わせた配合になっていません。
そのため、観葉植物には適切なバランスでないことが多く、思ったように成長させられないことがあるでしょう。
また、観葉植物の培養土の様に、水はけや通気性が良くない種類も多く、室内で使用すると虫やカビの原因になることもあります。
野菜や花用の培養土では環境バランスが保ちにくいので、観葉植物用の培養土を選ぶようにしてください。
虫が発生しないように対策する
虫が発生しにくい土を選んでも、完全に寄せつけなくすることは至難の業です。少しでも虫の心配を減らせるよう、対策を講じておきましょう。
おすすめなのが、土の表面をバークチップやウッドチップなどで隠す“マルチング”です。土が顔を出していないので、その分虫を寄せつけにくく、見栄えも良くなります。
培養土を購入する際には、あわせてマルチング材の購入も検討してみましょう。マルチング材は種類が豊富で好みにアレンジできるため、楽しみのひとつにもなりますよ。
【容量別】観葉植物用の培養土おすすめ9選
それでは、観葉植物を育てるのにおすすめの培養土を、9選ご紹介します。今回は鉢のサイズに合わせやすいよう容量別に厳選したので、育てたい環境植物の大きさに合わせてみてください。
お試しOK!3Lまでの少量タイプ3選
まずは6号程度までの鉢までに使える、3L以内の少量タイプ培養土をご紹介します。
少量なのでお試しで使ってみるのも良く、初心者におすすめです。
【プロトリーフ】室内向け観葉・多肉の土 0.6L
『プロトリーフ』の培養土は、室内向けの観葉植物や多肉植物向けに配合されています。粒状になっているので手で触っても汚れにくく、こぼしても掃除が簡単です。
水に濡れると色が変わるようになっているので、土が乾いているかの判断がしやすく、水の上げ忘れを減らせるでしょう。
2種類の元肥入りとなっているので、植物の成長をしっかりサポートできます。
- 【原材料】
鹿沼土、パーライト、赤玉土、即効性化成肥料、緩性化成肥料など
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【ハイポネス】サボテン・多肉・ミニ観葉の土 1L
『ハイポネス』の培養土は、マグァンプKとリキダスという元肥が配合された培養土です。
さまざまな植物に効果的な肥料で、丈夫な根を張らせることができます。また、植物が栄養や水を吸収しやすいようになっているので、すぐに栄養を与えたいときにも最適でしょう。
土の成分が濁りにくく、水やり後に鉢皿に溢れてくる水もきれいで衛生的です。
- 【原材料】
ボラ土、軽石、マグァンプ中粒、リキダス顆粒など
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【花ごころ】ぴんぴん育つ 観葉植物の土 2L
『花ごころ』の培養土は、マグネシウムの力がふんだんに使われています。
観葉植物は葉を楽しむものなので、美しい色やツヤが必要です。そのときに、マグネシウムが効果的に働き、見栄え良く育てます。
また、緩性化成肥料が初めから入っているので、肥料を追加する必要がなく便利ですね。比較的軽い土なので、女性でも扱いやすいでしょう。
- 【原材料】
ココナッツファイバー、木質堆肥、パーライト、バーミキュライト、緩性化成肥料など
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鉢植えにぴったり!4~6L入りタイプ3選
次に、7、8号の鉢に丁度良い、4~6L入りのタイプの培養土をご紹介します。
ある程度存在感のあるサイズなので、部屋のワンポイントとなる観葉植物に最適です。
【応用自然科学】観葉植物を楽しむ栽培土壌 5L
『応用自然科学』の培養土は、水はけに優れた種類です。乾燥を好む植物向きで、根腐れやカビの発生の心配も減らせるでしょう。
あらかじめ配合されている肥料の持ちが良いので、長くゆっくりと植物に栄養を与えることができます。
室内で扱いやすいよう考えられた培養土なので、初心者は特に扱いやすく感じるはずです。
- 【原材料】
赤玉土、鹿沼土、ココナッツファイバー、軽石、肥料など
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【日清】ウルトラバイオシリーズ 観葉植物が好きな土 5L
『日清』の培養土は熟成された樹皮堆肥が配合され、植物の初期の成長を助ける働きがあります。
育てていくなかで、土壌が良い環境を保ちやすいようバイオバクテリアが処方され、保水性にも通気性にも優れています。
また、土がふわふわと柔らかいのも特徴で、水はけも良いですよ。植え付け用の土として最適な培養土です。
- 【原材料】
バーク堆肥、赤玉土中粒、軽石小粒など
