バジル(ハーブ)の育て方!食用・観賞用に初心者でも簡単に育てられるコツを一挙公開

バジル

お花屋さんやホームセンターを通ると、ハーブが並んでいるのをよく見かけます。今回はそのなかでもとても育てやすい初心者向けハーブ「バジル」を紹介します。一鉢あるだけでお部屋の中に良い香りを漂わせてくれるバジルの育て方、増やし方の基礎知識を一挙に解説していきます。

バジルは生命力の強いハーブ

バジル

シソ科メボウキ属のバジルは、インド、熱帯アジア原産のハーブで、古代ギリシャでは高貴な香りがすることから『王様の薬草』と言われ神に捧げられる植物とされています。

バジルは寒さに弱いことから日本では一年草として扱われますが、もともと多年草で、同じ株から何年も枯れずに続けて花を咲かせる植物です。

一度手に入れると、上手に育てれば無限にバジルの葉っぱを収穫していくことができますよ。

品種は150種近くあり、国内でよく見かける品種は”スイートバジル”です。

イタリアンでよく使われている名脇役のバジルは、トマトやチーズ、ガーリックとの相性が抜群で、見た目や味のアクセントにもなり香りも楽しめます。

サラダはもちろん、品種によってはワインビネガーにぴったりなバジルもあり、さっぱりとした酢漬けは口当たりと香りがとても爽やかです。

最近では安眠効果のあるハーブティーとしても人気が高く、お風呂に浮かべるなどさまざまな楽しみ方ができますよ。

”レモンバジル””シナモンバジル”などの品種もあり、そのまま生で食べても感動するほど美味しいものもあります。

4~5月に種を植えれば、1ヶ月ほどで発芽し6~8月にはバジルを収穫出来ます。

バジルは生命力が強く、超初心者でも育て方が比較的簡単なので、たくさん収穫してフレッシュなバジルの香りを思う存分楽しめるでしょう。

口にする以外にも、濃紫色の強い葉を持つ品種があり、花を咲かせ飾ると景観も非常に良いので観賞用にもぴったりです。

ここからはバジルの育て方について解説していきます。

直射日光に強い

バジルは夏に楽しめるハーブで、直射日光に強く、光合成をすればたくさんの葉をつけてくれます。

表面が乾いたとき、底から水が溢れるほどたっぷり水やりをしてあげるのがコツです。

越冬出来ない植物といわれていますが、冬を迎える前にしっかりと対応をすれば、来シーズンにも立派に育ってくれるでしょう。

虫・病気に強い

家庭菜園初心者におすすめのバジルは、基本的には病気に強いハーブですが、水のやり過ぎによって軟腐病や根腐れを起こす恐れがあります。

土作りをきちんと行い、発生を予防することがポイントです。

虫にも強いとされていますが、万が一虫が発生してしまった場合、テープを丸めてすぐに取ってあげましょう。

または晴れている日の午前中に霧吹きで牛乳を吹きかけ、乾燥させることで葉が縮み虫を窒息死させることも出来ます。

牛乳は葉の艶出しにも効果的ですよ。

目の細かい防虫ネットをかけてあげるのも良いですが、毎日のお手入れがとても大事になってきますね。

肥料が要らない

これといって肥料が要らないバジルは初心者に優しいハーブです。しっかりと日々のお手入れをしていればぐんぐん育ってくれるでしょう。

バジルの花言葉

バジル

バジルは夏頃に真っ白で小さな花を縦に連なって咲かせ始めます。

食卓を美しく彩ってくれるポピュラーなハーブですが、実は私たちの人生を彩ってくれる花言葉があります。

ここでは食べ物としてのバジルだけではなく、花にもクローズアップして紹介していきましょう。

バジルの花言葉は

  • 神聖
  • 高貴
  • 好意
  • 好感
  • 何という幸運
  • 忍耐力と勇気
  • 祝福

これらのロマンチックな花言葉で連想されるのは結婚ですね。

イタリアではプロポーズのシンボルとされており、バジルを身に付け意中の相手の前に立つことは「あなたを愛しています」という愛の印になるとか。

気持ちを伝えたい相手にバジルを贈るのもおしゃれな演出になりますね。

栽培方法は鉢・水・畑でも!

バジル

食卓に並ぶバジルは名脇役と上に記しましたが、バジルの秘めたる効果は主役級であると言っても過言ではありません。

  • リラックス効果が働き自律神経を整える
  • バジルの葉の緑は精神を落ち着かせてくれ、葉をちぎったときに出る香り成分は体や心の疲れを癒すリラックス効果があります。

    香り成分には鎮静作用もあり、ホルモンバランスを崩しイライラしているときにぴったりです。

  • 女性に嬉しいアンチエイジング効果
  • バジルにはポリフェノールが含まれており、加齢によって起こる抵抗力の低下を抑えてくれる働きがあります。

    女性特有の悩みを解決してくれるとても素敵な効能です。

    さらに胃腸の働きを整える効果や、バジルの葉に含まれたカルシウムで動脈硬化、ガンを予防してくれます。

スイートバジルの種は「バジルシード」と呼ばれ、水を含むと約30倍にまで膨らむので、ダイエット食品としても注目を集めています。食事の前に摂取することで満腹感を得ることができ、少量の食事でも満足できるのです。

