シンゴニウムが垂れるときはどうすれば?原因と解決策、よくあるQ&A

シンゴニウムが垂れるときはどうすれば?原因と解決策、よくあるQ&A

「シンゴニウムの葉が徐々に垂れてきた…」「このままでも良い?元通りにするには?」そんな悩みを抱えている方に向けて、この記事ではシンゴニウムが垂れる原因と対処法をご紹介します。よくあるQ&Aと一緒に確認して、安心してシンゴニウムを育てましょう。

目次

シンゴニウムが垂れるのは自然な現象!

シンゴニウムが垂れるのは自然な現象!

シンゴニウムは大きな葉がたくさん茂る可愛らしい観葉植物です。つる植物に分類されるため、近くに巻き付く先があれば上に上にと、何もなければ下に下にと育っていきます。

そのため、実はシンゴニウムが垂れるように育つのは自然な現象です。

なかには、天井から鉢を吊るして飾り、わざと葉を垂らす「ハンギング」を採用しておしゃれにシンゴニウムを育てている方もいます。

シンゴニウムが垂れてきたときは、基本的にはそのまま放置しても構いません

極端にひょろひょろなときは要注意

ただし、垂れるだけでなく苗が極端にひょろひょろしているときは注意が必要です。シンゴニウムが「徒長(とちょう)」と呼ばれるトラブルを起こしている可能性があります。

徒長とは、植物の一部分が不必要なほどに長く伸びてしまうことです。園芸中によく見かけるトラブルで、見た目が不格好になることから敬遠されています。

徒長の主な原因は日当たりの不足です。今よりも日当たりの良い場所に置いたり、後述する剪定で不要な部分を取り除いたりして、シンゴニウムを回復させてあげましょう。

シンゴニウムが垂れるときの解決策

シンゴニウムが垂れるときの解決策

前述の通り、シンゴニウムが垂れるのは自然な現象です。徒長を起こしていなければそのまま放置しても構いません。

しかし、シンゴニウムを垂らさずに育てたい方に向けて、ここでは以下の2種類の解決策をご紹介します

  • 支柱でサポートしてあげる
  • 剪定(切り戻し)で苗をすっきりさせる

支柱でサポートしてあげる

もっとも手軽な解決策は、シンゴニウムの傍に支柱を立ててサポートしてあげることです。

つる植物は近くに巻き付く先があれば、上に向かって育つ性質を持ちます。ホームーセンターや園芸ショップで市販されている観葉植物用の支柱を入手しましょう。

シンゴニウムの支柱の立て方は簡単で、鉢の中心に根を傷つけないように立て、優しくつるを絡ませてあげます。その後は、自然に巻き付く形で成長してくれます。

剪定(切り戻し)で苗をすっきりさせる

シンゴニウムはつる植物ですが、小さなうちは普通の観葉植物のようにまっすぐ育つこともあります。

以前は上に向かって育っていたのに垂れてきたときは、剪定でサイズを戻しましょう

シンゴニウムの剪定は、5~10月に「切り戻し」と呼ばれる方法で行います。必要な道具と手順は以下の通りです。

【シンゴニウムの剪定に必要な道具】

  • 剪定ばさみ
  • 軍手
  • ブルーシートや新聞紙(床に敷くもの)

【シンゴニウムの剪定の手順】

  1. STEP1:樹液が手に触れないように軍手をする(肌に触れるとかぶれることがある)
  2. STEP2:痛んだツルや過度に増えた葉を根元から切る
  3. STEP3:自分の望むサイズになるようツルを途中で切る

シンゴニウムのツルは基本的にはどこを切っても大丈夫です。ただし、まだ葉が出ていないツルを切るのは避けておきましょう。

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シンゴニウムが垂れるときのよくあるQ&A

シンゴニウムが垂れるときのよくあるQ&A

最後に、シンゴニウムが垂れる際のよくあるQ&Aをご紹介します。

放置したままでも大丈夫?

前述の通り、シンゴニウムが垂れるのは自然な現象です。徒長のようなほかのトラブルがなければ、そのまま放置しても構いません

むしろ、ハンギングで育てるなどの垂れる植物だからこその飾り方にもぜひ挑戦してみてください。

「ほかのツル植物と一緒に垂らして育てて、室内をオリエンタルな雰囲気に飾る」なんて工夫をするのも楽しいですよ。

葉が丸まってしまうのはなぜ?

シンゴニウムの葉が垂れるだけでなく丸まってしまうときは、水不足の可能性が考えられます。葉が丸まることで水の蒸発をできるだけ防いでいる状態です。

シンゴニウムの水やりは、春から秋には土の表面が乾いた時点でたっぷりと冬には土が乾いてから数日した後にたっぷりと与えます。

また、ときおり「葉水(霧吹きで葉の両面に水を吹きかける手入れ)」をしてあげると、水不足を防ぎやすくなるためおすすめです。

ぐったりと元気がないときはどうする?

苗が全体的にぐったりと元気がないのであれば、シンゴニウムにふさわしい環境を整えられていない可能性があります

観葉植物にはそれぞれ元気に育つために必要な環境があります。日光、土、気温など気にするべきポイントはさまざまです。

シンゴニウムの場合は、少なくとも以下には注意しておけると安心です。

  • 直射日光は避けて半日陰に置く
  • 水はけの良い土を使う
  • 10度以上の場所に置く

そのほか、シンゴニウムにふさわしい生育環境や手入れの仕方は以下の記事で解説しております。本記事とあわせてご確認ください。

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シンゴニウムが垂れるときは苗の様子を確認しよう!

シンゴニウムが垂れるときは苗の様子を確認しよう!

この記事ではシンゴニウムが垂れることについて、理由や対処法、よくあるQ&Aをご紹介しました。

つる植物であるシンゴニウムは、長く育てていると自然に垂れてきます。ひょろひょろになっていなければ、そのまま放置しても構いません。

もし垂らさずにシンゴニウムを育てたいのであれば、ご紹介した支柱と剪定を活用する方法がおすすめの解決策です。自分の理想の育て方&飾り方を見つけてくださいね。




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