観葉植物を育ててみたいものの、どの種類が良いか迷っている方も多いのではないでしょうか。観葉植物は種類が豊富で、初心者が自分ひとりで選ぶのは難しいものです。この記事では、初心者が観葉植物を選ぶポイントや、健康に育てるためのコツ、おすすめの品種までご紹介します。
出典:HitoHana
『HitoHana』は、国内最大級の品揃えを誇る、多種多様な植物を取り扱うオンラインストアです。
商品数は10,000点を超え、種類豊富な観葉植物やフラワーギフトの他にも鉢カバーやフラワーベースなども取り揃えています。
[btn class="big rich_green"]HitoHanaの公式サイトはコチラ[/btn]
初心者におすすめの観葉植物ってどんなタイプ?
「初心者におすすめの観葉植物!」といわれても、なんだか具体的なイメージが掴みにくいですよね。
「なんとなく丈夫そうな植物が良いのかな?」と感じるだけで、いざ自分が観葉植物を選ぶときに何をチェックすれば良いのかわからない方も多いはずです。
まずは、自分にぴったりな観葉植物を選べるように、初心者がチェックするべき5つのポイントから見ていきましょう。
日陰に強い
1つ目のポイントは、日陰に対する強さ、園芸用語で言う「耐陰性」です。耐陰性とは、日の当たらない場所でどれだけ健康に育つ性質を意味します。
観葉植物は植物であり、ほとんどの品種が日光を好みます。太陽の光を浴びて光合成をすることが、健康に育つためには欠かせません。
しかし、室内で観葉植物を育てようとすると、なかなか十分に日光を当てられないケースも多いです。特にトイレなどの暗めな場所に設置する際には、日照不足で枯らしてしまう初心者が少なくありません。
耐陰性の強い植物であれば、あまり陽の当たらない過酷な環境でも元気に育ちます。
「できるだけ陽の当たる窓際に置かなきゃ……」と意識する必要も少なく、初心者の方でも負担なく育てられますよ。
病気に強い
2つ目のポイントは、病気に対する強さです。
観葉植物は間違った育て方をしたり、適切な予防を怠ったりすると、病気にかかってしまいます。代表的な病気には、以下が挙げられます。
- 根腐れ:水のやりすぎなどにより根っこが腐れ落ちる症状
- 炭そ病:葉っぱに黒い斑点が現れ、やがて穴が空き枯れ落ちる病気
- 軟腐病:茎などの部分が腐って異臭を放ち、腐り落ちる病気
病気のかかりやすさは品種によって大きく異なり、ときには熟練者でも病気にさせてしまうものもあれば、初心者が多少育て方をミスした程度では丈夫なものまで、さまざまです。
できるだけ、病気に対して強い観葉植物を選ぶと、比較的簡単に元気に育てることができます。
害虫に強い
3つ目のポイントは、害虫に対する強さです。観葉植物は病気以外にも、害虫の影響で枯れてしまうことがよくあります。代表的な害虫は、以下の通りです。
- ハダニ:体長0.5mmほどの小型の虫。葉っぱから栄養を吸収して弱らせる。
- コバエ:正式には「チョウバエ類」か「キノコバエ類」。土や鉢の下に置く受け皿の水から大量に繁殖する
- カイガラムシ:体長2mmほどで白や茶色の虫。ハダニ同様に栄養を吸うほか、病気の媒介にもなる
害虫が湧くと、枯れてしまうのももちろん困りますが、見た目にもあまり気分が良くないですよね。適切な予防をするのと同時に、最初から虫の湧きにくい観葉植物を選んでおくと安心です。
また、ハイドロカルチャー(水耕栽培)と呼ばれる土を使わない育て方であれば、虫が発生するリスクを下げられます。
手入れが簡単
4つ目のポイントは、手入れが簡単なことです。
耐陰性・病気・害虫に対する強さに比べると重要度は下がりますが、手入れの簡単な観葉植物ほど育て方をミスしにくく、少ない手入れで健康に育てられます。
水やりの加減は難しくないのか、剪定(枝葉を切り整えてあげる手入れ)はどのくらいの頻度で必要なのか、その植物特有の特別なお世話があるのか、などチェックポイントはたくさんあります。
なかなか初心者が完璧にチェックするのは難しいですから、「手入れが簡単」や「丈夫で育てやすい」と説明されている植物を優先的に選びましょう。
反対に、「デリケートで育てがいがある」と説明されている品種は、手入れが難しいことが多いので、初心者は避けておくと無難です。
見た目の気に入ったもの
最後は、見た目についてです。
観葉植物は見て楽しむための植物ですから、上記4つのポイントを押さえたうえで、見た目にこだわって植物を選びましょう。
育て方のコツさえしっかりと押さえておけば、よほどデリケートな観葉植物でなければ、初心者でも楽しめます。
見た目が好みの植物は育てていて愛着も湧きやすいですし、「こういうときはどうしたら良いんだろう?」と育て方を学ぶモチベーションも高まるでしょう。
「この観葉植物を育ててみたい!」と一目惚れできる植物を探すことが、初心者が観葉植物を育てるうえで大切なポイントです。
初心者におすすめの観葉植物20選!
