ヤシ(観葉植物)の育て方!初心者でも失敗しないポイントや株分け方法を解説

ヤシ

部屋の中に置いておくだけで、南国ムードな雰囲気にがらりと変えることのできるヤシの木は、インテリア用の観葉植物として人気があります。育て方も簡単なので、ギフトとしての評判も良し。開店祝いや新居祝いに贈っても喜ばれます。今回はヤシの木の基本情報や育て方のコツとともに、おすすめの種類をご紹介します。

ヤシの木とは

テーブルヤシ

ヤシの木と聞いて、暖かい南国のリゾート地に植えられている背が高い木を想像する方が多いのではないでしょうか。ヤシの木は、亜熱帯から熱帯地域をメインに世界中で広く自生しています。

大きなサイズから小型のものまでさまざまな品種があり、日本に自生している種もあります。種類によっては観葉植物として親しまれているものもあり、室内にいながら、南国気分を味わうことができます。

ヤシの木は昔から命をつなぐ植物として考えられており、花言葉は「勝利」「平和」「家族愛」「守護」です。木の部分はロープとして、葉は屋根や壁の材料として使われていたことに由来します。

熱帯に生息する多品種の植物

ヤシの木は、ヤシ目・ヤシ科に分類される植物すべてのことを示します。熱帯・亜熱帯地域に主に生息し、2,000~3,000もの種類があります。

ヤシの木は枝を持たず、幹から葉を放射線状に生やします。観賞用の30~40センチ程度のものから30メートルに及ぶものまで大きさはさまざま。

ヤシの木のなかでもナツメヤシは、最も認知度の高い種類で、実がドライフルーツとして売られています。

日本にも自生する

日本ではインテリアのひとつとして使われたり、雰囲気を醸し出すための街路樹として使われることの多いヤシの木ですが、国内でも7種類が自生しています。

自生するヤシの木には、カナリーヤシやシュロといういずれも街路樹として使われるタイプが多いです。自生はしていませんが、ナツメヤシも関東以南であれば地植えで育てることができます。

また日本で古来から自生しているソテツという、ヤシの木に非常に似ている植物も存在します。

日陰に弱い

2,000~3,000種が世界中で自生しているヤシの木ですが、メインの地域は熱帯・亜熱帯であるため、やはり日陰や寒さには弱いです。

ただ、種によっては耐寒性・耐陰性に優れたものもあります。それが「テーブルヤシ」と「ケンチャヤシ」です。

どちらの品種とも観賞用として育てられるので、観葉植物購入が初心者の方にはおすすめの品種ですよ。

寒さに弱い

品種によっては0度でも育つ種類が稀にあるものの、ほとんどの品種は15度以上の温度が必要です。

ヤシの木を育てる時は、場所の温度管理が重要になります。

ヤシの木の育て方と注意点

ヤシの木は、本来温暖な地域を中心に自生する植物であるため、観賞用で育てる場合は特に置き場や水やりに注意する必要があります。

育てる際のポイントをしっかり押さえて、元気に生育できるように管理してあげましょう。

置き場所

室内で育てる場合は、日当たりの良い窓際に置きましょう。外に置けるのであれば、日光が大好きな植物なので、日を浴びせてあげるのがベストです。

年間通して最低でも12~15度の温度は必要なのがヤシの木で、育てるうえで最も気を付けないといけないのが、置き場所です。

特に、冬は霜に当たってしまい枯れてしまうことも…。窓際から離して冷たい空気に触れないようにします。鉢を移動させて、室内の暖かい場所に置くようにしましょう。

水やり

春から秋にかけては1週間に1~2回程度水やりをします。土が乾くたびに、水やりをするのがポイント。生育期に当たるので土の状態は適度に確認するようにしましょう。

気温が下がる冬は、休眠状態になるため、水をたくさん与える必要はなく、土の状態は乾燥気味の状態が良いです。また、土だけでなく、葉水も定期的に行えば害虫から、ヤシの木を守ることができます。

