秋に始めるガーデニング!初心者にもおすすめの花の種類12選と選び方のコツ

【初心者】秋に始めるガーデニング!おすすめの花と選び方のコツ

秋のガーデニングを成功させるためには、いくつかのポイントを押さえて花を選ぶことが大切です。この記事では、秋のガーデニングでおすすめの花とその選び方のコツをご紹介します。初心者が知っておきたいお手入れの注意点とあわせて、ぜひ参考にしてみてください。

目次

秋はガーデニングにぴったりの時期!花選びのポイントは?

涼しく過ごしやすい秋はガーデニングを始めるのに向いた時期です。ほかの季節に比べて以下のメリットがあり、初心者でも簡単に挑戦できます

【秋にガーデニングを始めるメリット】

  • 比較的害虫の被害に遭いにくい
  • 気温が原因で花が枯れることが少ない
  • 夏や冬よりも水やりなどの世話が簡単
  • 暑すぎず寒すぎないため、園芸作業中も快適

早速、秋のガーデニングの花選びについてポイントを見ていきましょう。大切なのは以下の3点です。

  • 「一年草」と「宿根草・多年草」の違い
  • 置き場所と植え方
  • (開花後の)花の形や色のチェック

なお、ガーデニングの始め方自体を詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。

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「一年草」か「宿根草・多年草」か決める

最初に行うべきは「一年草」と「宿根草・多年草」のどちらを育てるのかの選択です。

一般的な花はこの2種類に大別でき、それぞれの特徴を理解することで理想のガーデニングを実現しやすくなります。

一年草

一年草とは、1年以内に「種→発芽→開花→種を残して枯れる」のサイクルが完了する花のことです。たとえば冬の寒さに耐えられないなど、1年のどこかで必ず枯れる植物を指します。

一年草は冬越し(あるいは夏越し)を考えなくても良いため、初心者も育てやすいのが魅力です。種類も豊富で「1年ごとに別の花を楽しんでみたい」という方にも向いています。

宿根草・多年草

宿根草・多年草とは、1年で終わらず数年に渡って元気に咲く花のことです。

厳密には、真冬に地上部分は枯れるが根が土の中で残るものを「宿根草」、地上部分もそのまま枯れないものを「多年草」と呼びます。

宿根草・多年草は上手に育てるとひとつの苗が何年も咲くため、愛着が湧きやすいのが特徴です。特に冬にも葉が残る多年草なら、秋以降もそのままガーデニングを楽しめます。

一年草と宿根草・多年草は自分の好きな方を選んで構いません。しかし、迷ってしまう場合は、以下も参考にしてみてください。

  • 育てやすさや手軽さを重視したい→一年草
  • 毎年、色々な花を楽しみたい→一年草
  • ひとつの苗を大切に育てたい→宿根草・多年草
  • 冬の間もガーデニングを続けたい→多年草

定番の庭や花壇?それともベランダ?置き場所や植え方もチェック

種類の次は花の置き場所、ひいては植え方を事前に決めておきましょう

秋のガーデニングの置き場所と植え方は、「ベランダ(鉢植え・プランター)」と「庭(地植え・花壇)」の2種類に大別できます。それぞれの特徴は以下の通りです。

【花の置き場所(植え方)の特徴】

置き場所(植え方)特徴
ベランダ(鉢植え・プランター)鉢植えやプランターに植え付ける方法。簡単に場所を移動できるためトラブルを避けやすく、繊細な花も育てられる。ただし、定期的な植え替えや水やりなど、世話の手間は必要。
庭(地植え・花壇)庭の地面や花壇に直接植え付ける方法。花によっては水やりも不要であるなど、手入れの少なさが嬉しい。一方、場所を移動できないため環境を変更しにくく、頑丈な花向け。

純粋に飾りたい場所から決めても良いですが、両方を選べる場合は気軽さを重視するなら「地植え・花壇」、繊細な花を育ててみたいなら「鉢植え・プランター」がおすすめです。

開花後の花の形や色を調べておこう

最後のポイントとして、開花後の花の形や色を忘れずに調べておきましょう

大きな一輪の花が鑑賞できるのか、小さな花々がこんもりと丸まって咲くのか、花にはそれぞれ品種ごとの魅力があります。

自分のお気に入りのカラーで統一したり、主役になる花を決めて周りを控えめな草花で飾ったりと、楽しみ方はさまざまです。最初に完成形をイメージしてから育て始めることで、理想のベランダや庭を作りやすくなりますよ。

ここからは一年草と宿根草・多年草に分けて、秋のガーデニングにぴったりの花をご紹介します。ぜひ、自分好みの花を見つける参考にしてみてください。

【一年草】秋のガーデニングにおすすめの花6選!

