サボテンの育て方!初心者でも失敗しないポイントや植え替え方法も解説

サボテン

強くて丈夫なイメージのあるサボテンですが、手入れが不十分だと枯れてしまいます。水やりや日当たりなどに注意して育てれば、長くサボテンと暮らすことができますよ。今回は、サボテンの育て方について、手入れのポイントや植え替え・増やし方などを解説します。

目次

サボテンってどんな植物?

サボテンというと、トゲトゲした姿や砂漠に生えている姿などを思い浮かべるでしょう。

ポピュラーな植物ですが、「サボテンってどんな植物?」と聞かれると、パッと答えられない方も多いかもしれません。

育て方のポイントをチェックする前に、サボテンとはどのような植物かをおさえていきましょう。

多肉植物の一種

サボテンは、サボテン科に属する植物の総称で、多肉植物の一種にも数えられます。

多肉植物にもたくさんの種類がありますが、葉や茎、根に水分を含みぷっくりとしたフォルムが共通しており、サボテンも多肉植物の一種になるのです

園芸店やホームセンター、通販などでは、サボテンと多肉植物で分けられています。

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砂漠や高山など過酷な状況でも生育できる

サボテンの生息している場所をイメージすると、砂漠を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

実際の生息地は、アフリカ大陸からインド洋にかけて広く分布しており、砂漠地帯や高山地帯など、過酷な地域で生息しているサボテンも多いです。

トゲトゲとした身体の中に水分を蓄えているので、過酷な状況でも生育することができます

数え切れないほどの種類がある

サボテンという一つの植物と思いがちですが、実は数え切れないほどの種類があります。

世界中に5000種類以上が存在すると言われているだけでなく、品種改良によって日々種類が増えているのも特徴です

主な種類には、立派なトゲを持つサボテン、花を咲かせるサボテン、複数の株が群生するサボテンなど、姿・形に個性が持った多くのサボテンが存在しています。

サボテンの育て方のポイント!生育環境や手入れのコツをチェック

サボテンはあまり手がかからないイメージがありますが、手入れをせずに放置したり、育て方を誤ってしまったりすると、元気をなくし枯れてしまいます。

サボテンに適した生育環境や手入れのコツをしっかりおさえて、元気に育ててあげましょう。

日光を好むが直射日光には注意

サボテンは、砂漠に生息しているというイメージ通り、日の当たる場所に生息していることの多い植物です。日光を好むので、日当たりの良い窓辺やリビングなどに置いて、たっぷり日を当ててあげましょう。

日光が好きとは言っても、直射日光の当てすぎには注意が必要です。直射日光を当てすぎると、葉焼けを起こしてしまうので、置き場所選びに気を付けたり、遮光したりするなど対策を行いましょう

風通しの良い場所に置いて病害虫予防

サボテンの置き場所を選ぶときは、風通しの良さも大切です。風通りが悪いと、カイガラムシやハダニなどの害虫が付きやすくなります。

風通しがあれば、湿気がしっかり乾燥するので、害虫が発生しにくくなる効果があります。風が通る場所や人通りのある場所に置いたり、適度に換気をしたりしましょう。

5度以下になるときは室内に移す

サボテンは比較的寒さに強く、0度までは耐えることができます。

ただ、寒い場所に管理していると、元気をなくしてしまうこともあるので、5度以下を目安に、暖かい室内で管理するのがおすすめです

室内で管理するときは、暖かい日中は外に出すなど、日当たりも意識しましょう。

水やりは季節に合わせて適切な頻度・量で

サボテンが枯れてしまう原因のひとつが、水をあげすぎてしまうことです。サボテンは5~9月が成長期、12~2月が休眠期になるので、季節に合わせて水やりの頻度や量を調節する必要があります

5~9月は土が乾いたタイミングで、土全体が閉めるくらいの水をあげましょう。休眠に入っていく10月からは土が乾いてから水をあげるまでの間隔を空けていきます。

10~12月は2週間に1回、12~4月は3~4週間に1回くらいの頻度が最適です。

肥料をあげるときは頻度と量に気をつける

サボテンは過酷な状況下でも少ない栄養で生きられる植物です。そのため、肥料は必ずしもあげる必要はなく、あげなくても育つことができます。

色ツヤを良くしたいといった理由で肥料をあげる場合は、頻度と量に注意が必要です。

肥料のあげすぎはかえって成長を阻害するおそれがあります。成長期に緩効性の肥料を少量あげましょう

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サボテンの植え替え方法

サボテンは、急激に成長する植物ではありませんが、鉢の中では着実に成長し根を伸ばしています。

根がいっぱいになると、根詰まりや根腐れを起こしてしまうので、定期的に植え替えが必要です。サボテンの植え替え方法や頻度などをご紹介します。

年に1回程度の頻度で植え替えが必要

サボテンの植え替えは、年に1回程度を目安に行いましょう。春と秋が植え替えに適した季節です

外見は変わっていなくても根はしっかり成長しているので、定期的に植え替えしてあげましょう。

水はけ・通気性の良い土を使う

サボテンを植え替えるときは、鉢だけでなく土も新しいものに替えます。

サボテンに適した土は、通気性や排水性の高い土です。水はけが良く、通気性に優れた土を選びましょう

根腐れしているときは早めに植え替える

サボテンの植え替えタイミングは1年に1回程度ですが、根腐れや根詰まりなどを起こしている場合は、1年に1回を待たずに植え替えを行いましょう。

鉢の底から根が飛び出している、水はけが悪くなってきたなどが植え替えのサインです

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サボテンの増やして楽しもう

ひとつのサボテンを大切に育てるのも楽しいですが、サボテンを増やして楽しんでみませんか?サボテンは株分けや接ぎ木、種まきなどで増やすことができます。

3つの増やし方を理解して、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

株分けで増やす

サボテンに子株がついた場合は、子株を外して新しい土に植えると新しいサボテンを増やすことができます。

切り離した子株をそのまま植えるのではなく、切り口を1~2週間しっかり乾燥させるのがポイントです。乾燥した子株を清潔な土に植えて水やりをすると育ち始めます。

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接ぎ木で個性的なサボテンに

サボテンは、接ぎ木によって個性的な形に育てることができます。台木となるサボテンに接ぎ木するサボテンを糸などで固定すると、徐々に接着されていきます。

サボテンを複数購入して、成長に合わせて接ぎ木で組み合わせるのも楽しみ方のひとつです

種まきでもサボテンを増やせる

株で販売されている姿をよく見かけますが、種からもサボテンを増やすことができます。

清潔な土に種をまき、水を張った容器の中にサランラップなどで密閉した鉢を置き、半日陰で3~4日待つと発芽します

十分に成長したら、ひとつひとつ鉢に植え替えてあげましょう。

適切な手入れでサボテンを元気に育てよう

サボテンは砂漠や高山でも生きられる丈夫な植物ですが、適切な手入れをしないと枯れてしまいます。

直射日光の当たらない日当たりの良い場所に置き、水やりや肥料は頻度・量に気をつけましょう。害虫を防ぐためには、風通しの良さも重要です。

植え替えは年に1回程度必要で、株分けや接ぎ木、種まきなどで増やすこともできます。サボテンの手入れの仕方をおさえて、元気に育ててあげましょう。

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この記事を書いた人

BIOTONIQUE編集部です。観葉植物で多くの方の暮らしが豊かになれるような情報を提供していけたらと思います。

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