肥料のあげ方

5月~10月までは、2ヶ月に1度程度の頻度で、緩効性化成肥料を与えるようにしましょう。緩効性化成肥料とは肥料効果をすぐに高めるのではなく、効果を継続させるための肥料のことを言います。

緩効性化成肥料を使うことで、根に害を及ぼしてしまう“肥料焼け”という現象を避け、問題なく生育します。また、化学肥料を使用することでコバエの発生を防ぐこともできます。

植え替え

インテリア用のヤシの木の場合は、生育が遅いため頻繁に植え替えを行う必要はありません。一回りくほど大きめの鉢に植え替えるようにしましょう。

それ以上大きい鉢に植え替えてしまうと、水を吸いきれずに常に土が湿ったままになってしまい根腐れをしてしまいます。

鉢の底から根が出てくるようになったら、鉢を替えるようにしましょう。5月~8月が植え替えのタイミングに適しています。

株分け

成長した植物の根や茎の部分を切り離して、分割して子株を生み出す作業のことを「株分け」と言います。ヤシの木も株分けによって、新たに増やしていくことができます。

アレカヤシは複数茎が生えるので、株分けに向く代表的なヤシの木です。

茎が数本ずつまとまるように、根をナイフで分けていきます。株分けした直後は日陰で管理し、子株の方は新芽が生えたら徐々に日なたで育てるようにしましょう。

主なヤシの木の種類

多くの種類があるヤシの木ですが、室内で育てるインテリアタイプのものは限られています。観賞用のヤシの木にはどのようなものがあるのか、育て方や種類について、ご紹介します。

テーブルヤシ

主にメキシコや南アメリカなどの中南米産のヤシの木。観賞用として30~40cm程度の鉢植えに入った状態で流通することが多いです。

テーブルの上でも育てられる大きさのヤシの木ということで、命名されました。生育の速さが遅いため育てやすいです。

0度程度までならば耐えられる品種の珍しいタイプのヤシの木で、加えて強い光を嫌うという特性があります。

「あなたを見守る」という花言葉を持っており、育てやすさと合わせて贈答用としても人気の品種です。

ココヤシ

ココナッツの実をつける品種で、世間的にヤシの木と言ってイメージされるのが、ココヤシです。自生しているものは本来10~30mまで成長しますが、鑑賞用としては70~100cmのサイズが一般的。

ココナッツの実から、そのまま芽が出て育つ姿が可愛らしくヤシの木のなかでも人気があります

沖縄であれば地植えも可能ですが、その他地域で育てる場合は、日光をしっかりと浴びせて、最低でも12~15度を下回る環境に置かないよう、育てることが大切です。

アレカヤシ

ホテルやオフィスの玄関、ロビーに置かれていることが多く、最もよく目にするヤシの木。机の上に置けるサイズから、大鉢で育てられるものまでさまざまなタイプが流通しているのが「アレカヤシ」です。

細長い葉っぱが横に広がるようにして成長していきます。自生するものでは最大で10m程度まで成長する、生育が早い品種です。

インテリアとして購入するときは、小さいサイズから購入することをおすすめします。

シュロチク

見た目が竹に似ているヤシ科の植物。料亭やレストランに置かれることが多い、常緑樹で1年中葉っぱを茂らせています。

原産地が中国ということもあり、日本の気候に合い、成長スピードも遅いため、育てやすく人気のヤシの木です。

葉が緑色で細くて美しい姿から、「緑の宝石」という別名も持っています。育てやすさに加えて、和洋どちらの雰囲気にも合う種類なので、気軽に購入できます。

種類で選ぶヤシの木8選

通販サイトから購入できる、8種類のヤシの木をご紹介します。見た目や雰囲気を確認して自分に合った、お気に入りのヤシの木を見つけてみてくださいね。

【日本花卉ガーデンセンター】ワシントンヤシ(ワシントニア・イトヤシ) 5号鉢植え

熱帯では育たず、温帯や亜熱帯気候を好む種類です。葉の大きさは直径1~1.5m程度で直径7mmくらいの果実を実らせます。

乾燥や、痩せ地に強いだけではなく耐寒性も兼ね備えているため、マイナス5度程度までは耐えられます。

置き場所は、直射日光が当たるところが最適です。玄関に置いておくだけで、南国の雰囲気を醸し出せますよ。


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【フラワーコーポレーション】ケンチャヤシ 円柱形陶器鉢植え 7号サイズ

