シンボルツリーは、その家の象徴となる大切な樹木です。庭や玄関周りに植えてあるだけで、住まいの雰囲気がより一層おしゃれに引き立ちます。この記事では、シンボルツリーにおすすめの庭木を選び方などとあわせてご紹介します。ぜひシンボルツリー選びの参考にしてみてください。
シンボルツリーとは?
シンボルツリーとは、名前の通り「その家のシンボルとなる樹木」のことです。
玄関周りや庭などの目立つ場所に植えられることが多く、建物を引き立たせると同時に、エクステリアをおしゃれに演出してくれます。
シンボルツリーには高木が選ばれることが多いですが、樹種や高さに特に決まりがあるわけではありません。庭の規模やエクステリアのデザインによっては、低木や鉢植えの樹木を選んでももちろんOKです。
シンボルツリーは、家族の歩みに寄り添い、ともに長い時間を過ごしていくことになる大切な樹木です。愛着を持って育てられる、お気に入りの庭木を探しましょう。
シンボルツリーがあると良い理由
シンボルツリーを住まいに取り入れると、どのような利点があるのでしょうか?おしゃれなだけではない、シンボルツリーの魅力をご紹介します。
住まいをおしゃれに演出できる
シンボルツリーを植える最大のメリットは、住まい全体の雰囲気をぐっとおしゃれに演出できることです。
家づくりには、和モダンスタイルや南欧スタイルなど、外観デザインにコンセプトが設けられていることが多いですが、建物のコンセプトに合うシンボルツリーを取り入れることで、住まい全体の雰囲気にナチュラルで生き生きとした表情を加えることができます。
建物に自然に馴染むような樹木を選んでも良し、トレードマークになるような存在感のある樹木を選んでも良し、住まいの魅力をより引き立たせてくれるシンボルツリーを探してみてください。
外からの視線を程よく遮ってくれる
シンボルツリーは、植え付ける場所によっては、外からの視線を遮る“目隠し”の役割を兼ねることもあります。
家の中や敷地内の様子を外から見えにくくすることで、プライバシーが守られ防犯対策にも繋がります。
シンボルツリーに目隠しとしての効果を期待したい場合には、冬に葉を落とす落葉樹よりも、年間を通して葉を付けている常緑樹を選ぶようにすると良いでしょう。
シンボルツリーの選び方のポイント
これから長い時間をともに過ごすことになるシンボルツリーを選ぶときには、どのようなことに気を付けたら良いのでしょうか?
シンボルツリーを取り入れる前に知っておきたい、選び方のポイントをご紹介します。
まずは常緑樹か落葉樹かを選ぶ
シンボルツリー選びは、常緑樹か落葉樹かを選択することからスタートします。まずは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
常緑樹の特徴
常緑樹とは、文字通り1年中緑の葉を付けている樹木のことを言います。
通年美しい緑を保っているので、住まいのシンボルとしての存在感も大きく、庭や玄関周りなどをいつでもおしゃれに演出してくれるのがメリットです。
冬でも葉が落ちないため、目隠しとしてシンボルツリーを植えたい場合にもおすすめです。
落葉樹の特徴
落葉樹とは、春から秋までは葉を繁らせ、冬になるとすべての葉を落として休眠する樹木のことを言います。
種類によっては秋に美しく紅葉するものもあり、季節の移ろいによる変化を楽しめるのが特徴です。
また、暑い夏には日陰を作り、寒い冬には葉を落として暖かな陽射しを入れてくれるので、季節に合わせた快適な環境作りにも役立ちます。
ただし、秋に一気に落葉するので落ち葉掃除が大変になる点と、冬の間は目隠しにならないという点には気を付けましょう。
植える場所の日当たりや気候をチェック
樹種によって、直射日光に強いもの・弱いもの、暑さ寒さへの耐性の有無など、それぞれ特徴が異なります。
シンボルツリーを生き生きと育てたいのであれば、それぞれの樹木に適した環境に植えてあげることが大切です。
日向を好む樹木を、十分な日当たりが確保できない場所に植え付けてしまうと、花付きが悪くなったり、しっかりと紅葉しなかったりする場合があるので気を付けましょう。
植栽スペースの日当たりや風通し、季節ごとの気温などをよく確認して、その場所に適した樹木をシンボルツリーに選んでください。
生長スピードや樹高を把握しておく
樹木によって生長スピードはさまざまで、比較的ゆっくりと生長するものもあれば、1年で建物の2階程度の高さまで大きくなるものもあります。
特に、ユーカリやミモザなどは、植えたばかりの頃は樹高が低くても、地植えにすると非常に大きくなる樹木なので注意が必要です。
生長スピードや樹高をしっかりと把握して、植栽スペースの広さに見合うシンボルツリーを選ぶようにしましょう。
住まいの雰囲気に合わせる
