ハエトリソウ(観葉植物)の育て方!初心者でも失敗しないポイントや植え替え方法を解説‌

ハエトリソウ

ハエトリソウは、見た目や名前のインパクトから、興味を持つ方が多いでしょう。園芸店などでも販売されているため手に入りやすいですが、特性や育て方についてはよく分からないですよね。本記事では、ハエトリソウの特性や元気に育つための方法をまとめました。

目次

ハエトリソウってどんな植物?

ハエトリソウ2

ハエトリソウは、モウセンゴケ科・ハエトリグサ属の植物です。学名はディオネア スマシプラで、ハエトリグサやハエジゴクとも呼ばれています。

日本のように四季の変化がある場所が原産なので、比較的育てやすいと言えるでしょう。

二枚貝のような葉に鋭いトゲが生えている独特な姿は、とてもインパクトがあり観葉植物として楽しめます。

まずは、ハエトリソウが持つ特性を詳しくチェックしていきましょう。

ハエトリソウは食虫植物の一種

ハエトリソウは、北アメリカの湿地帯に自生する食虫植物です。食虫植物とは文字通り、虫を捕食する習性を持っています。

感覚毛といわれるセンサーに虫が触れると、二枚貝のような葉を素早く閉じて捕食します。しかしこの運動は、一度に多大なエネルギーを消費してしまうため、確実に捕食できるようセンサーに2回触れたら葉が閉じる仕組みになっています。

虫(エサ)を与えなくても大丈夫

虫を食べるハエトリソウですが、虫だけでエネルギーを得ているわけではありません。食虫植物も光合成をしているので、虫を捕食しなくても枯れることはないのです。

わざわざ虫を取って、エサとして与える必要はありません。

日光を好む

ハエトリソウは、日光が大好きです。地植えができないため、鉢植えにして日当たりの良い場所で育てましょう。

乾燥に弱い

湿地帯が原産のハエトリソウは、多湿を好み乾燥に弱い特徴があります。湿地帯は、定期的に冠水する低地なので、常に湿った状態です。そのためハエトリソウを育てる際は、用土が乾燥しないよう注意しましょう。

寒さに強い

耐暑性の低いハエトリソウですが、寒さには強いです。凍結しない限り、枯れることなく越冬できます。

ハエトリソウの育て方!必要な生育環境と枯らさないコツ

ここからは、ハエトリソウの育て方をご紹介します。

日当たりの良い場所で

ハエトリソウは日光を好むので、できるだけ日当たりの良い場所で育てましょう。ただし、暑すぎて土中が蒸れたり、葉焼けしたりしてしまうのを防ぐために直射日光は避け、レースカーテンなどで遮ってください。

屋外でも同様に、日の良く当たる場所に置きましょう。真夏は風通しの良い半日陰に置くことをおすすめします。

腰水で管理をする

腰水とは、受け皿に2~3cmほど水を張り、そこに鉢を置いて吸水させる栽培方法です。この方法であれば、常に土を湿った状態で保てます。

真夏は水の温度が上がってしまうため、こまめに交換するようにしてください。

水苔か保水性の高い土を使う

ハエトリソウは、水苔を使うと簡単に育てられます。または、保水性が高く通気性の良い鹿沼土やパーライト、ピートモスを使用しましょう。

観葉植物用の培養土を使用すると元気に育たないため、使用は避けてください。

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冬は屋外で管理する

ハエトリソウは、冬になると休眠します。春からの生育期に備え、エネルギーを蓄えておくためです。枯れたようになりますが、しっかりと生きているので、水切れしないようきちんと管理しましょう。

