ユニークな形やトゲが愛らしいサボテンはインテリアとしても人気の植物です。植木鉢の中に収まっているイメージのサボテンですが、実は水耕栽培できるのをご存知でしょうか。今回はサボテンの水耕栽培の楽しみ方を紹介します。
サボテンはこんな植物
多肉植物の一種であるサボテンは南北アメリカ地域の砂漠に自生しています。砂漠や高山などで生きる植物のため、暑さや乾燥に強いのが特徴です。
サボテンは2,500品種あるといわれ、日本に入ってきていない品種もたくさんあります。
サボテンの形は丸いもの、柱状のもの、花が咲くものなどさまざまです。小ぶりのものも多いので、いろいろな種類のサボテンを集めてインテリアとして楽しむことができる人気の観葉植物です。
サボテンの花言葉には「枯れない愛、情熱、燃える心」など強さや熱さを感じる言葉が並びます。
サボテンについての詳しい情報はこちらの記事もご覧ください。
まずはおさらい「水耕栽培」とは
まずは「水耕栽培」とは何かをご紹介します。
水耕栽培とは、土を使わずに水と液体の肥料で植物を育てる方法です。根の部分を液体肥料を混ぜた水に浸けて育てます。
水耕栽培は植物だけでなく、サラダ用の野菜やハーブなどを育てる方法のひとつとしても注目されています。
サボテンの水耕栽培にチャレンジ①準備したい物
サボテンの水耕栽培を始める前に、準備するものを確認しましょう。
まずはサボテンを入れる容器です。ガラスの瓶で、透明なものの方が根の観察ができておすすめ。空き瓶や100均で買える瓶など、インテリアに合いそうなものを探してみてください。あとは水があれば準備は完了です。
サボテンを水耕栽培で成長させたいなら、カリウム系の液体肥料を水に混ぜましょう。
サボテンの水耕栽培にチャレンジ②土からの植え替え手順
瓶の用意ができたらサボテンの水耕栽培を始めましょう。ここでは、土に植えているサボテンを水耕栽培の容器へ植え替える手順をご紹介します。
- 植木鉢からサボテンを取り出し、土を取り除きましょう。
- 土をだいたい取り除けたら、水に浸けながら根をやさしく洗います。土を全て洗い流すのがポイントです。
- 今サボテンについている根を半分くらいカットします。水耕栽培で新しく根を伸ばすためです。
- サボテンを1〜2日間、風が通る日陰の場所で乾かしましょう。
- 容器にサボテンの根が1/2ほど浸るくらいの水を注ぎ、必要であれば液体肥料を混ぜて、サボテンを置きます。サボテンの株が水に浸からないように注意しましょう。
これでサボテンの水耕栽培の容器への植え替えが完了です。
サボテンの水耕栽培で気をつけたいこと3つ
サボテンの水耕栽培は手軽にできますが、気を付けたいことがあります。
水はきれいに保つ
水耕栽培を成功させるコツは水の交換を定期的に行うことです。
汚れた水のまま放置しておくと根が腐ってサボテンを枯らしてしまいます。理想は1週間に1度の頻度で水を替えること。
根や水の状態を確認しながら、少し濁ってきたな?と思ったら水を替えましょう。
置き場所は直射日光を避ける
水耕栽培をしているサボテンは直射日光を避けたところに置きましょう。
日が直接当たる場所だと水温が上がってしまい根腐れや葉が焼けるなどのトラブルにつながります。
土栽培していた根は必ず切る
植え替え手順の際にご紹介しましたが、土栽培していたときの根は必ず切りましょう。
土の中にいたときの根は水耕栽培に適していません。そのまま根をカットせずに水に浸けると、根からカビが生えてくる恐れがあります。
水に浸ければまた根は生えてきますので、土栽培の根は思い切って切りましょう。
サボテンを水耕栽培する際の育て方
最後に、水耕栽培の育て方を見ていきましょう。
水のやり方と量
瓶に入れる水は、サボテンの根が1/3ほど浸かるようにします。根が水に浸かりすぎると根の状態が悪くなるので注意しましょう。
肥料の与え方
サボテンの水耕栽培は水のみでも可能ですが、しっかり成長させたいなら肥料を与えるのがおすすめ。液体肥料を水に混ぜれば、サボテンに栄養が行き渡ります。
サボテンの水耕栽培なら根の成長過程も楽しめる!
家で大切に育てているサボテンを土から水耕栽培に切り替えてみませんか?水耕栽培なら普段見ることができない根の成長過程を楽しめます。
初心者でも簡単なサボテンの水耕栽培を取り入れて家のグリーンインテリアを充実させてください。