アブラムシの駆除方法|身近なものでできる簡単対策と市販のおすすめ薬剤9選

アブラムシの駆除方法|身近なものでできる簡単対策と市販のおすすめ薬剤9選

「お気に入りの植物にアブラムシがびっしり付いていた!」「効果のある対策方法を知りたい」そんな方に向けて、この記事では無農薬でできるアブラムシの駆除方法と、即効性◎なおすすめの薬剤をご紹介します。再発を避ける予防法とあわせて、ぜひ参考にしてみてください。

アブラムシの駆除前に知っておきたい基礎知識!

アブラムシの駆除前に知っておきたい基礎知識!

アブラムシは体長が1~3mmほどの小型の害虫です。品種によって特徴は異なるものの、基本的には緑や黄緑色の身体をしており、室内・室外を問わず植物のそばで見かけます。

観葉植物にもよく付着していますが、「小さな虫だし数匹程度だから…」とそのままにする方も多いようです。

しかし、アブラムシは数匹だけ見かけた段階でも、できるだけ速やかに駆除をしなければいけません。

放置すると大量繁殖!植物が病気や栄養失調になる

アブラムシは、一匹一匹は小さな害虫ですが、放置するとあっという間に大量繁殖します。「ある朝、お気に入りの植物の葉を眺めると、びっしりとアブラムシが並んでいた…」なんてこともあるため要注意です。

アブラムシは植物から栄養を吸い取ったり、病気(特にすす病やウイルス病)にかかりやすくさせたりと、さまざまな問題を引き起こします。

見た目が気持ち悪いだけでなく、植物を健康に育て続けるためには必ず駆除しなければいけない害虫です。

アリのようなほかの害虫を引き寄せることも

上記に加えて、アブラムシは甘露という甘い蜜を出すため、アリなどのほかの害虫を誘引する原因にもなります

アブラムシのもとにアリがきて、アリを食べるためにさらに大きな生き物が…とならないよう、今すぐ対策を行いましょう。

この記事では、安全性◎な「無農薬でできるアブラムシの駆除方法」と、即効性◎な「アブラムシの駆除におすすめの薬剤」をご紹介します。

自分の希望に合う項目をぜひチェックしてみてください。

安全性◎!無農薬でできるアブラムシの駆除方法

安全性◎!無農薬でできるアブラムシの駆除方法

まずご紹介するのは、無農薬でできるアブラムシの駆除方法です。無農薬でのアブラムシの駆除は、大きく以下の3種類の方法で行います。

  • 家にあるものでスプレーを手作りする
  • 歯ブラシや割り箸でこすり落とす
  • テープでまとめて取る

それぞれ順番に見ていきましょう。

家にあるものでスプレーを手作りする

アブラムシは家にあるものを使ってスプレーするだけでも退治できます

アブラムシの駆除や予防に効果を発揮する、代表的なアイテムは以下の通りです。

  • 牛乳
  • コーヒー
  • 重曹
  • 片栗粉
  • ハッカ油
  • 木酢液

牛乳スプレー

おそらくもっとも有名であろうアブラムシの駆除方法が、牛乳スプレーです。

余っている牛乳を市販のスプレーボトルに入れ、アブラムシめがけて吹きかけましょう。吹きかけられた牛乳が膜となり、アブラムシを窒息させてくれます。

注意点として、駆除後は水を吹きかけて植物を洗い流してください。牛乳をかけたまま放置すると、異臭がしたりほかの害虫が湧いたりと別のトラブルにつながってしまいます。

コーヒースプレー

コーヒースプレーはアブラムシの駆除よりも予防に効果を発揮する方法です。春先など、大量繁殖の前に吹きかけることで、その年のアブラムシ被害を抑えられます。

ブラックのインスタントコーヒーなど、できるだけ糖分が入っておらずコーヒーの濃度が高いものをスプレーしましょう。濃度が高いほど効果が期待できます。

なお、植物を傷つけないように、常温まで冷めたコーヒーをスプレーしてくださいね。

重曹スプレー

臭い取りや汚れ落としで有名な重曹は、実はアブラムシの駆除にも有効です。

重曹は単体ではなく、植物性油と食器用洗剤を混ぜてスプレーすると効果が高まります。カップ1杯分の水に植物性油と重曹を5gほどずつ混ぜ、仕上げに食器用洗剤を数滴垂らしてください。

片栗粉スプレー

身近なアイテムでは、片栗粉スプレーをかけてアブラムシを窒息させるのもおすすめです。

鍋に水1リットルを入れ、片栗粉15~20g(大さじ1杯と少し)を混ぜ、沸騰させましょう。とろみが付いた後は冷めるのを待ち、スプレーボトルに入れて吹きかければOKです。