ここでは、秋のガーデニングにぴったりな一年草をご紹介します。いずれも秋に植え付けができる、今から挑戦するのにふさわしい花です。

スイートアリッサム

まずご紹介するのは、小さな花が身を寄せ合って咲く姿が愛らしいスイートアリッサムです。地中海を原産地とする可憐な花で、本来は多年草ですが日本の気候では一年草として楽しまれています。

スイートアリッサムは品種によって花の色が異なり、王道の白以外にもピンク・紫・オレンジなど豊富なカラーが選べます。

湿気にさえ気を付けてあげれば元気に育つ頑丈さも魅力で、初心者のガーデニングにぴったりです。

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コスモス

秋の花といえば、上品なコスモスを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?コスモスはメキシコを原産地とする一年草で、夏の終わりから9月頭に植え付けを行うと、晩秋まで綺麗な花を鑑賞できます

コスモスは日当たりと風通しが良ければ、荒地でも自然と育つほどに生育の旺盛な花です。地植えの場合はほとんど水やりも必要ないため、手軽に庭を飾りたい方に向いています。

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ケイトウ

ケイトウは鶏のトサカのような大きく色鮮やかな花が咲く一年草です。暖かい地域では9月に植え付けることができ、そのまま冬が来るまで庭やベランダを美しく飾ってくれます。

ケイトウは品種によって花の咲き方が異なり、なかにはふんわりと丸い玉のような花を咲かせるものもいます。

トサカタイプのケイトウの周りに丸い花を咲かせる品種を植えるなど、全体の配置を工夫するのも楽しいですよ。

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ベゴニア

ベゴニアは15,000種類以上ともいわれるほど品種が豊富な花です。品種により多年草と一年草が存在し、さくらに似たハート型の咲き方をするものがよく流通しています。

ベゴニアは開花時期の異なる複数の品種を一緒に育てることで、1年中庭やベランダをカラフルに飾ることが可能です。秋だけでなく、長期間にわたってガーデニングを楽しむことができます。

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パンジー(ビオラ)

日本での一年草といえば冬の寒さで枯れる花が多いですが、こちらのパンジー(ビオラ)は梅雨〜夏に枯れる少し珍しい特徴を持ちます。寒さには非常に強く、秋に植えれば次の春が終わるまで美しい花を鑑賞できます。

なお、かつては花の大きなものが「パンジー」、小さなものが「ビオラ」と呼ばれていましたが、最近では品種の増加によりこの区別は失われてきました。入手前には品種名から咲いた後の姿を調べておきましょう。

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ワスレナグサ(忘れな草)

長期的なガーデニングを考えているのなら、ミニサイズの花が可憐なワスレナグサがぴったりです。春~梅雨に咲く涼しげな花で、秋に種を蒔くと3〜6月に花盛りを迎えます

ワスレナグサは単体で育てても可愛らしいですが、主役の花の美しさを引き立てる名脇役としても活躍します。来年の春に向けて、今から理想の配置イメージを考えてみてはいかがでしょうか?

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【宿根草・多年草】秋のガーデニングにおすすめの花6選!

【宿根草・多年草】秋のガーデニングにおすすめの花6選!