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【グリーンプラン】観葉植物の土 5L
『グリーンプラン』の培養土は高品質の原料を使用し、素材選びにこだわりがあります。通気性、排水性、保水性のバランスが良いタイプなので、多くの観葉植物に使いやすいでしょう。
また、ゼオライトという粘土鉱物の一種が配合され、根腐れを防止します。
さらに、脱臭効果や保肥性もあるので、より良い環境で観葉植物を育てられるでしょう。
- 【原材料】
バーク堆肥、ココピート、軽石、赤玉土、ピートモス、バーライト、ゼオライトなど
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植え替え・株分けに!6L以上の大容量タイプ3選
最後は、9号以上の鉢で使用したい、大容量タイプの培養土をご紹介します。
容量が多いほどコスパにも優れるので、多くの観葉植物を育てる場合や、大きな種類を選ぼうと思っているなら、最初に大容量タイプを購入してしまうのがおすすめです。
【アイリスオーヤマ】ゴールデン 粒状培養土 観葉植物用 14L
『アイリスオーヤマ』の培養土は、植えた環境によって生育の偏りが出にくいよう、バランスの取れた配合になっています。
粒状培養土は水はけがよく、余分な水は鉢皿へと出やすいため、根腐れなどの心配も減らせるでしょう。ドラセナやツタ、ベンジャミンなどにおすすめです。
- 【原材料】
粒状培養土、軽石、バーミキュライト、パーライトなど
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【刀川平和農園店】観葉植物用の培養土 10L
『刀川平和農園店』の培養土は、有機質の土で微生物の活動を活発にさせます。そのため、土の状態をバランス良く保て、栄養分もたっぷりと与えられるでしょう。
赤玉土が主体なので、管理さえしっかりしていれば虫の心配はそこまでありません。また、清潔な土なので、室内でも安心して使用可能です。
- 【原材料】
赤玉土、鹿沼土、堆肥、バーミキュライト、ピートモス、軽石、木炭等
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【国華園】プレミアム かる~い培養土 25L
『国華園』の培養土は、たっぷり25Lなので、思う存分観葉植物を育てることができます。通気性、排水性、保水性のバランスに優れ、365日持続する緩性化成肥料が、植物にしっかり栄養を与えます。
また、軽いのも特徴で、植え替えなどで使い終わった土は、可燃ごみとして出すことも可能です。
- 【原材料】
ココピート、ピートモス、腐葉土、バーク堆肥、くん炭、緩性化成肥料など
【上級者向け】植物に合わせた培養土を自作する方法
観葉植物を育てるのに慣れたら、自分で土作りをしてみるのもおすすめです。市販の培養土でも問題なく育てられますが、自分で作ればより植物に合わせた、最適な土を作ることもできます。
植物や土の性質を理解しなければいけないので、上級者向きではありますが、気になる方はチャレンジしてみてください。
こだわりたいなら素材選びから自分で行うのがおすすめ
培養土は数種類の土が、多くの観葉植物に合うようにバランス良く配合されているのが一般的です。
しかし、観葉植物は原産地がさまざまで、その土地の土質に合わせて成長してきました。そのため、観葉植物の種類ごとに最適な土が異なります。
自分で土の種類選びから配合までを行えば、育てたい植物にぴったりな土を作ることができます。より元気に美しく育てたいなら、土作りにこだわってみましょう。
まずは土の種類選び
土作りを自分で行うと決めたら、まずは土の種類を知りましょう。ベースとなる基本用土を用意し、育てたい植物に合わせて改良用土を配合していきます。
基本用土の種類
基本用土は土作りのベースとなり、配合の半分以上の割合を占める土です。
絶対に必要な土なので質にもこだわり、より良い環境作りを心掛けましょう。
- 赤玉土
赤玉土とは、関東ローム層の中層あたりにある赤土を乾燥させた火山灰の一種です。
観葉植物が育ちやすい弱酸性で、保水性、排水性、通気性、保肥性なども兼ね備えているため大変優秀な土といえるでしょう。
また、粒状の土なので、他の土とも混ざりやすく固まってしまうことも防げます。粒の大きさが選べるので、植物の大きさなどに合わせて選びましょう。
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- 鹿沼土
鹿沼土は赤玉土と同じく火山灰の一種で、栃木県の鹿沼地帯で採れることからこの名前がつきました。
スポンジ状の土なので、通気性、排水性、保水性に優れています。