片栗粉の場合も牛乳と同様に、アブラムシの駆除後は水を吹きかけて植物を洗ってあげてくださいね。

ハッカ油スプレー

害虫駆除や予防でお馴染みのハッカ油も、アブラムシに効果を発揮します。どちらかといえば駆除より予防がメインです。

ハッカ油は市販の無水エタノールと一緒に使うとアブラムシに効きやすくなります。ハッカ油3滴ほどに対して、無水エタノールを5ml、水を45mlほど加えてスプレーしましょう。

木酢液スプレー

ハッカ油と同じく、どちらかといえばアブラムシの予防に役立つのが木酢液スプレーです。

木酢液とは木材の加工過程で出る蒸気を液体にしたもので、防虫や土壌の改良に役立つ成分が入っています。

使い方は簡単で、ホームセンターや園芸ショップで木酢液を購入し、パッケージ記載の規定量(100~1,000倍など)の水で薄めてスプレーするのみでOKです。

歯ブラシや割り箸でこすり落とす

続いてご紹介するのは、歯ブラシや割り箸で直接アブラムシをこすり落とす方法です。スプレーを作る手間さえも不要で、今すぐにアブラムシを退治できます。

といっても、この方法に特別な手順はありません。古い歯ブラシや割り箸を片手に植物をチェックし、アブラムシを見つけたら一匹ずつ取り除くのみで大丈夫です。

あまり力を入れすぎて、植物を傷つけてしまわないよう注意してくださいね。

テープでまとめて取る

一匹ずつの駆除が大変だという方には、粘着テープでまとめてアブラムシを取ってしまう方法がおすすめです。

自宅にある粘着力の弱いテープを使い、植物にくっついているアブラムシをペタペタと回収してください。

注意点として、粘着力の強いテープでは植物が傷みます。何度か別の場所にくっつけて粘着力を落とすなど、必ず加減してあげましょう。

アブラムシ駆除におすすめの薬剤【即効性◎】

アブラムシ駆除におすすめの薬剤【即効性◎】

続いて、アブラムシの駆除におすすめの手軽かつ即効性◎な薬剤をご紹介します。いずれも園芸初心者の方でも利用しやすい、植物への害が強すぎないアイテムたちです。

「無農薬の方法を試したが、うまく駆除できなかった…」という方も、ぜひ試してみてください。

【住友化学園芸】殺虫剤 オルトランDX粒剤

『住友化学園芸』の“オルトランDX粒剤”は、あらかじめ土に混ぜ込んでおくことでアブラムシを駆除できる、粒タイプの薬剤です。

アセフェートとクロチアニジンが配合されており、時間とともに土から植物に浸透する形で効果を発揮します。

コガネムシの幼虫やカイガラムシなど、アブラムシ以外をまとめて駆除できるのも嬉しいポイントです。

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【エムシー緑化】殺虫剤 スターガード 粒剤

苗の周りに撒くだけで良い、手軽な殺虫材が『エムシー緑化』の“殺虫剤 スターガード 粒剤”です。

ジノテフラン系の殺虫剤で、アブラムシを含む身体の小さな害虫を軒並み駆除できます。

十分な殺虫効果はありつつも毒性は低いため、キャベツやにんじんなど野菜にも使用できます。ベランダで家庭菜園を楽しんでいる方にもぴったりな殺虫剤です。

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【住友化学園芸】殺虫殺菌剤 GFモストップジンRスプレー

観葉植物をアブラムシからしっかりガードしてくれるのが、“GFモストップジンRスプレー”です。

そのまま観葉植物にスプレーするだけで良い手軽なアイテムで、アセタミプリドやフェンプロパトリンといった有効成分がアブラムシを効率的に駆除します。

アブラムシの駆除と同時に、うどんこ病や黒星病の予防もしてくれるのも嬉しいポイントです。園芸初心者の方にとって心強い味方となってくれるでしょう。

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【住友化学園芸】殺虫剤 ベニカベジフルスプレー

野菜や果樹など食べる植物を育てている方におすすめなのが、『住友化学園芸』の“ベニカベジフルスプレー”です。

クロチアニジンを採用した殺虫スプレーで、柑橘類からだいこんまで幅広い植物・野菜に対応します。

不快害虫の一種であるカメムシにも効果があるため、プランターや鉢植えを室内へ小まめに出入りさせる方にもぴったりです。

カメムシを一緒に連れて入ってしまい、嫌な思いをするリスクを最小限にしてくれるでしょう。

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【住友化学園芸】殺虫殺菌剤 ベニカマイルド スプレー

「どうしても農薬や殺虫剤は身体への影響が気になる…」そんな方には、化学殺虫成分不使用の“ベニカマイルド スプレー”が助けとなります

食品成分から作られた穏やかな殺虫剤で、トマトやピーマンなど多くの野菜に使えます。化学系の薬剤特有のツンとした臭いもなく、収穫の前日まで使えるほど優しい仕上がりです。