住まいをおしゃれに演出するためには、建物の雰囲気に合うシンボルツリーを選ぶことも重要です。家族の好みも考慮しながら、住まいの雰囲気に馴染むシンボルツリーを探してみましょう。
なお、枝振りが華奢で軽やかな印象の樹木であれば、洋風にも和風にもマッチすることが多いです。
低木や鉢植えでもOK
シンボルツリーには高木が選ばれることが多いですが、庭の広さや雰囲気次第では低木を選んでもかまいません。
また、「庭はないけどシンボルツリーを取り入れたい」という場合には、鉢植えがおすすめです。
鉢植えであれば、土面のない玄関前やバルコニーなどの狭いスペースにも配置しやすく、レイアウト変更も簡単に行えます。
ただし、樹種によっては鉢植えに向かないものもあるので注意しましょう。シンボルツリーの生長に伴って、植え替えも必要になります。
シンボルツリーにおすすめの高木常緑樹7選
シンボルツリーにぴったりな高木の常緑樹を7種類ご紹介します。
「緑の葉を繁らせた美しい姿を1年中楽しみたい!」という人や、「目隠しになるシンボルツリーを探している」という人はぜひチェックしてみてください。
オリーブ
オリーブは、くすみがかった柔らかなグリーンの葉と美しい樹形が印象的な庭木で、5~6月頃には小さな白い花をたくさん咲かせます。
シャープな葉が風になびく姿はなんとも涼しげで、一般的な洋風住宅はもちろん、モダンな雰囲気のデザイナーズハウスにも馴染みやすいのが魅力です。
乾燥や直射日光に強く、虫もつきにくいのでシンボルツリーとして人気があります。生長スピードが速いため、できるだけ広い植栽スペースを確保するようにしましょう。
実の収穫を楽しみたい場合は、異なる2品種以上のオリーブを近くに植えることで、実がなりやすくなるといわれています。
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ソヨゴ
日本や中国を原産とする庭木で、漢字では「冬青」と書きます。風にそよぐと堅い葉が擦れあって音を立てることから、「ソヨゴ」という名前が付けられました。
寒さや乾燥に強く、日向から明るい日陰まで適応力があるので、比較的幅広い場所に植えることができます。生長もゆっくりで剪定の手間があまりかからないため、管理しやすいのが魅力です。
5~6月に目立たない白い花を咲かせ、10~11月頃に可愛らしい赤い実をつけます。葉が密集しているので、目隠しとして植えたい場合にもおすすめです。
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ユーカリ
ユーカリは、シルバーがかった緑色の葉がおしゃれな、南半球原産の樹木です。清涼感のある爽やかな香りが楽しめるので、アロマオイルの原料やポプリなどにも利用されます。
非常に多くの品種・変種が存在しており、種類によって葉形が異なるのが特徴です。丸やハートの形の葉を持つものなら、住まいに可愛らしい雰囲気を、細長い葉を持つものならシャープな印象をプラスしてくれるでしょう。
なお、品種にもよりますが、ユーカリはとても大きく生長する樹木です。定期的に剪定をして、ほどよい大きさに管理していく必要があることは心得ておきましょう。
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ミモザ
春にポンポンのような可愛らしい黄色の花を房状に咲かせる庭木です。
葉はシルバーリーフといわれる銀色がかった緑色をしており、花の時期には、明るい黄色とくすんだグリーンの美しいコントラストが楽しめます。
日光にしっかり当ててあげると花付きが良くなるので、春に花を楽しみたい場合には日向に植えてあげると良いでしょう。
ミモザは地植えにすると非常に大きくなる樹木なので、生長を見越して、ある程度空間に余裕のある場所に植えておくと安心です。
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常緑ヤマボウシ(ホンコンエンシス)
明るいグリーンの葉と整った美しい樹形が印象的な樹木です。
6~7月頃には、ややグリーンがかった白い花をたくさん咲かせ、庭や玄関先に華やかさをプラスしてくれます。比較的長い期間花を楽しめるのもポイントです。
洋風の住宅によく似合う佇まいで、株立ちの常緑ヤマボウシであれば、華奢で優しげな印象を与えてくれます。
冬の寒さに弱く、北風が当たる場所に植えてしまうと、常緑でありながら葉を落とすことがあるので気を付けましょう。
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キンモクセイ
三大香木のひとつで、10月頃に香りの良いオレンジ色の小花をたくさん咲かせます。キンモクセイの甘い香りに、季節の移ろいを感じる人も多いのではないでしょうか?