それでは、初心者におすすめの観葉植物を20種類ご紹介します。
ここでは、テーブルなどに置きたいミニサイズで可愛いものと、インテリアとして存在感を放つ大型のものとの2種類に分けて選ぶました。
いずれも育てやすく魅力のある植物です。ぜひ品種選びの参考にチェックしてみてくださいね。
ミニサイズで可愛い観葉植物10選!
まずは、ミニサイズの観葉植物からです。テーブルの上に乗せられるくらいまでの、小さめの品種を選びました。
小さく可愛い「ヘデラ(アイビー)」
小さくて可愛らしい観葉植物の代名詞ともいえるのが、ヘデラ(アイビー)です。
細く伸びるツルと星形の葉っぱが特徴のヘデラは、観葉植物のなかでも屈指の人気を誇ります。飲食店などで飾っているのを、知らず知らずのうちに見たことのある方も多いでしょう。
園芸ショップやホームセンターはもちろん、100円ショップで売られている場合もあるポピュラーな植物です。それゆえに育てている方も多く、トラブル時の対処方法もすぐにネットで見つかります。
一年を通じて葉っぱが落ちない常緑植物なのも魅力です。一年中、部屋に緑を与えてくれる植物としていかがでしょうか。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
とっても頑丈な「サボテン」
「初心者なので、トコトン頑丈な観葉植物が良い!」という方には、サボテンがぴったりです。
砂漠で生えているイメージから想像できる通り、サボテンは過酷な環境でも元気に育つ頑丈な植物です。初心者でも枯らす心配が少なく、安心して楽しめます。
品種も5,000種類以上と非常に豊富なため、外見の気に入ったものが選びやすいのも嬉しいですね。
サボテンと言えば「トゲ」ですが、実はトゲの生えていないサボテンも存在します。「えっこれもサボテンなんだ!」と驚くような品種も多く、選んでいて楽しいですよ。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
涼しげでおしゃれな「<テーブルヤシ」
テーブルヤシは、涼し気な印象の葉っぱが特徴的なミニサイズのヤシです。ヤシ科なのですが、名前の通りテーブルサイズで、机の上のワンポイントとして活躍します。
ヤシなだけあり、どことなく南国を思わせる見た目で、周りの雰囲気をトロピカルな印象に整えてくれるのが魅力です。「なんとなく殺風景かも?」という家具の上も、テーブルヤシを置くだけでおしゃれな空間に演出できます。
見た目や名前のイメージとは裏腹に、耐陰性があり、室内でも元気に育ちますよ。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
水耕栽培もできる「ミリオンバンブー」
竹のような見た目がユニークなミリオンバンブーも、初心者に人気の高い観葉植物です。シュッとしていて、とてもスタイリッシュな印象があり、おしゃれなミニインテリアとして活躍してくれます。
ミリオンバンブーは、上記でご紹介した虫の湧きにくい育て方「ハイドロカルチャー(水耕栽培)」に対応しています。手順も簡単ですから、「虫は苦手だけど観葉植物を楽しみたい」という方におすすめです。
また、風水効果も高く、そっと飾っておくだけで金運や仕事運をアップさせてくれると考えられています。
おしゃれで、運勢アップを期待できる植物として、ミリオンバンブーを育ててみてはいかがでしょうか?