オーストラリア原産の濃い緑色と、弓状に曲がった葉が特徴のヤシの木です。お部屋だけでなく、オフィスやお店にもよく置かれています。

寒さや暗さに強い品種であるため、観葉植物を初めて育てる方にも安心なタイプ。

鉢のサイズがお家でも置ける7号鉢です。四角い陶器鉢は、底穴が開いており、根腐れしにくい構造になっています。

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【MAKIMO PLANT】アレカヤシ 10号サイズ

噴水のように広がる形状が、美しく人気の品種です。成長すると、幹が竹のようになり、葉脈と羽柄が黄色いため和名がコガネタケヤシと命名されています。明るい緑色の葉が魅力的。

寒さに強くないため、特に冬場の管理に注意してください。また夏場は土の乾燥状態をよく確認し、水が切れていないか、こまめにチェックしましょう。

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【彩植健美】メキシコケンチャヤシ 7号鉢

流通量が少なく、珍しいヤシの木。アレカヤシと比べると葉が厚く、やや深い緑色をしています。耐陰性と耐寒性が高いため室内で育てることができます。

最低5度までの環境ならば生育可能。直射日光が苦手な品種なので、カーテン越しの窓際に置いておくのがベストです。

葉が乾燥するとハダニの影響を受けやすいため、葉水をこまめにおこないましょう。


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【日本花卉ガーデンセンター】トックリヤシ (3.5寸鉢植え)

根本がトックリのように膨らんでいるのが特徴のヤシの木です。原産は熱帯地域ですが、沖縄でも見かける品種です。

街路樹としてや植物園で見かける大きいタイプもありますが、鑑賞用タイプもあるので、家で育てることもできます。

耐寒性が低いので、冬は室内で育て、乾燥気味に管理するようにしましょう。トックリヤシは年間通しても少々乾燥気味でも枯れてしまうことはありません。


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【花心盆栽】テーブルヤシ盆栽

苔を貼り、盆栽風に育てた一見変わったタイプのテーブルヤシです。

テーブルヤシ自体は中南米原産のヤシの木ですが、盆栽仕立てにすることで、和風のお部屋にも、アジアンテイストのお部屋にもあう、観葉植物になっています。
敬老の日や、母の日・父の日のギフトとしてもおすすめ。


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【日本花卉ガーデンセンター】ナツメヤシ(若木)

自生する大きいサイズのものになると、30m近くまで成長し、葉は5mにまでなります。

クレオパトラが好んだドライフルーツのデーツは、ナツメヤシの実。樹齢が長く聖書に出てくる「生命の樹」のモデルであるといわれてます。

自生する大人の木は、関東以南ならば勝手に育ちますが、鑑賞用は、寒さに弱いため、冬季は室内に移動させて育てる必要があります。


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【フラワーコーポレーション】テーブルヤシ 6号 鉢カバー

直射日光を嫌い、半日陰の環境を好みます。室内で直接費が当たるところは空けておくようにしてください。寒さには強いため0度以上の場所であれば問題ありません

春~秋にかけては、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり水やりをしましょう。

大きさ的には、リビングやソファーの横に置いておくのがピッタリだと思います。

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自分に合ったヤシの木を見つけて大切に育てましょう!

ヤシ

同じヤシの木でも、種類によってサイズや苦手な環境が異なります。自分の生活スタイルや植物を育てた経験の有無によって、選びたいヤシの木は決まって決まってきます。

育て方や見た目を確かめて、自分好みのヤシの木を購入してみましょう。