「可愛らしく珍しい花を咲かせる植物に挑戦してみたい…」そんな方には、エバーフレッシュがぴったりです。葉が注目されがちなエバーフレッシュですが、上手に育てると可憐な花を咲かせてくれます。この記事では、エバーフレッシュの花を咲かせるコツや開花時期、落ちる理由まで確認しましょう。
エバーフレッシュは黄色の花を咲かせる植物!
夜になると葉を閉じることから、「一緒に眠ってくれる」と人気のエバーフレッシュですが、実は花が咲く植物だと知っていますか?
エバーフレッシュは、大切に育てているとタンポポのような黄色い小さな花を咲かせます。その姿はとても愛らしく、可愛いもの好きな方であれば一見の価値があります。
しかし、エバーフレッシュは比較的デリケートな植物で、育て方を間違えてしまっては花も咲きません。この記事でエバーフレッシュの花を咲かせるコツを見ていきましょう。
花言葉は「歓喜」「胸のときめき」
ちなみに、エバーフレッシュの花言葉は「歓喜」や「胸のときめき」といった明るくポジティブな内容です。
中国での逸話として、いつも不機嫌な父がエバーフレッシュの入ったお酒を飲んだところ、非常に上機嫌になって家族全員が幸せになった、なんてエピソードもあります。
「なんだか最近良いことがないかも…?」という方も、エバーフレッシュを育てることで、明るい日々を過ごせるかもしれませんよ。
以下の記事では、通販で買えるおすすめのエバーフレッシュの苗をご紹介しています。
エバーフレッシュの花を咲かせる3つのコツ
それでは、エバーフレッシュの花を咲かせるコツを見ていきましょう。大切なのは、以下の3点です。
- 適切な生育環境を整える
- 肥料で開花のためのエネルギーをプラス
- 置き場所をコロコロと変えない
さらに前提として、「花が咲く時期は4~9月ごろ」であることも知っておく必要があります。それぞれ順番に見ていきましょう。
前提:花が咲く時期は4~9月ごろ
植物は開花時期が決まっており、エバーフレッシュの場合は4~9月ごろと春から夏にかけて咲き誇ります。
これ以外の時期に無理をして咲かせようとすると、根腐れ・肥料焼け・徒長(とちょう)といった、植物が枯れる場合にありがちな異常が起きてしまうため注意が必要です。
症状の深刻度によっては、花を咲かせるどころかエバーフレッシュが枯れてしまうため気をつけてくださいね。それでは、開花させるコツをご紹介します。
適切な生育環境を整える
1つ目のコツは、エバーフレッシュにとって適切な生育環境を整えてあげることです。
植物が花を咲かせるためには、十分なエネルギーが必要です。
エネルギーが足りていなければ、適切な時期が来ても上手に花は咲きません。日頃からエバーフレッシュが元気に過ごせるように、生育環境を整えてあげましょう。
エバーフレッシュの場合は、以下のポイントを意識して環境を整えることが大切です。
- 10度以上の暖かい場所に置く
- 日当たりの良い場所に置く
- 乾燥を避ける
- 季節ごとに水やりの頻度を調節する
エバーフレッシュにふさわしい生育環境の詳細&育て方は、以下の記事でも詳しく解説しています。本記事とあわせてぜひチェックしてみてください。
肥料で開花のためのエネルギーをプラス
2つ目のコツは、エバーフレッシュに適量の肥料を与えて、エネルギーをプラスしてあげることです。
適量の肥料は、植物の開花を手助けしてくれる優れた栄養源になります。
エバーフレッシュの場合は、春~秋の生育期にのみ、遅効性の置き肥を与えましょう。肥料は、通販や園芸ショップで市販されているものでOKです。
注意点として、肥料の与えすぎは肥料焼けと呼ばれる異常を引き起こし、エバーフレッシュが枯れることにつながります。説明書の容量・用法を守ってくださいね。
置き場所をコロコロと変えない
3つ目のコツは、エバーフレッシュの置き場所をコロコロと変えないことです。
エバーフレッシュは比較的繊細な植物で、置き場所を変えるたびにビックリします。何度も移動させると「新たな環境に馴染むこと」にばかり気を取られ、花を咲かせる余裕が失われてしまいます。
雨が続いた後に日当たりの良い場所に一時的に移すなどの例外を除き、決まった置き場所を定めてあげましょう。
エバーフレッシュの花が落ちるのは自然なこと
ところで、実はエバーフレッシュの花が咲いた後にはさらなる楽しみがあります。それは、種の収穫です。
エバーフレッシュの花は一定期間が過ぎると自然に落ち始め、代わりに緑色の房(実)がつきます。この房は1ヶ月ほどで真っ赤に染まり、やがては中から黒い種が収穫できます。
この種を大切に保存しておき、春に種まきをすれば、新たなエバーフレッシュの誕生です。自分がこれまで育てていたエバーフレッシュの子どもとして、より愛着を持って楽しめますよ。
実がつかない場合は受粉ができていない可能性も
もし、実がならずにそのまま枯れてしまうのであれば、エバーフレッシュが適切に受粉できていない可能性があります。
そのときは、次回は複数のエバーフレッシュの苗を一緒に育ててあげましょう。もちろん、日当たりや湿気などの生育環境の見直しも忘れずに行ってくださいね。
エバーフレッシュの可憐な花を咲かせて観賞しよう!
この記事では、エバーフレッシュの花を咲かせる3つのコツをご紹介しました。
生育環境、肥料、置き場所を変えないという3点を意識すれば、きっと綺麗な花を咲かせてくれるはずです。
4~9月の暖かい時期にしか咲かないことにも注意して、大切にお世話してあげてくださいね。