日向から半日陰が適していますが、日陰でも育つので初心者でも育てやすい樹木です。葉が密集しているので、道路に面した場所に植えれば、目隠しとしての役割も果たしてくれます。
細かい花がたくさん咲くので、花が終わった後の花がら掃除のしやすさも考えて植える場所を決めると良いでしょう。
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フェイジョア
樹高5~6mほどになる常緑の小高木です。葉は卵形に丸みを帯びており、革のように艶やかな光沢があるのが特徴です。
初夏の頃には薄桃色のエキゾチックな花を咲かせ、花後には洋梨のような甘い香りのする果実を付けます。
シンボルツリーとして住まいをおしゃれに見せてくれるだけでなく、実の収穫も楽しめるのがうれしいですね。
なお、フェイジョアは短く刈り込むことで葉の密度が高くなります。目隠しが欲しい場合には、小さく仕立てて生け垣にしても良いでしょう。
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シンボルツリーにおすすめの高木落葉樹6選
冬に葉を落とす高木落葉樹のなかから、シンボルツリーにおすすめの樹木を6種類ご紹介します。
「季節の変化を感じられる庭木をシンボルツリーに選びたい」という人は、早速チェックしてみましょう。
ハナミズキ
街路樹や庭木として親しまれることの多い樹木です。4~5月の桜が終わる頃に、白やピンクの可憐な花を咲かせます。花色によって、葉色が若干異なるのが特徴です。
秋には美しい紅葉も楽しめるので、庭先や玄関周りを鮮やかに引き立ててくれるでしょう。
スリムで整った樹形は、和洋を問わずどのような住まいにも馴染みやすいため、比較的取り入れやすいシンボルツリーと言えます。剪定の手間もあまりかからないので、管理しやすいのも魅力です。
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サクラ
日本の春の花といえば、サクラを思い浮かべる人も多いでしょう。
種類が豊富な樹木で、日本に自生しているものだけでも約15種類あり、園芸用に改良された品種は300種を超えます。お花見シーズンに見頃を迎えるソメイヨシノをはじめ、2月頃に開花する早咲きのものや、秋に咲く品種などもあります。
シンボルツリーとして植えるなら、定番のソメイヨシノの他、カワツザクラなどの樹高があまり高くならない種類や、風になびく繊細な枝が優美なシダレザクラなども人気があっておすすめです。
家に居ながらにしてお花見が楽しめるのはうれしいですね。
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イロハモミジ
カエデの品種のひとつで、モミジというと一般的にはこのイロハモミジを指します。
葉は他のカエデよりも小さく、秋になると真っ赤な紅葉を楽しめるのが魅力です。日光に十分当てることでしっかりと赤く色付くので、できるだけ日当たりの良い場所に植えるようにしましょう。
和風にも洋風にも自然と馴染む佇まいで、樹形もさまざまなバリエーションがあります。どのような樹形なら住まいがより引き立つか、選ぶ楽しみも与えてくれる庭木です。
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ヒメシャラ
ヒメシャラは、幹や枝が細く透け感のあるシルエットで、住まいに軽やかで優しい印象を与えてくれます。初夏に小さな白い花を咲かせ、秋には紅葉を楽しめるのも魅力です。
ヒメシャラは幹肌が大変美しいことでも知られており、適切な環境で育てれば、赤褐色の滑らかな幹肌を楽しむことができます。
幹肌を美しく保つには、植え付け地表面や幹に長時間直射日光が当たらないようにするなど、生育環境を整える必要があるため、植え付ける場所はよく考えて決めましょう。
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エゴノキ
日本にも広く分布する、自然樹形が美しい高木の落葉樹です。初夏の頃に、ピンクや白の星形の花を下向きに咲かせます。
株立ちのエゴノキは幹が華奢で涼し気な印象なので、シンボルツリーに選ぶ人も多くいます。
暑さや寒さにも強いため育てやすく、剪定もあまり手間がかからないので初心者でも取り入れやすいのがポイントです。
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ジューンベリー
ジューンベリーは、その名の通り6月に赤い果実を付ける樹木です。
果実にはほのかな酸味と甘みがあり、生食でもジャムにしても美味しく食べられます。家族で収穫を楽しめるのも嬉しいですね。
春には白い花、初夏には鮮やかな赤い果実、そして秋には紅葉と、四季折々に美しい姿を見せてくれるので、年間を通して楽しめるシンボルツリーを探している人におすすめです。
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シンボルツリーにおすすめの低木8選
小さな庭にも取り入れやすい、シンボルツリーにおすすめの低木を8種類ご紹介します。