バジルは傷むのが早く、一度に大量に使うものでもないので、いつも余らせてしまう…という人に、自家栽培をおすすめします。

ここからは万能薬としても使いたいバジルの栽培方法をご紹介いたします。

プランター・鉢で育てる

育てやすさを考えると苗木から育てるのがいいでしょう。

なるべく葉が緑で、茎がしっかりとしたバジルの苗木を選んでください。

苗木のバジルをプランターや鉢で育てる場合、土壌がポイントになってきます。

水はけの良い環境を好むバジルは鉢底石を敷き、培養土を被せ、苗木をポットから優しくもみ取って植えましょう。

植えた苗木の上にさらに培養土を被せますが、プランターや鉢のふちよりも下に土を被せるようにすると、水やりの際に土が外に流れずに済みますよ。

バジルは生命力が強いので、鉢のサイズに合わせて成長してくれます。

コンパクトに育てたいならば小さなサイズ、たくさんの収穫を望むならば大きなサイズのプランターや鉢を用意してあげましょう。

鉢底石は再利用も可能です。

近頃リーズナブルな土が手頃に購入出来るので、手軽に家庭菜園を始めることができますね。

水耕栽培で育てる

キッチンで育てたいハーブといえばバジルです。

細かいテクニックを必要としない水耕栽培初心者におすすめの栽培方法でしょう。

スーパーで購入した茎付きのバジルの茎を斜めにカットして、水を張ったコップに浸けておくだけで、ちょっとした時に使えるバジルを育てられますよ。

新鮮な生バジルを使ったお料理で、シェフ気分になれるでしょう。

誰でも料理上手にしてくれる魔法のハーブをキッチンで育ててみませんか?

畑で育てる

畑で育てるバジルも難易度はそれほど高くなく、スーパーでは普段手に入らない珍しい品種のバジルを育てられるという楽しみもあります。

庭のちょっとしたスペースにバジルの畑を作ってみましょう。

培養土を敷き、土の状態を整え、種をまく溝を1センチほどスコップでなぞって作りましょう。

溝に沿ってたっぷり水をかけて、土に十分水分を吸収させておきます。

バジルの種は非常に細かい種ですが、神経質になることなく少しずつ溝に沿ってパラパラと巻いていきましょう。

重なって発芽してきても間引きをすれば問題ありません。バジルの種の上から拳で優しく押し付け、種と土をよく圧着させましょう。

些細な作業ですが、種が水やりの際に流されたりしないようにするための大事なコツになります。

バジルは発芽に闇を必要とするので、上から薄く土をパラパラとかけ、たっぷりの水を柔らかくふんわりかけましょう。土を乾かさないように、十分注意してください。

1ヶ月もすれば新芽が顔を出してくれるでしょう。

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バジルの葉を育てるときの注意点

バジル

順調に育ってきているバジルでも、気を付けておくことがあります。

注意しておきたいことを紹介します。

肥料を足すタイミング

基本的に肥料が要らないバジルですが、葉が黄色くなってきたときに肥料を足すと良いでしょう。

花を摘もう

バジルは花を咲かせると養分が使われてしまうため、一気に茎が固くなり、葉っぱも硬くなってしまいます。

バジルの葉を育てたいときは花をなるべくつけないように、取ってしまいましょう。

苗木を増やす方法

バジル

長い期間バジルの収穫を楽しむために、摘心や切り戻しの作業が必要です。

切り戻したバジルの茎を使って挿し穂を作り、挿し木をしてバジルをもっと増やして楽しみましょう。

ここからは苗木を増やし、バジルの葉を収穫する解説をしていきます。

ピンチしよう

ピンチとは、摘心ともいわれ、茎を切ることを意味します。

植物は頂点だけが伸びる性質を持ち、バジルはピンチをしていかないと葉っぱが増えない特徴があります。

横枝を伸ばすために頂点を切りますが、切る位置は下から数えて2節目~3節目あたりが良いでしょう。

ピンチすることにより、二手に分かれた脇芽が伸び、脇芽が頂点になります。

これを繰り返すことによって横枝を倍に、倍に増やしていきます。

もちろんピンチした芽は挿し木にして、苗にもなり、そこからもまた葉っぱが増え、収量がたくさんとれます。

またピンチしたバジルの茎を水につけて根を出させてから、暖かい室内で水耕栽培にするのは冬越し対策にもなるでしょう。

ピンチの後には収穫のチャンスあり!ですよ。

バジルの葉を収穫しよう

大事に育ててきたバジルの葉っぱを収穫してみましょう。

ひとつ注意しておきたいのが、バジルは光合成をして育つ植物なので、葉をうっそうと生やしてしまうと光合成ができなくなり上手に育ちません。できるだけ柔らかな葉をすこしずつ収穫して、料理に使うと良いでしょう。

バジルは寒さに弱いため外気温の低下で秋には枯れてしまうので、室内に入れてあげてください。

国内では1年草として扱われているバジルですが、育て方によって冬を越すこともできます。摘心のときに新たに苗として生まれ変わったバジルを室内に入れてあげれば、また新たな芽ができて元気なバジルが育ちます。

病気にも虫にも強いバジルを元気に育ててみよう!

バジル

バジルは生命力が強く、比較的初心者でも簡単に育てられるハーブです。普段、身近な料理にふと添えてあるバジルは、知れば知るほど奥が深く、実に興味深いハーブですね。

病気、虫に強いとされるバジルを育てて、食と生活を豊かにしてみませんか?