立派な根と大きな葉を持つおしゃれな見た目が人気の観葉植物であるクワズイモ。見た目がかわいらしいので、お部屋にあれば癒されますよね。では、どのようにすればクワズイモを太く育てられるのでしょうか。実際の育て方を、注意点を交えてご紹介します。
基本の育て方については、こちらの記事をご覧ください。
クワズイモとは
クワズイモは、成長すると高さ2m程度にまでなる太くて立派な根と大きな葉が特徴的な観葉植物です。初心者でも扱いやすい観葉植物でもあることから人気があります。
クワズイモを太くする方法
クワズイモを太く育てるには、「植え替え」「剪定」「株分け」「肥料を与える」の4つの点に注意する必要があります。それぞれ、成長期にあたる春から秋にかけて行うのが適切です。
植え替え
クワズイモは成長が早い植物なので、2年に1度は植え替えが必要とされています。しかるべきタイミングで植え替えができれば、太く育てることができます。
大きくなっているのに、そのままにしていると、根腐れや根詰まりを起こしますので、気をつけましょう。鉢底から根が出始めたときが、クワズイモにとって鉢が小さくなっているサインで、植え替えのタイミングになります。
新しい鉢は、一回り程度大きなものを用意し、鉢底石を敷いたら土を入れて、クワズイモを植え替えます。
剪定
クワズイモの剪定は、パッと見た時に黄色い葉や、邪魔な見た目の悪い葉、そして枯れてしまっている葉を剪定するだけで大丈夫です。いらない葉をきちんと整えることで、大きく生長していきます。
株分け
2年に1度の植え替えのタイミングで、株分けをするのもクワズイモを太くさせるのに効果的です。親株から子株に切り離したら、子株は10~20日ほど涼しい日陰で育てます。そして、芽が出てきたところで、日が当たる場所で育てるようにします。
肥料を与える
クワズイモの成長期となる4月~8月に肥料を与えると大きく育ちます。肥料は、固形タイプでも、液体タイプでも構いません。
個体の場合は3週間に1度程度のペースで与え、液体の場合は10日に1度の間隔で与えましょう。また液体肥料は3000倍くらいに希釈して使うのが適切です。
注意すべき病気・トラブル
クワズイモは、適切に育てなければ病気にかかってしまったり、害虫被害が出る可能性があります。被害が出やすい状況を把握して、未然に防げるようにしましょう。
根腐れ
根腐れとは、水の与えすぎが原因で土に酸素が十分に入らず、根が酸欠状態になってしまうことを言います。その結果、根が腐り、最悪の場合枯れてしまうこともあります。
クワズイモのが茶色くなってしまったり、水の吸収スピードが遅くなってしまった場合は、根腐れの可能性があります。
そうなった際は、すぐに水やりをやめて、日当たりの良い場所に移動させ、水を蒸発させるようにしましょう。
ハダニ
ハダニは葉の裏に付着し、葉に白い斑点をつけて、植物から栄養を吸い取り、枯らせてしまう害虫です。春から秋にかけての乾燥する時期を好みます。
白い斑点や、葉の裏に害虫を見つけたら、殺虫剤を散布するか霧吹きで葉水するなどの対応をしましょう。
カイガラムシ
ハダニと同様に付着した植物を枯らしてしまう害虫です。カイガラムシの場合は幼虫ならば殺虫剤や、霧吹きによる葉水で対応可能です。
しかし、成虫になってしまうと、殺虫剤での対応が難しく、ピンセットを使って1匹1匹除去していかなければなりません。
成虫になる前に早期に発見をして、被害が広まる前に対応しましょう。
適切な方法でクワズイモを太く大きくしよう
クワズイモは初心者でも育てやすい観葉植物です。春から秋にかけてのクワズイモが最も育つ期間に、適切なお手入れをして、太く育てましましょう。