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【住友化学園芸】殺虫殺菌剤 アーリーセーフ

すべての野菜・ハーブ・花への対応をうたう、驚きの殺虫剤が“アーリーセーフ”です。

天然成分であるヤシ油から作られており、いわゆる「オーガニック栽培」の基準内で使用できる安心安全な一品です。

水で300~600倍に薄めてスプレーするタイプの薬剤なため、これ1本で大量の植物をアブラムシから守れます。たくさんの植物を同時に育てている方にもおすすめです。

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【キング園芸】天然成分殺虫殺菌剤 お酢がきくスプレー

食品のお酢だけを100%使ったユニークなスプレーが、『キング園芸』の“天然成分殺虫殺菌剤 お酢がきくスプレー”です。

特別な化学物質が含まれておらず、どんな植物にも散布できます。ハダニやコナジラミといった小型の害虫を一緒に駆除してくれるのも嬉しいですね。

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【住友化学】ダントツ水溶剤

アブラムシはもちろん、コバエやカイガラムシなどほとんどの害虫もまとめて駆除できるのが“ダントツ水溶剤”です。

「ネオニコチノイド系」と呼ばれる神経系に作用する成分が含まれており、嫌な虫をまとめて駆除できます。

それでいて化学臭が少ないため、室内の観葉植物にも使いやすいのが◎です。詳細はこちらのページもあわせてご確認ください。

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観葉植物に霧吹きで吹きかける

【シンジェンタ】殺虫剤 チェス顆粒水和剤

「強力な薬剤で、アブラムシを徹底的に駆除したい…」そんな願いを叶えてくれるのが、『シンジェンタ』の“殺虫剤 チェス顆粒水和剤”です。いかにも化学的な、無骨なパッケージが頼もしいですね。

ピメトロジン水和剤と呼ばれる成分が含まれており、アブラムシが植物から汁を吸えないようにして餓死させます

公式サイトも含め、容量・用法をしっかりとチェックしてから使用してくださいね。

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アブラムシの発生を予防するためには?

アブラムシの発生を予防するためには?

無事にアブラムシを駆除できても、再発してしまうのでは大変です。最後に、アブラムシの発生を予防する方法もチェックしておきましょう。

自作スプレーや薬剤を定期的に吹きかける

必ず行いたい予防策が、自作のスプレーや薬剤を定期的に拭きかけることです。

上述の通り、アブラムシは放置すると大量繁殖する性質を持ちます。繁殖してから退治するのではなく、定期的に駆除や予防を行い、数匹の段階で倒してしまいましょう。

植木鉢の近くにアルミホイルを置く

植木鉢の土部分を覆うようにして、アルミホイルを置くのも有効な予防策です。

アブラムシは光が反射していると方向感覚がおかしくなり、上手に着陸できなくなります。アブラムシが植物に付く可能性自体を減らせるお手軽な対策です。

黄色い粘着シートをそばに設置する

植物のそばに黄色の粘着シートを設置するのもおすすめです。アブラムシは黄色を好むため、そちらに向かって飛びやすくなり、植物に着陸されるリスクを下げられます。

粘着シートは園芸ショップや通販で市販されているものでOKです。

日当たりと風通しの良い場所に置く

植物の苗を置く場所自体を、日当たりと風通しの良いスペースにすることも重要です。

アブラムシに限らず不快な害虫は、基本的にジメジメとした日当たりの悪い場所を好みます。置き場所を変えるだけで、劇的にアブラムシが減ることもありますよ。

肥料をたくさん与えすぎない

見落としがちなポイントとして、肥料を与えすぎないことも意識しておきましょう。アブラムシは園芸肥料に含まれる窒素が大好物で、土に肥料成分が多いと元気に活動します。

また、肥料のやり過ぎは「肥料焼け」という浸透圧が壊れて植物が枯れるトラブルにもつながります。規定の容量・用法を守るように気を付けましょう。

コンパニオンプランツを活用する

そのほか、アブラムシの嫌う品種を自分の植物と一緒に育てる「コンパニオンプランツ」と呼ばれる園芸手法も予防に効果的です。

たとえば、唐辛子やショウガ、ミントなどは害虫が嫌がる臭いを出すことで知られています。このような品種をお気に入りの植物の周りに配置してみましょう。

アブラムシの駆除方法を知って大切な植物を守ろう!

アブラムシの駆除方法を知って大切な植物を守ろう!

この記事ではアブラムシの駆除方法について、安全性◎な無農薬と、即効性◎な薬剤に分けてご紹介しました。

一匹一匹は小さなアブラムシですが、大量繁殖すると植物を枯らしてしまうことさえあります。数匹見かけた段階での速やかな駆除が必須です。

アルミホイルや黄色の粘着シートなど、おすすめの予防方法とあわせてぜひ対策を進めてくださいね。