アガベを実生で育ててみよう!腰水など気になる疑問もチェック

アガベの実生はどうすれば?腰水など気になる疑問もチェック

苗で市販されていることの多いアガベですが、「実生(みしょう)」と呼ばれる種から育てる方法にも対応しています。実生のアガベは文字通り自分だけの苗ですから、育てていて楽しいですよ。この記事で、初心者でもできるアガベの実生の方法と、成功させるコツを確認しましょう。

アガベは実生(みしょう)で楽しめる観葉植物!

アガベは実生(みしょう)で楽しめる観葉植物!

アガベはぷっくりとした葉やテキーラの原料に使われる物珍しさから人気の多肉植物です。品種も300種類以上と豊富で、他人と被りにくい植物を育てたい方からも愛されています

そんなアガベですが、市販の苗を買う以外にも、「実生(みしょう)」と呼ばれる種から発芽させる方法で育てられると知っていますか? 

実生でアガベを育てるとゼロから大きくなる姿をじっくりと楽しめます。愛着も沸きやすく、日々楽しくお世話できますよ。

この記事で、初心者でもできるアガベの実生の方法をチェックしていきましょう!

初心者でもできる!アガベの実生の始め方

初心者でもできる!アガベの実生の始め方

今回はアガベに限らず実生自体が初めてだという方に向けて、ゼロからの始め方をご紹介します。

注意点として、実生はプロでもすべての種を100%発芽させられる作業ではなく、多くの種を同時に育て始めて成功した苗を大切に育てていくものです。

「どれかひとつ成功すればOK!」くらいの気軽な気持ちで、複数の種を使って挑戦してみてくださいね。

種と必要な道具を手に入れる

最初にアガベの種と実生に必要な道具を準備しましょう。ホームセンターや園芸ショップはもちろん、通販を使う手もあります。

【アガベの実生に必要な道具】

  • アガベの種(複数)
  • 水はけの良い土(特に多肉植物用の土が◎)
  • 植え付け先の鉢(まとめ売りされているプラ鉢でOK)
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 腰水用トレー(後述する腰水に挑戦したい方のみ)

時期は3~6月ごろがベスト

なお、実生には植物ごとに成功しやすい時期があり、アガベの場合は3~6月ごろがベストです。この時期であればアガベの生育が旺盛で、元気に芽を出してくれやすくなります。

アガベの実生に慣れてくれば、まだ寒くない9~10月ごろまでは挑戦できます。しかし、初心者のうちはできるだけ上記のタイミングを守るようにしましょう。

まずは種を一晩水に漬ける

必要な道具が揃い、適切な時期が訪れたなら、いよいよアガベの実生です。

まずは、育てる予定のアガベの種を一晩漬けてください。適当なコップや紙皿などを用意して漬けておくのみでOKです。

一晩じっくりと水を吸わせることで、発芽率のアップを期待できます。些細なひと手間ですが、成功確率を高めるために必ず行ってくださいね。

植え付け先の鉢を準備する

続いて、以下の手順でアガベの植え付け先となる鉢を準備しましょう

【植え付け先の鉢の準備】

  1. 鉢の底に鉢底ネットを敷く
  2. ネットが見えなくなる程度に鉢底石を入れる
  3. 水はけの良い土(多肉植物用の土)を上から1cmほどの高さまで入れる
  4. 熱湯を土にかけて消毒する(鉢や土が新品でない場合のみ)

注意点として、新品の鉢や土以外を使う場合は、熱湯をかけて消毒してください。病原菌が残っていて、アガベに病気がうつってしまう可能性があります。

アガベの種を入れて土を被せればOK!

ここまでくれば、後は一晩水に漬けたアガベの種を植え付けて、土を被せればOKです!

【アガベの種の植え付け手順】

  1. 指で土に5mmほどの深さの穴を開ける
  2. 種をそっと穴に入れる
  3. 優しく周りの土を被せて種を隠す

あまり深く穴を掘ってしまうと、アガベに適度な日光が当たらなくなり、発芽しにくくなってしまいます。掘りすぎないように注意してくださいね。

アガベの実生を成功させるコツって?

アガベの実生を成功させるコツって?

実生のための植え付けは上記の手順で完了です。初心者の方でも難しいことは何もありません。

ただし、アガベの実生を成功させるために、本当に大切なのはこの後です。以下の手順で鉢を適切な環境に置き、お世話してあげましょう。

風通しと日当たりの良い場所に置く

実生用のアガベの鉢は風通しと日当たりが良い場所に置きます。可能であれば屋外に置くのがおすすめです。

アガベは日光が大好きで、陽を当てないと芽が出なかったり、「徒長(植物の一部がヒョロヒョロと異常な伸び方をする現象)」を起こしたりしてしまいます。

たっぷりと日光を浴びせてあげてくださいね。

水やりは毎日行おう

実生に挑戦中のアガベは毎日水やりを行いましょう。土が湿った状態を保つことで、発芽率を上げ、苗の健康な生育も期待できます。

ただし注意点として、成長後の水やりの方法が挙げられます。本来のアガベは乾燥を好む植物なので、たくさん水を与えるのは実生中のみで、大きく成長した後は水やりを控えめにしてあげる必要があります。

大きくなったアガベの育て方は、以下の記事も参考にしてみてください。

アガベ

腰水で管理する手も

「毎日水やりするのは面倒かも…」
「仕事の関係で、アガベに水やりをできない日もありそう」

そんな方は、「腰水(水を張ったトレーに鉢を漬ける園芸手法)」で育てる手もあります。方法は簡単で、腰水用トレーに鉢の一部が浸かる程度の高さにまで水を張り、その中に鉢を置くのみです。

腰水中は常に水分を吸収しているため、水やりの手間がかかりません。アガベの発芽に必要な湿度が下がってしまう可能性も少なく、安心して育てられます。

ただし上述の通り、アガベは本来乾燥を好む植物です。おおよそ実生開始から2ヶ月ごろ、本葉が3枚ほどになったタイミングで腰水を止め、通常の育て方に移行しましょう。

赤くなるのは気にしなくても大丈夫

ちなみに、アガベを育てていると苗が赤く変色することがあります。「何かの病気?」なんてびっくりしてしまいがちですが、これは放っておいても大丈夫です。

アガベが赤くなるのは寒さや日光に反応しているだけで、何かしらの異常などではありません。そのまま楽しく姿を見守りながら育ててくださいね。

実生で自分だけのアガベを育てよう!

実生で自分だけのアガベを育てよう!

ただでさえ品種が豊富で人と被りにくいアガベですが、実生から育てることで、文字通り自分だけのアガベを育てることも可能です。

種まき手順や植え付け後の環境などいくつかのポイントさえ押さえれば、アガベの実生は初心者でも行えます。

複数の種で同時に挑戦することを忘れないようにしつつ、ぜひ試してみてくださいね。

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