楽天市場
Yahoo!ショッピング
バラのように美しい「エケベリア」
エケベリアは「ロゼット状」に広がるバラのような葉っぱが美しい観葉植物です。サボテンなどと同じ多肉植物に分類されるため、葉っぱが肉厚でプニプニとしています。
その愛らしい外見から非常に人気が高く、初心者から観葉植物愛好家にまで幅広く愛されている品種です。「せっかくなので、見ていて楽しい植物が良い!」という方に向いています。
繊細そうな見た目をしていますが、実はそれほど育てるのも難しくありません。見た目の気に入った方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
盆栽にもなる!?「ガジュマル」
精霊(キジムナー)が宿る木として有名なのがガジュマルです。キジムナーは、親しい人間の金運や幸運を上げてくれる精霊で、ガジュマルは「多幸の木」と呼ばれるほどに縁起が良い観葉植物として親しまれています。
ガジュマルの特徴は、とても頑丈なためさまざまな育て方に対応していることです。人気のハイドロカルチャーはもちろん、専用の器に乗せて剪定すれば盆栽のようにも楽しめます。
工夫を凝らして、オリジナルのガジュマルづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
鶴のように綺麗な「オリヅルラン」
なだらかに垂れ下がった葉っぱが鶴のようだと人気のオリヅルランも、初心者が育てやすい観葉植物として知られています。耐陰性が強く、長期間室内で育てていても元気を保てるのが特徴です。
また、オリヅルランは空気の清浄効果を持つ植物です。有害物質であるホルムアルデヒドを吸収してくれます。テーブルの上にそっと置いておくだけで、空気までキレイにしてくれる優れものです。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
机に置きたい「フィカス・プミラ」
机の上にさりげなく置く観葉植物を探している方におすすめなのが、フィカス・プミラです。ミニサイズの葉っぱがたくさん生い茂る姿が愛らしく、眺めているだけでホッとした気持ちになります。
とても生命力が強く、挿し木(植物の一部を切り取り、別の鉢に植える方法)で簡単に数を増やせるのが魅力です。最初にフィカス・プミラの苗をいくつか購入するだけで、時間をかければ、室内全体を緑で飾れるかもしれません。
ハンギングという上から吊るす飾り方にも対応しており、普通の鉢で育てるのとはまた違った印象を楽しめます。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
インパクト抜群な「ハエトリソウ」
「あまり人と被らない、ユニークな観葉植物が欲しい!」という方は、ハエトリソウに挑戦してみてはいかがでしょうか。
食虫植物として有名なハエトリソウも、実は一部では観葉植物として扱われています。虫を捕まえる役目を持つ葉っぱ部分が印象的で、眺めていて楽しい植物です。
ちなみに食虫植物ではありますが、必ずしもエサとして虫を与える必要はありません。一般的な植物と同様に、水や日光で健康に育ちますよ。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
絶対に枯らしたくないなら「フェイクグリーン」
「観葉植物は飾りたいけど虫は絶対にイヤ」「いつか枯れるかと思うと、なかなか育てる気になれない」そんな方におすすめなのが、フェイクグリーンです。
フェイクグリーンは人工の植物、いわゆる造花です。生きている植物ではないため、虫を発生させたり枯れたりする心配がありません。購入して設置するだけで、水やりの手入れも必要なく、室内の緑のインテリアとして楽しめます。
フェイクグリーンで緑のある生活を楽しむことができたら、生きた観葉植物に挑戦してみるのもおすすめです。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
大型で人気の観葉植物10選!
続いて、初心者におすすめしたい大型の観葉植物をご紹介します。
大型の観葉植物は存在感があり、部屋に置くだけで室内の雰囲気を一変させてくれます。新しく観葉植物に挑戦して、気分転換したい方にもぴったりです。
生命力抜群な「ユッカ」
大きくて初心者向けの観葉植物として有名なのがユッカです。丈夫ですくすく育つユッカは、「青年の木」の別名で親しまれています。力強さを感じさせる幹が魅力ですね。
枯れにくいことから、新築・開業など祝い事のプレゼントとしてもよく選ばれています。「どこかで見たことあるかも?」となんだか見覚えのある方も多いのではないでしょうか。
ユッカは風水では、「発展」や「成長」などの意味合いを持つと考えられています。室内に置いておくと、仕事や学業が好転するかもしれませんよ。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
リビングに置きたい「パキラ」
縁起の良い観葉植物で、運気をアップさせたい方におすすめなのがパキラです。スタイリッシュで涼し気なシルエットが魅力的なパキラは、とても縁起が良いと知られています。
特に期待できるのが金運アップで、別名として「発財樹」と呼ばれることもあるほどです。リビングに置いて大切に育ててあげれば、家計を助けてくれるかもしれませんね。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