きれいな花や紅葉などが楽しめる樹木をピックアップしていますので、ぜひチェックしてみてください。
クチナシ
初夏に甘い香りのする真っ白な花を咲かせる庭木です。花の香りがとても強く、三大香木のひとつに数えられています。
葉は白い花を引き立たせるような深みのある濃いグリーンで、艶やかな光沢とはっきりした葉脈が特徴です。
花びらはフェルトを思わせるような肉厚な質感で、上品な雰囲気が漂います。種類によって、一重咲きのものと八重咲きのものがあり、八重咲き種であればバラを思わせるようなゴージャスな花姿を楽しめます。
花はその香りの強さから虫が付きやすいので、あらかじめ対策をしておくと良いでしょう。
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シルバープリベット
斑入りの小さな葉が美しい印象で、生け垣として取り入れられることの多い常緑~半落葉の樹木です。
淡いグリーンにクリーム色の斑が入った葉は周りの景色に溶け込みやすく、住まいにナチュラルで柔らかな雰囲気をプラスしてくれます。
なお、シルバープリベットは生長がとても速く、そのまま放っておくと3m程度まで高くなる庭木です。樹高を低く保ちたい場合は、剪定して小さく仕立てるようにしましょう。
剪定は時期を選ばないので、年に数回ほど必要に応じて行います。
ジンチョウゲ
春に小さな花を球状に密集して咲かせる樹木です。花は白色や淡い紅色でとても香り高く、三大香木のひとつとしても知られています。
日光が足りない場所では花付きが悪くなるため、日当たりの良いスペースに植えるようにしましょう。
寒さや乾燥に強く、樹高も1mほどで管理しやすいため、初心者にもおすすめのシンボルツリーです。
定期的に剪定をしなくても、こんもりと丸い樹形が保たれるので、手間がかからないのも取り入れやすいポイントです。
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ギンバイカ(マートル)
地中海沿岸を原産とする庭木です。5~6月頃に、梅にも似た白い花を咲かせることから、銀梅花(ギンバイカ)という和名が付けられました。
葉には芳香があり、マートルという名前でハーブとして利用されることもあります。
開花時期には美しい花が数多く咲き誇り、花持ちも比較的長いので、住まいをおしゃれに彩ってくれるでしょう。
葉の密度が高く目隠し効果も期待できるため、生け垣として仕立てるのもおすすめです。
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マルバノキ
ハートの形をした葉が印象的な低木の落葉樹です。秋には紅葉して真っ赤なハートのように見えるので、可愛らしさが一段とアップします。落葉の頃に、赤く小さな花を咲かせるのも特徴です。
日当たりが良い方がしっかりと紅葉しますが、耐陰性があるため日陰になる場所にも植え付けられます。
自然樹形が整っているので手入れが簡単で、シンボルツリーとして取り入れやすい庭木です。
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コデマリ
春に、小さな白い花を手毬のように丸く密集して咲かせる庭木です。江戸時代の初期から親しまれ、日本の庭を美しく彩ってきました。
日当たりが良い場所を好みますが、半日陰でも育てられるので取り入れやすい樹木です。
コデマリは花が咲き終わった後の5~6月頃に剪定をします。きちんと剪定すれば、秋に柔らかい枝が伸びてきて、春にはたくさんの花が付いて美しく枝垂れた姿を楽しむことができます。
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ボケ
3~5月に、梅の花にも似た赤くて可憐な花を咲かせる落葉樹です。
古くから日本の庭によく取り入れられてきた樹木で、盆栽として親しまれることも多いため、見かけたことがある人も多いでしょう。
日本に自生するのは一重咲きの種類ですが、品種改良によって、八重咲き種などさまざまな種類のボケが生み出されています。
寒さや直射日光に強いので、生け垣として利用されることが多く、枝にはトゲがあるので動物の侵入を防ぐのにも役立ちます。
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ナンテン
ナンテンは、その名前から“難が転じる”縁起の良い木とされています。花言葉も「良い家庭」「福を成す」などで、まさにシンボルツリーにぴったりの庭木と言えるでしょう。
秋には紅葉、冬には可愛らしい赤い実が楽しめます。赤い実は正月飾りをはじめ、一輪挿しやアレンジメントなどに使われ、花屋にもよく出回るので馴染みがある人も多いかもしれません。
初夏に白い花が咲きますが、花持ちは3~5日と短いので、花よりも実や紅葉を楽しむ樹木になります。
初心者でも育てやすいので、ぜひシンボルツリーとして取り入れてみてください。
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鉢植えにおすすめのシンボルツリー3選
