ポットマム(花)の育て方!初心者でも失敗しないポイントや枯らさないコツ

ポットマム(花)の育て方!初心者でも失敗しないポイントや枯らさないコツ

「鉢植えで何か可愛らしい植物を育ててみたい!」そんな方は、鉢植えで育てるために品種改良された植物“ポットマム”を育ててみませんか?ポットマムはミニサイズの可愛らしい花が咲き誇る、愛らしさ◎な植物です。この記事では、初心者でもできるポットマムの育て方を解説します。

鉢植え(ポット)で育つキク(マム)「ポットマム」

鉢植え(ポット)で育つキク(マム)「ポットマム」

ポットマムは、鉢植えでも元気に育つように品種改良を進められたキクの一種です。鉢植え(ポット)で育つキク(マム)だから“ポットマム”と、わかりやすい名前をしています。

厳密には「秋ギク」の一種に分類される品種で、秋になると美しい花がたくさん咲く姿を楽しめます。無数の花がこんもりと咲く姿は圧巻で、鑑賞効果の高い植物です。

背丈が低く可愛らしい植物を育てたい方に◎!

ポットマムの魅力は、なんといっても背丈が低く設置場所を選びにくいことです。

鉢植えという限られたスペースの中でも元気を保てるよう改良されており、ベランダや玄関前などのちょっとした場所で手軽に育てられます。

花言葉の内容も「清らかな愛」や「高潔」、「気持ちの探り合い」といった愛らしいもので、ミニサイズの見た目と合わさり可愛らしさ満点です。

  • 手軽にできる趣味として、可愛らしい植物を育ててみたい!
  • ベランダ・玄関先など、ちょっとしたスペースをおしゃれに飾りたい!
  • まだまだ初心者で、手間のかかりそうな大きな植物を育てるのは不安

上記に当てはまる方は、愛らしいポットマムを育ててみませんか?

植物に触れるのは良い気分転換にもなりますので、「なんだか最近良いことないな…」という方の、ストレス解消グッズとしてもおすすめです。

ここからは、初心者でも簡単にできるポットマムの育て方をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ポットマムの育て方!必要な生育環境と枯らさないコツ

ポットマムの育て方!必要な生育環境と枯らさないコツ

ポットマムに限らず植物を健康に育てるためには、品種に合った“生育環境”を整え、水やりなど“日々の世話”について知っておくことが大切です。

しかし、そうはいっても難しいことは何もありません。“植え付け”から順番に、ゼロから育て始める流れに合わせて見ていきましょう。

まずは3~5月に植え付ける

ポットマムを育てる際に、最初に行うのが“植え付け”です。

植え付けとは、園芸ショップや通販などで購入した植物を簡易鉢から取り出し、これから育てていく鉢へ移し替える作業を指します。

植え付けには、植物ごとに苗が傷みにくい“ふさわしい時期”が存在し、ポットマムの場合は3~5月が最適なタイミングです。できるだけこの時期に挑戦しましょう。

なお、市販されているポットマムの中には、植え付け不要でそのまま育てられるしっかりとした鉢に入った苗もあります。

手軽に始めたいときや、植え付け時期まで遠いときには、このような苗を最初から探しましょう。

ポットマムの植え付けに必要な道具と、手順は以下の通りです。道具は苗と同様に、園芸ショップや通販などで簡単に手に入ります。

【ポットマムの植え付けに必要な道具】

  • ポットマムの苗
  • 植え付け先の植木鉢
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 水はけの良い土
  • 軍手

【ポットマムの植え付け手順】

  1. 新しい鉢の底に鉢底ネットを敷く
  2. ネットが見えなくなる程度に鉢底石を入れる
  3. 水はけの良い土を入れ、ポットマムを植え付ける位置を決めて土に穴を掘る
  4. 現在の鉢からポットマムを優しく取り出し、掘った穴へ植える
  5. 根が隠れるように優しく土を被せる
  6. 一度水やりを行い、土の中でポットマムを固定してあげれば完了

穴の深さは根の2倍ほどにすると綺麗に植え付けやすくなります。

文字にすると難しそうにも見えますが、要は新しい鉢へポットマムを移動させるのみで非常に簡単です。気軽な気持ちで挑戦してみてくださいね。

日当たりの良い場所に置こう

植え付けの完了したポットマムは、室外の日当たりの良い場所へ置きましょう。ポットマムは日当たりの良さを好み、なおかつ耐寒性も強い“室外で育てるのに向いた植物”です。

注意点として、ポットマムは泥を被ってしまうと病気になりやすくなります。庭置きなど泥の跳ねやすい環境の場合は、台座を用意して少し高さを調節してあげましょう。

水やりはたっぷりと

ポットマムは水をたくさん必要とする植物です。一年を通じて、土の表面が乾いたのを確認するたびに、鉢底から水が流れ出るほどたっぷりと水やりを行いましょう。

特にポットマムの開花時期に水が足りていないと、花が上手に咲かなかったり早く落ちたりしてしまいます。

蕾ができているのを確認した後は、いつもより小まめに水を与えるよう意識してくださいね。

肥料を与えると綺麗に咲く

ポットマムは3~10月ごろの生育が活発な時期にあわせて、遅効性肥料を与えるとよく育ちます

加えて、蕾の成長する10月ごろには液体肥料も加えるとより綺麗な花を楽しめますよ。

与える肥料は、こちらも園芸ショップなどで市販されている肥料を選べばOKです。

なお、植物はあまり肥料をやりすぎるとかえって逆効果になりますので、説明書の規定量は守ってくださいね。

葉枯線虫病・サビ病など病気に注意

ポットマムは育てやすい植物ですが、ときには病気にかかってしまう場合もあります。特に注意しておきたいのは、“葉枯線虫病”と“サビ病”です。

葉枯線虫病は葉が黄色や黄褐色に染まる異変が現れた後、最終的に枯れてしまう病気です。

線虫と呼ばれる1mm前後の虫によって引き起こされます。異変の出た葉は気づいた段階で速やかに取り除き、清潔な状態に苗を保つのが対策方法です。

一方のサビ病も、ポットマムの葉が変色しやがては枯れ落ちてしまう病気です。こちらはカビによって引き起こされるため、湿度の高い環境や日光・肥料不足を避けると発病しにくくなります。