花が咲くかも「モンステラ」
「チャンスがあれば、緑を楽しむだけではなくて花まで咲かせてみたい!」という方には、モンステラがぴったりです。切れ込みや穴が空いた葉っぱが印象的なモンステラは、適切な環境を整えるとごくまれに開花します。
開花させるためには十分なモンステラの大きさが必要で、かなり難しいのですが、そのぶん挑戦する価値はあります。
そのまま育てるのも比較的簡単ですので、長い目で大切に育てて、開花を待つのも良いですね。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
見た目がユニークな「クワズイモ」
クワズイモは芋のような見た目が面白いユニークな観葉植物です。成長とともに、根茎がいかにも芋のようにふっくらと膨らみ、独特のシルエットを楽しめます。
実は、この芋のような部分には毒(シュウ酸カルシウム)が含まれていて、食べられません。食べられない芋だから「クワズイモ」と呼ばれているのですね。
芋部分だけでなく葉っぱにも魅力があり、大切に育てていると60cmほどの大きさにまで成長します。成長段階によって違った顔を楽しめる、鑑賞効果の高い植物です。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
お酒好きにぴったりな「アガベ」
お酒好きな方にぜひおすすめしたいのがアガベです。あのテキーラの原料になるユニークな多肉植物として知られています。
品種が300種類以上と豊富で、それぞれ見た目が大きく異なるのが特徴です。
人気の品種には、雷をイメージさせる青白い葉っぱが美しい「雷神」、シュッと真っすぐ伸びる葉っぱがかっこいい「吹上(ストリクタ)」などがあります。自分好みのアガベを探してみるのも楽しいですよ。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
トロピカルな雰囲気「オーガスタ」
「せっかくなので、室内の雰囲気を思いっきり変えたい!」という方におすすめなのが、オーガスタです。背が高くトロピカルな雰囲気なため、抜群の存在感を誇ります。
生命力が強く、最初に環境をきちんと整えてあげれば元気に成長します。乾燥や病気にも強いため、育てやすく手間のかかりにくい植物です。
手軽に模様替えをできる観葉植物として、選んでみてはいかがでしょうか。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
空気清浄効果No1「サンスベリア」
「室内の空気の汚れが気になる……」という方には、サンスベリアがおすすめです。
サンスベリアは、空気清浄効果が非常に高く、空気中の有害物質を吸収し、代わりにマイナスイオンを放出してクリーンな室内に整えてくれます。
真っすぐ伸びた葉っぱがおしゃれで、鑑賞効果が高いのも嬉しいポイントです。葉っぱは「トラノオ(虎の尾)」とも呼ばれ、観葉植物ファンの間で広く愛されています。
耐陰性も非常に高いので、育てる手間もそれほどかかりません。気軽な気持ちで挑戦してみてはいかがでしょうか。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
縁起の良さの代名詞「オモト」
徳川家康が江戸城に持ち込んだエピソードで有名なオモトは、非常に縁起が良い植物として知られています。引っ越し祝いでよく選ばれていますので、見たことのある方も多いかもしれません。
生命力が強く枯れにくいことで有名ですが、オモトは枯れても意味があるユニークな植物です。
オモトが枯れた場合には「悪いことを代わりに引き受けてくれた」とする考え方が一般的で、本来訪れるはずだった災難を逃れたことを意味します。
インテリアとしてだけでなく、お守り代わりに育ててみるのも良いでしょう。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
サイズがさまざま「ドラセナ・コンパクタ」
抜群の耐陰性を誇るのがドラセナ・コンパクタです。「コンパクタ」とついていますがサイズはさまざまで、30~170cmほどにまで成長します。
ストライプ模様のように見える幹がおしゃれで、インテリア効果が高いのが特徴です。耐陰性の高さと、好きなサイズを選びやすい点とあわせて、室内を飾るために非常に扱いやすいことで知られています。
「ここのスペースに、このくらいのサイズを置くとおしゃれかな?」と想像して選んでみましょう。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
ひとり暮らしにおすすめの「エバーフレッシュ」
ひとり暮らしの方には、エバーフレッシュがぴったりです。夜になると葉が閉じるユニークな性質を持ち、自分と一緒に眠ってくれます。なんだか寂しい夜にも、エバーフレッシュを見ていると気持ちがなごむでしょう。
小さな葉っぱが並んで生える姿が可愛らしく、夜以外にも見て楽しめます。少し嫌なことがあった日も、水やりをしながら葉っぱの数を数えていたら、忘れられるかもしれません。
エバーフレッシュは1~2年に一度植え替えを行ってあげれば、長く元気に育ちます。一緒に長い時間を過ごせる相棒として、育ててみてはいかがでしょうか。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
初心者が観葉植物を元気に育てるコツって?