シンボルツリーは地植えが一般的ですが、庭や玄関周りに植栽スペースがない場合などは、鉢植えでも問題ありません。
気軽に取り入れられる、鉢植えにおすすめのシンボルツリーを3種類ご紹介します。
シマトネリコ
涼しげで美しい樹形が印象的な、常緑~半常緑の高木です。
丈夫で育てやすい樹木ですが、その反面、地植えにすると非常に大きくなります。管理しやすくするためにも、鉢植えで育てるのがおすすめです。
株立ちのシマトネリコならより華奢な印象が際立つので、バルコニーや玄関先などの小さなスペースにも置きやすいです。
小さな葉が密度高く生えるので、窓の側に置いて目隠しにしても良いでしょう。葉色も明るめの緑なので、住まいに軽やかな彩りを添えてくれます。
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スモークツリー
初夏になると、枝先に付く穂状の花序に黄緑色の小花をたくさん咲かせる花木です。
満開になると、ふわふわとした綿毛のような見た目になり、少しノスタルジックな雰囲気が漂います。
花が終わった後には、長く伸びた花柄が煙っているように見えることから、スモークツリーの名が付けられました。秋には紅葉も楽しむことができるので、庭先や玄関周りを美しく彩ってくれるでしょう。
暑さ・寒さに強く、手入れが簡単なのも取り入れやすいポイントです。
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ブルーベリー
ジャムやヨーグルトのトッピングなどでお馴染みのブルーベリーも、鉢植えで育てられる庭木です。春に小さな白い花を下向きに咲かせ、初夏には甘い実が収穫できます。
秋には紅葉も楽しめるので、1年を通して見どころに溢れたシンボルツリーと言えるでしょう。樹高が低く、ベランダやスモールスペースに置きやすいのも魅力です。
なお、実の収穫を楽しみたい場合には、同一系統で品種の異なるブルーベリーを近くで育てることをおすすめします。
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日陰でも育つシンボルツリーおすすめ2選
「玄関周りが日陰になってしまう」という場合でも、シンボルツリーを諦める必要はありません。日陰に植えるなら、次にご紹介するような、耐陰性の高い庭木をシンボルツリーに選びましょう。
アオダモ
アオダモは日向から半日陰まで植える場所を選べる、環境適応性の高い落葉高木です。雑木風の自然で美しい樹形が特徴で、枝葉が少ないため軽やかな印象を与えてくれます。
生長が緩やかで剪定の手間もあまりかからないため、初心者でも取り入れやすいシンボルツリーです。枝が細いので、落葉期も繊細な美しさが漂い、冬らしい季節感を演出してくれます。
和洋を問わず住まいに馴染む樹木なので、ぜひシンボルツリーの候補として検討してみてください。
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シャラノキ
シャラノキは、ナツツバキとも呼ばれる高木の落葉樹で、葉の形状はツバキにも似ています。
枝振りやシルエットが軽やかで風情があるので、昔から和風庭園などに用いられてきました。6月頃に咲く白い花は、切り花の他に茶花としても利用されます。
基本的には日当たりの良い場所を好みますが、夏の直射日光には弱いので気を付けましょう。中庭など、四方を壁に囲まれて半日陰となるような場所でも十分育ちます。
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シンボルツリーの虫対策には薬剤が便利
シンボルツリーを育てるにあたって注意したいのが、アブラムシなどの害虫です。害虫が発生してしまうとシンボルツリーの生育に悪影響を与える恐れがあるので、見つけ次第駆除しましょう。
庭木用の殺虫スプレーなどを使うと、手間なく駆除できるのでおすすめです。なお、殺虫剤には幅広い害虫に対応しているものと、特定の害虫にのみ対応しているものがあるので、購入前に必ずチェックするようにしましょう。
また、害虫駆除だけでなく、庭木の病気予防・治療にも使用できる「殺虫殺菌剤」というタイプの薬剤もあります。1本常備しておくと、うどんこ病などの病気にかかってしまったときも安心です。
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【エムシー緑化】庭木用殺虫殺菌剤 サンヨール・トレボンスプレー 1000ml
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シンボルツリーを植えて住まいをもっとおしゃれに!
シンボルツリーは、住まいをおしゃれに引き立たせてくれることはもちろん、樹種によっては目隠しの役目を果たしてくれたり、季節の移ろいを感じさせてくれたりするのが大きな魅力です。
長い時間をともに過ごしていくことになる大切な植物なので、ぜひ愛着を持って育てられる樹木をシンボルツリーに選んでみてください。
植栽スペースの日当たりや空間の広さ、建物の雰囲気にマッチするかなどを軸に選ぶと、住まいにぴったり合うシンボルツリーが見つかりやすくなりますよ。