適切な生育環境を用意し、上手に日々の世話を進めることを意識しましょう。

アブラムシなど害虫にも気を配ろう

病気と同様に、アブラムシのような小型の害虫に対しても注意が必要です。

植物に付く害虫の多くは、放置するとあっという間に大量繁殖し手が付けられなくなってしまいます。早期発見と早めの駆除が大切です。

花を楽しむ際には虫が付いていないかも確認し、付いていた場合はピンセットやテープでサッと駆除するよう習慣づけてくださいね。

また万が一、ヨトウムシやカミキリなどの大型の害虫を見つけた際には、駆除するだけでなく卵についても気をつけなければいけません。

葉を一枚一枚丁寧にチェックして、卵が付いているものは葉ごと処分してください。

より元気に!ポットマムを健康に育てるコツって?

より元気に!ポットマムを健康に育てるコツって?

最初に日当たりや風通しを意識して適切な環境に置き、後は日々の水やりや虫チェックを進めていけば、ポットマムは元気に育ちます。

ポットマムは成長も早く、あっという間に可愛らしい花が咲くため育てていて楽しいですよ。

最後に、よりポットマムを元気に育てるためのお手入れ方法をいくつかご紹介します。日々の世話に余裕の出てきた方は、ぜひ挑戦してみてください。

4~7月に「摘心」をする

ポットマムに綺麗な花を咲かせるために役立つのが“摘心”です。摘心は不要な芽を育つ前に取り除く作業で、残りの枝に栄養を集中させる効果が得られます。

ポットマムの場合は、4~7月の暖かい時期に、周りと比べて過度に長く伸びた茎の先端の芽を取り除きましょう。ハサミで切るか、手で摘まんでちぎってしまってもOKです。

摘心を繰り返していると、だんだんと背丈が低くボリューム感のある見た目のポットマムに育ちますよ。

4~5月に「植え替え」をする

摘心と同じ4月ごろの手入れとして、“植え替え”も覚えておきましょう。植え替えは、現在の鉢より一回り大きい鉢へポットマムを移し替える手入れです。

植え替えを怠ると、鉢の中でポットマムの根が育つスペースがなくなり、いずれは「根腐れ(根が酸欠などで腐る現象)」を起こしてしまいます。できれば毎年植え替えてあげましょう。

植え替えの手順や必要な道具は、植え付け時とほとんど変わりません。

【ポットマムの植え替えに必要な道具】

  • 植え替え先の植木鉢
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 水はけの良い土
  • 軍手

【ポットマムの植え替え手順】

  1. 植え替え先の鉢の底に鉢底ネットを敷く
  2. ネットが見えなくなる程度に鉢底石を入れる
  3. 水はけの良い土を入れ、ポットマムを植え付ける場所に穴を掘る
  4. 現在の鉢からポットマムを優しく取り出す
  5. 変色しているなど古くなった根・土を優しく取り除く
  6. 穴に向けてポットマムを植え、根が隠れるように優しく土を被せる
  7. 一度水やりを行い、土の中でポットマムを固定できれば完了

植え付け時と比べて、古くなった根や土を取り除く手順が加わります。初心者の間は、明らかに様子のおかしいものを取り除くのみでも大丈夫です。

11月に「切り戻し」をする

花を楽しんだ後の11月ごろには“切り戻し”をしてあげると、次の年にもたくさん花が付きやすくなります。“切り戻し”とは、枝や茎を切って樹形を整えていく手入れを意味します。

ポットマムの場合は、地面から15cmほどの高さまでの枝・茎を残して、それ以上の部分は切り取っていきましょう。

残った部分に栄養を集中させやすくなり、翌年にはまた元気な花を咲かせてくれますよ。

増やしたいなら「挿し芽」がおすすめ

もしポットマムの数を増やしたいのであれば、“挿し芽”と呼ばれる「芽を切り取り、新たなポットマムの苗として育てる方法」がおすすめです。

できるだけ太く頑丈そうな新芽を、先端から5cmほど切り取りましょう。切り取った後は新品の清潔な土へ切り口を指し、2~3週間ほど水をやりつつ日陰で管理します。

根が十分に生えてきた後は、植え付けを行えば新しいポットマムの完成です。

カラフルなポットマムを自宅で楽しもう!

カラフルなポットマムを自宅で楽しもう!

ミニサイズの背丈が可愛らしいポットマムであれば、あまりスペースのない環境でも楽しめます。

ベランダ・玄関先・庭先など、自分の好きな場所に設置してみてはいかがでしょうか?

ポットマムは育て方も比較的簡単で、初心者であっても楽しく育てられる植物です。

日光や水やりなど、この記事でご紹介した重要ポイントだけチェックしながらぜひ挑戦してみてくださいね。