赤玉土と大きく異なるのが酸度で、赤玉土は5.0〜6.0pHなのに対し、鹿沼土は4.0〜5.0pHなので酸性が強くなっています。
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改良用土
基本用土に混ぜて使う土で、何をどれくらい入れるかが特に重要になります。
それぞれ保水性、排水性、通気性、保肥性などの特性が異なり、基本用土を改良していくために使用します。観葉植物の特徴に合わせて、バランスを考えながら配合しましょう。
- 腐葉土
枯れ落ちた葉や枝を、バクテリアなどの土壌生物が何年も時間をかけて土状にしたものが腐葉土です。
市販されているものは人工的に作るため、数ヶ月で作られます。本格的に作りたい方は、庭の枯葉や生ごみなどから腐葉土を作ることもできますよ。
腐葉土は土に微生物を増やすので栄養分を作り、水はけの良さも期待できます。ただ、有機質なので多量に使うと虫を寄せつけるので注意しましょう。
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- バーミキュライト
バーミキュライトは酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化ケイ素を主成分とした鉱物を、薄く加工した土です。
軽さが魅力で、女性でも軽々持ち運べるでしょう。さらに、保水性と排水性のバランスが良く、断熱性と保温性にも優れるので季節の変化に対応できます。
また、中性で無菌のため、虫がわきにくいのも嬉しいですね。その分、肥料としての効果は期待できません。
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- パーライト
パーライトは、ガラス質の火山岩を高温で加熱し、発泡させた粒状の土です。
水分を蒸発させているので多孔質構造になり、排水性や通気性に優れています。そして、軽さも兼ね備えていますよ。
土の団粒化に貢献するので、微生物を増やして土壌を改善する効果も期待できます。
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- ピートモス
ピートモスはズゴケなどの植物が堆積してできた泥炭(ピート)を、乾燥させて砕いた土です。
酸性度が高い土ですが、園芸用のピートモスはバランス良く調整されているので、購入の際に確認するようにしてください。
保水性が高いので、乾燥を好まない植物におすすめです。有機質なので、大量に使用すると虫の原因となるので注意しましょう。
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土の配合割合が重要
土の種類がわかったら、次は配合割合を考えましょう。
赤玉土は6~7割、腐葉土は3~4割程度になるのを基本の割合とし、あとは植物に合わせて配合していきます。
例えば根腐れしやすい種類は、赤玉を多めにして通気性や排水性に優れたパーライトを加え、乾燥に弱い種類には、保水性の高いバーキュライトを加えてみましょう。
また、肥料を与えることで生き生きと育つ種類には、あらかじめ適量の肥料を混ぜておくのもおすすめです。
保水力を高めたいときにおすすめの配合
乾燥に弱い観葉植物には、保水力を高められる配合がおすすめです。アジアンタムやカラテアなどは乾燥に弱く寒さにも弱いため、バーミキュライトの保温性も活躍するでしょう。
- 【おすすめ配合例】
赤玉土5:ピートモス4:バーミキュライト1
水はけに優れた配合
乾燥に強い観葉植物には、優れた排水性のある配合がおすすめです。シェフレラやユッカは乾燥に強く、水分が多過ぎると根腐れを起こすので水はけを重視した土選びをしましょう。
- 【おすすめ配合例】
赤玉土6:腐葉土3:パーライト1
水はけと通気性のバランスが良い配合
乾燥を好む植物には、排水性と通気性を重視した配合をしてみましょう。
サンスベリアやアロエなどは、土がいつまでも水気を帯びていると、カビの発生や根腐れの心配があります。排水性だけでなく、風が通るよう通気性にも注目してみてください。
- 【おすすめ配合例】
赤玉土を5:腐葉土を1:パーライト4
観葉植物は土が重要!妥協をせずにしっかり選ぼう
観葉植物を育てるとなると、日頃のケアに意識が行きがちですが、まずは土選びが重要です。
土選びを間違えると、その後どんなに一生懸命に世話しても、うまく育てられず枯らしてしまうこともあるでしょう。そうならないために、土の重要性を知り、植物に合った土を見つけてください。
初心者には、あらかじめバランス良く配合された、培養土がおすすめです。観葉植物を育てるのに慣れてきたら、土の素材選びから自分でってみましょう。
植物に合わせた配合自分で試行錯誤することで、より植物への愛着が湧きますよ。