最後に、初心者でも観葉植物を元気に育てるコツをご紹介しますので、実際に育てる前にしっかりと覚えておきましょう。以下の5つのポイントを押さえれば元気に育てることができますよ。
水やりの過不足に気をつける
初めて観葉植物を育てる際に、もっとも気をつけておきたいのが水やりのしすぎと水不足です。
観葉植物は水が足りない場合はもちろんですが、水をたくさん与えすぎても弱ってしまいます。初心者にありがちなのが、元気に育って欲しくてついつい何度も水やりを行い、必要以上に水を与えるケースです。
水のやりすぎは根腐れにつながり、悪化すると植物全体が枯れ落ちます。
枯れるまではいかずとも、受け皿に水がたくさん溜まって虫が湧きやすくなったり、植物内の樹液の濃度が下がって寒さに弱くなったりするなど、悪影響はさまざまです。
お世話したい気持ちをグッとこらえて、適切な水やり頻度を守りましょう。育て始める前には、必ず正しい水やりの頻度について調べることが大切です。
室内用でも日光を当ててあげる
特に室内で育てる場合に意識したいのが、日光を浴びせてあげることです。
耐陰性の強い観葉植物を選んだ場合は、室内で日陰に置いていても健康に育てることができます。休日に数時間だけでも日光を浴びせてあげると、より元気に育ちやすいです。
とはいえ、夏場などに強すぎる直射日光を長時間当てると、葉焼け(強烈な日光で葉の細胞が死滅する現象)のリスクがありますので、加減は必要になります。
「爽やかな日差しの日に、軽く日光浴をさせてあげる」くらいのイメージで行いましょう。
品種に合った土に植える
育て始めるタイミングで注意したいポイントとして、土選びが挙げられます。観葉植物は品種によって湿気を好むものと乾燥を好むものがあり、それぞれに適した土を選ぶのが健康に育てるコツです。
植物が好む環境に合わせて、水はけの良い土や保水力のある土などを、ホームセンターや園芸ショップで購入しましょう。
万が一わからなかった場合も、店員の方に植物名と欲しい土のタイプを伝えるだけで用意してくれます。
葉っぱの状態を小まめに確認する
観葉植物を眺めて楽しむ際に、葉っぱの様子をしっかりチェックしてあげることも大切です。
観葉植物を育てるうえで、葉っぱは植物の健康状態を確認するための重要な目印となります。
元気がない様子だったり、穴が空いていたり、色が変わっていたりするなど異常が見られた場合、現在育てている環境や手入れの方法に問題があるかもしれません。
また、病気や害虫がくっついている姿を早期に発見できれば、適切な処置によりそれ以上の悪化を防げます。小まめに葉っぱをチェックすることが、健康に育てていくコツです。
様子を見るついでに、霧吹きなどで葉っぱに水を吹きかける「葉水」をしてみましょう。葉のツヤが増して植物が喜ぶだけでなく、害虫の予防にもなります。
時々は鉢を植え替えてあげる
最後に覚えておきたいのが、ほとんどの観葉植物は植え替えが必要になることです。
特に生育の早い観葉植物は、目に見える部分だけでなく、鉢のなかでも根が育っています。
放置していると根が詰まってしまい、やがては根腐れにつながるので注意が必要です。1~2年に1回程度といった適切なタイミングで、一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。
「最初から思いっきり大きな鉢に入れたら良いのでは?」と、大型の鉢に入れようとする方もいるのですが、これはNGです。
水が上手く鉢底まで流れにくくなり、結局は根腐れにつながってしまいます。また、土のなかで植物が固定されにくく、倒れるリスクも上がりますので、サイズに合わせた鉢を用意してあげましょう。
初心者でも観葉植物を安心して楽しもう
手入れが難しそうなイメージもある観葉植物ですが、品種選びと育て方にさえ気を配れば初心者でも簡単に楽しめます。
観葉植物は、見た目の美しいものから縁起が良いものまで、魅力はさまざまです。「どの品種が良いかな?」「次はあれを育ててみようかな?」と考える時間も楽しいでしょう。
この記事を参考に、自分に合った理想の観葉植物を探し、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
出典:HitoHana
『HitoHana』は、国内最大級の品揃えを誇る、多種多様な植物を取り扱うオンラインストアです。
商品数は10,000点を超え、種類豊富な観葉植物やフラワーギフトの他にも鉢カバーやフラワーベースなども取り揃えています。
[btn class="big rich_green"]HitoHanaの公式サイトはコチラ[/btn]