ここでは、秋のガーデニングで楽しみたい宿根草・多年草をご紹介します。こちらも秋から育て始めるのに適した花々です。

クレマチス

クレマチスは下向きに咲く花に繊細な印象を受ける上品な多年草です。春に咲くものが有名ですが、実は冬に咲くクレマチスもあり、ほかの花が枯れてしまう寂しい時期にも庭を彩ってくれます。

クレマチスは上手に育てると、ツルが3mほどの長さまで伸びて周囲をおしゃれに演出してくれます。「今は殺風景な庭を思い切りイメージチェンジしたい!」という方にも◎です。

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シュウメイギク(秋明菊)

シュウメイギク(秋明菊)は秋にたくさんの花が咲く宿根草です。「キク(菊)」と名前に付いていますが、実は菊ではなくイチリンソウの仲間に分類されます。

シュウメイギクの魅力は、多少の環境の悪さをものともしない生育の良さです。原産地の中国では野山に自生しているほど育てやすく、初心者の方も手軽に挑戦できます。

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ガーデンシクラメン

ガーデンシクラメンは、シクラメンをガーデニングで育てやすいように品種改良した花です。本来のシクラメンは寒さに弱く主に室内で楽しむ花ですが、ガーデンシクラメンは強力な耐寒性を持ちます。

その耐寒性の強さは、特別な作業なしでそのまま冬越しができるほどです。いくつかの生育環境を整えてあげるだけで、冬から春の間に次々と花を咲かせて庭やベランダを賑やかに飾ってくれますよ。

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エキナセア

真っ直ぐに伸びた細い茎の先に大きな一輪の花が咲くのがエキナセアです。キク科ムラサキバレンギク属の宿根草で、鉢植えでも地植えでも元気に育ちます。

エキナセアの花は真ん中の花芯を囲むようにして小さな花弁が付いており、この花弁は咲いた当初は反り返っていますが、時間とともに下がってきます。日々の姿の移り変わりを楽しめる、育てがいのある花です。

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ナデシコ

秋の七草のひとつとして有名なのがナデシコです。

サッカー女子日本代表の愛称にも用いられているこの花は、紫やピンクの見た目が可憐なだけでなく、優しげな香りを満喫できる人気の植物です。

日本では「カワラナデシコ」や「ハマナデシコ」が自生しているように、ナデシコは国内の気候に合っており、初心者も簡単に咲かせられます。終わった花を切り花にするなど、プラスアルファの楽しみも多いのが嬉しいポイントです。

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トリトマ(シャグマユリ)

トリトマ(シャグマユリ)は、稲穂のように花が付く「花穂」が特徴的な多年草です。風が吹く度に花穂が揺れて見る人の目を楽しませてくれます。

トリトマは生育が旺盛で数が自然と増えやすく、大きめのスペースを与えてあげると雄大に育ちます。花壇や地植えで広々と育ててあげるのがおすすめです。

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秋のガーデニング、手入れの注意点は?

秋のガーデニング、手入れの注意点は?

育ててみたい一年草や宿根草・多年草は見つかりましたか? 最後に、秋のガーデニングの手入れで知っておきたい注意点をご紹介します。

剪定をしすぎない

品種にもよりますが、基本的に秋のガーデニングでは大胆に剪定をするのは避けましょう。秋に強く剪定をすると、回復しないままに冬が来てしまい、十分に花を楽しめないことがよくあります。

もちろん、宿根草に冬を越させるためにあえて地上部分を刈るなど、意図があって剪定をするのであればOKです。育てる花に合った手入れを徹底してあげてくださいね。

宿根草は早めに植え付けよう

宿根草を育てる場合、植え付けを秋の早い時期に行うことも大切です。

植え付けから冬までの時間が短いと、根が土にうまく根付かず、そのまま枯れてしまうリスクがあります。過酷な冬を迎える前にできるだけ早く環境へ馴染ませてあげてくださいね。

秋のガーデニングで理想の庭やベランダを手に入れよう

秋のガーデニングで理想の庭やベランダを手に入れよう

この記事では秋のガーデニングについて、花選びのポイントやおすすめの植物、手入れの注意点をご紹介しました。

暑くも寒くもない秋は花が元気に育ちやすく、初心者がガーデニングをはじめるのにおすすめの時期です。

ご紹介したポイントとおすすめの花を参考に、ぜひ理想の庭やベランダを作り上げてくださいね。




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この記事を書いた人

biotonique 編集部です。観葉植物で多くの方の暮らしが豊かになれるような情報を提供していけたらと思います。

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