アジアンタムの水耕栽培(ハイドロカルチャー)による育て方 |植替え方法や枯らさないコツを伝授

アジアンタムの水耕栽培(ハイドロカルチャー)による育て方 |植替え方法や枯らさないコツを伝授

アジアンタムは土に植えるのが一般的ですが、土を使わずハイドロカルチャーで育てることもできます。ハイドロボールを使った育て方は、清潔で室内でも管理しやすく見た目もおしゃれです。今回は水耕栽培(ハイドロカルチャー)でアジアンタムを育てる方法を解説します。

目次

アジアンタムは水耕栽培(ハイドロカルチャー)でも育てられる

アジアンタムは水耕栽培(ハイドロカルチャー)でも育てられる

水のみで育てる水栽培とは異なり、水耕栽培は水と液体肥料(養液)で植物を育てます。水耕栽培は、ハイドロカルチャーとも呼ばれる栽培方法です。

「ハイドロ」は「水」を「カルチャー」は「栽培」という意味。ハイドロカルチャーでは、「ハイドロボール」と呼ばれる人工の土を利用して植物を育てます。

土を使用しないため、清潔で部屋を汚さないのもメリットです。

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アジアンタムを水耕栽培で育てる方法

アジアンタムを水耕栽培で育てる方法

アジアンタムを水耕栽培で育てる方法を解説します。

植え替えに適した時期を確認し、必要な道具を用意したうえで、手順に沿って植え替えてみてくださいね。

植え替えをするベストな時期は?

アジアンタムを植え替えするベストな時期は、5月~7月頃です。この時期は、生育が旺盛なので植え替えで株に負担を与えても、すぐに元気を取り戻すことができます。

ほかの時期に行うこともできますが、真夏と真冬の成長がストップする時期は避けておきましょう。

必要な道具を準備しよう

【アジアンタムの水耕栽培に必要な道具】

  • 植物を植える容器
  • ハイドロボール(水洗いしておく)
  • 根腐れ防止剤
  • 軍手
  • ピンセット

アジアンタムを植木鉢から取り出す

まずはアジアンタムを植木鉢から取り出していきます。アジアンタムは繊細な植物なので、引きちぎってしまわないよう優しく行うようにしましょう。

植え替え先の準備を整える

まずは、容器の鉢底が隠れる程度に、根腐れ防止剤を敷いていきます。

次に、水洗いしたハイドロボールを容器の1/4~1/3程度入れ、アジアンタムと容器の隙間にピンセットでハイドロボールを敷き詰めます。

水は容器の1/4~1/5を目安に与えるようにしましょう。これ以上水を入れてしまうと、根腐れの原因になりますのでご注意ください。

アジアンタムを植え替える

敷き詰めたハイドロボールの上にアジアンタムを置き、周囲にハイドロボールを敷き詰めて安定させれば完成です。

アジアンタムの根は細いので、切らないよう優しく扱うようにします。容器いっぱいハイドロボールを入れてしまうと、こぼれやすくなるので1/9程度を目安に入れるようにしましょう。

1週間は日の当たらない場所で管理する

アジアンタムをハイドロカルチャーに植え替えたら、根に負担がかかっていることが多いので、1週間は日の当たらない場所で休ませます

植え替え直後に直射日光に当てたり、明るい場所に置いてしまうと枯れてしまう恐れもあるため要注意です。

1週間経過したら半日陰の場所に移して完了

1週間経過したら、直接風の当たらない半日陰の場所に移して植え替え完了です。

アジアンタムは、直射日光の当たる明るい場所が苦手なので、室内の薄暗い場所に配置してください。

水耕栽培のアジアンタムを枯らさないコツ

水耕栽培のアジアンタムを枯らさないコツ

水耕栽培のアジアンタムを枯らさないコツは、次の5つです。

  • 室内の半日陰で風の当たらない環境で管理する
  • 根腐れに注意する
  • 上手に肥料を与えて栄養補給をする
  • 冬場の寒さに気をつけよう
  • 定期的に植え替えをする

それぞれのコツについて解説していきますね。

室内の半日陰で風の当たらない環境で管理する

アジアンタムはシダ植物の仲間なので、薄暗い環境を好みます。室内の半日陰の場所か、レースカーテン越しに日が当たる程度の窓辺で管理しましょう。

乾燥を嫌うので、エアコンの風が当たらないように注意してください。

根腐れに注意する

ハイドロカルチャーで育てる場合は、水切れよりも根腐れに注意が必要です。夏場は容器の水が熱くなりやすいので、熱くなりすぎていないか時折確認しましょう。

ハイドロカルチャーには、無数の細かい穴が相手おり水をその中に溜め込んでいます。

すぐに水切れをすることはないので、容器に水がなくなったら2~3日そのままにして、水に浸かっている根を空気に触れさせ呼吸させてあげてください

上手に肥料を与えて栄養補給をする

ハイドロカルチャーで植物を育てるときは、上手に肥料を与えて栄養補給してあげることが大切です。

固形の肥料だと水に溶けにくく、上手く吸収できません。ハイドロカルチャーで植物を育てる際は、水に溶けやすい液体肥料の使用が適しています

一般的な土耕栽培向けの液体肥料の場合、水の加減が難しいので、ハイドロカルチャー専用の液体肥料の使用がおすすめです。

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冬場の寒さに気をつけよう

アジアンタムは寒さに強くないので、冬場は8℃を下回らないよう温度管理に注意しましょう。特に窓辺は気温が下がりやすいので、室内の温度の安定している場所での管理をおすすめします。

定期的に植え替えをする

水耕栽培(ハイドロカルチャー)で育てているアジアンタムは、1年に1度はハイドロボールの洗浄と根腐れ防止剤を入れ直すために植え替えをすることで元気に育てられます。

植え替える際は、容器に入っているものを一旦全て取り出し、アジアンタムの根の腐っている部分や汚れている箇所を清潔なハサミで切り落としてください。

根の処理をし、ハイドロボールを洗浄し乾燥させたら、植え替えの手順で再度植え直します。雑菌が気になる場合は、煮沸消毒するのがおすすめです。

汚れがひどい場合は、新しいものと交換すると良いでしょう。

水耕栽培のアジアンタムを枯らさず元気に育てよう!

水耕栽培のアジアンタムを枯らさず元気に育てよう!

今回は、アジアンタムを水耕栽培(ハイドロカルチャー)で育てる方法について解説しました。

ハイドロボールを使ったアジアンタムの栽培は、土を使用しないため、清潔で部屋を汚すこともありません。

水耕栽培は難しくはありませんが、アジアンタムの好む室内の半日陰で風の当たらない環境で管理し、小まめに水換えをしたり、定期的に植え替えを行う必要があります。

ぜひ、今回の記事を参考にしてアジアンタムの水耕栽培にチャレンジしてみてくださいね。




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この記事を書いた人

biotonique 編集部です。観葉植物で多くの方の暮らしが豊かになれるような情報を提供していけたらと思います。

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