ガジュマルは冬越し・越冬できる?失敗する原因と成功させるポイント【観葉植物】

ガジュマルは冬越し・越冬できる?失敗する原因と成功させるポイント

沖縄や屋久島に自生しているガジュマル。観葉植物として広く流通していますが、温かい地域の植物であるため、冬越しできるか不安な方も多いのではないでしょうか。この記事では、ガジュマルの冬越し・越冬に失敗する原因や成功させるポイントを詳しく解説していきます。

目次

ガジュマルの冬越しが失敗する原因

ガジュマルの冬越しが失敗する原因

ガジュマルの冬越し・越冬に失敗する主な原因は、以下の4つです。

  • 気温が5℃以下の場所に置いてしまう
  • 冷たい風や霜に当ててしまった
  • 水の量が適切ではなかった
  • 急な環境の変化に耐えられなかった

ガジュマルを管理している環境が上記に当てはまっていないかを確認しましょう。

気温が5℃以下の場所に置いてしまう

ガジュマルは、温かい環境を好むため、気温が一定以上下がると枯れてしまいます。

基準は5℃で、冬に5℃以下の場所に置いたままにすると、葉が落ち、冬越しに失敗しやすいです

冷たい風や霜に当ててしまった

気温は5℃以上に保っていても、冷たい風や霜に当たる状態も好ましくありません

ガジュマルが感じる温度は低くなり、結果的に春を待たずに枯れてしまいます。

水の量が適切ではなかった

夏は、土が乾いたらたっぷりの水を与えますが、冬は水の量を控える必要があります。成長が緩やかになる冬にたっぷり水やりすると、水分が多すぎて根腐れが起きてしまいます

根腐れは枯れる原因のひとつなので、春になる前に元気をなくしてしまうでしょう。

急な環境の変化に耐えられなかった

急な環境の変化は、ガジュマルにストレスを感じさせます。

例えば、冬になるまでは気温が高く日当たりの良いベランダに飾っていた場合、急に室内に場所を変えると、温度や日当たりなどの条件が大きく変わるでしょう。

環境の変化に耐えられないと、葉が落ちるなど、枯れていく場合があります

ガジュマルの冬越し・越冬を成功させるポイント

ガジュマルの冬越し・越冬を成功させるポイント

ガジュマルは、比較的温かい環境を好むため、冬越しでも温度が重要です。成長が緩やかになる冬場は、水やりの仕方も調整する必要があります。3つのポイントを押さえて、冬越し・越冬を成功させましょう。

温かい室内で管理する

ガジュマルの冬越しで重要なことは、5℃以上の温かい環境で管理することです。

急に室内に入れると、ストレスを感じるおそれがあるので、本格的に移動する前に環境に慣らしましょう

週に1回場所を移動するなど、室内に慣れさせるのがポイントです。

水やりを控えめにする

冬場の水やりは、夏よりも控えめにしましょう。冬は成長が緩やかになる休眠期に入るため、それほど水分や栄養を必要としません。

水が足りないくらいがちょうどよいので、2週間に1回程度の水やりでも足ります

土が乾いていないうちは、水やりは控えましょう。土への水やりは控えめで良いですが、葉水はこまめに行うのがおすすめです。

適度に湿度を保てるので、害虫の予防につながります。

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エアコンの風を避ける

冬にエアコンの暖房を使う方は、ガジュマルに風が当たらないようにしましょう。冷房を使う場合も同様です。

エアコンの風は、葉を乾燥させたり温度を低くさせたりするため、枯れる原因になります。

エアコンの近くは避け、適度な温度や日当たり、風通しを確保できる場所がベストです

ガジュマルを冬も元気に成長させる育て方

ガジュマルを冬も元気に成長させる育て方

何とか冬越し・越冬させるのではなく、冬も元気に育ててあげることが大事です。冬場の育て方のポイントは4つあります。一つずつ実践して、元気なガジュマルを維持しましょう。

  • 日当たりを確保する
  • 肥料は与えなくてOK
  • 害虫やカビに気を付ける
  • 冬の植え替え・剪定は控える

日当たりを確保する

ガジュマルは日光を好むため、冬場はなるべく日当たりの良い場所に置きましょう。日光によって、葉や株が丈夫になり、冬越しした後も元気に育っていきます。

ある程度強い日光にも耐えることができ、気温さえ適温を保つことができれば、窓のそばでも問題ありません。

ただ、直射日光にさらされ続ける場所はNGです。葉焼けしてしまうので、直射日光を避け、よく陽の入る場所で管理しましょう。

肥料は与えなくてOK

休眠期のガジュマルは、水分と同じく、肥料もそれほど必要としません。

根が水分を吸う力が弱まるため、肥料も吸収しにくくなり、与えすぎると吸収しきれなかった肥料で根が腐ってしまいます

冬は、肥料を与えず、適度な水やりや日当たりの確保で十分です。

害虫やカビに気を付ける

ガジュマルが枯れる原因のひとつが害虫です。

カイガラムシやハダニなどの害虫はガジュマルにつくことがあり、放置してしまうと、葉や茎から栄養を吸い取ってしまいます。

どちらも目視できるので、見つけたらすぐに水で洗い落しましょう。ある程度の水流で落ちていくので、こまめな葉水で予防できます。

また、カビにも気を付けましょう。湿気が多すぎるとカビが発生しやすくなるので、水やりや葉水の量・頻度に注意が必要です。

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冬の植え替え・剪定は控える

ガジュマルの手入れのひとつに、植え替えや剪定がありますが、冬に行うのは避けましょう。

冬は成長が止まる時期なので、植え替えや剪定によるダメージを回復する力が弱くなっています。根詰まりや葉の大きさなどが気になる場合は、成長期の5~6月に手入れするのが基本です。

冬になる直前であれば、無理に手入れせずに、冬越しできる環境を整えましょう

ガジュマルを上手に冬越し・越冬させよう

ガジュマルを上手に冬越し・越冬させよう

ガジュマルの冬越し・越冬は、気温と水やりがポイントです。5℃以上の環境で管理し、水やりは夏よりも控えめにします。

急な環境の変化を避けるために、本格的に移動する前に慣らす期間もつくりましょう。葉水で害虫を予防し、植え替えや剪定を避ければ、手入れは完璧です。

ポイントを押さえて管理し、大切なガジュマルを次の年も元気に育てましょう。




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この記事を書いた人

biotonique 編集部です。観葉植物で多くの方の暮らしが豊かになれるような情報を提供していけたらと思います。

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