また、寒そうに見えても、暖かい室内に入れないようにしてください。しっかり休眠できず、春からの生長が鈍くなってしまいます。

0℃以下にならなければ、屋外の霜が当たらない場所で管理しましょう。

肥料は特に必要ない

栄養分の少ない湿地帯が原産のハエトリソウは、肥料を必要としません。かえって生長の妨げになってしまうので、肥料を与えないようにしましょう。

ハエトリソウを育てるときのポイント

ハエトリソウ3

ハエトリソウを枯らしてしまわないためには、いくつかのポイントがあります。3つにまとめたので、参考にしてくださいね。

むやみに触らない

葉が閉じる様子を見たくてつい触ってしまいたくなりますが、むやみに触ってはいけません。この運動はとてもエネルギーを使うため、何度も行うと株が弱くなり、葉が黒くなってしまいます。

葉が黒くなってしまったら

ハエトリソウは、日が当たりすぎると葉やけし、黒くなってしまいます。とくに夏場の強すぎる日差しには気を付けましょう。

ただし、11月頃から黒くなってきたのであれば、それは休眠するサインなので特に問題ありません。

花茎は切り取る

ハエトリソウは、5~7月頃になると白い花を咲かせます。しかし、種を実らせると株が弱ってしまうおそれがあるため、早めに切り取ってしまいましょう。

種を収穫したいのであればそのままでも構いません。

ハエトリソウの植え替え方法と時期

ハエトリソウ4

腰水で管理するハエトリソウは、土中が腐ってしまい根を傷めてしまうこともあります。そのため、定期的に植え替えを行う必要があります。

ここでは、ハエトリソウを元気に育てるための植え替え方法と、増やし方を見ていきましょう。

1年に一度は植え替えを

ハエトリソウの植え替えは、1年に一度、12~2月の休眠期に行います。真夏や休眠前の秋は避けましょう。

ハエトリソウの植え替え方法

【用意するもの】

  • 水苔
  • 軽石
  • 植え替え用の鉢

【植え替えの手順】

  1. 軽石を植え替え用鉢の1/4ほどまで入れる
  2. ハエトリソウをゆっくりと鉢から出し、土を1/3ほど落とす
  3. 水を吸わせた水苔で、根を包む
  4. 植え替え用鉢に入れる
  5. 隙間に水苔を詰める
  6. 上から水をたっぷりかける

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「株分け」か「種まき」で増やせる

株分けの場合は、大きくなった株を上記の方法で分けます。1株に3枚程度の葉がつくように分けましょう。

種まきの場合は、採取した種を12~4月にまきましょう。春に種をまく場合は、濡らした種を1ヶ月ほど冷蔵庫に入れてからまくと、発芽しやすくなりますよ。

こんなにたくさん!ハエトリソウの種類3つ

ハエトリソウ5

ハエトリソウは、実は1種類だけではありません。園芸品種として改良されたものが、100種類ほども存在します。

大きく分けると、葉が地を這うように生長する「ロゼッタ系」と、葉が上を向く「エクレタ系」の2種類です。

ここからは、人気の高い3種類をご紹介します。

マスシプラ オールドタイプ

原種に近い、日本ではポピュラーな品種です。地を這うように生長し、葉を多く生やします。

シャークティース

見た目がサメの歯のように見えることから、「シャークティース」と名付けられました。三角形の短いトゲが特徴です。

ソウトゥース(ソウティース)

葉のトゲが細くギザギザしているのが特徴で、のこぎりの歯に見えることから「ソウトゥース」の名が付いています。

ハエトリソウのおしゃれな飾り方

ハエトリソウ6

ハエトリソウは、そのインパクトのある見た目から、シンプルに鉢植えするだけでも十分観賞が楽しめます。

その個性的な見た目に負けないような、変わった容器に入れるのも良いですね。

他にも、ガラス製の容器で育てるテラリウムも、おしゃれに飾れることから人気が高まっています。容器に蓋をすれば湿度が保ちやすいため、管理もしやすくおすすめです。

個性的なハエトリソウを育ててみよう

ハエトリソウ8

ハエトリソウは、食虫植物ですが虫を与える必要はなく、比較的育てやすい観葉植物です。緑と赤紫のコントラストが美しく、独特な雰囲気を醸し出し、インテリア性が高いと言えます。

今回ご紹介した方法を参考にして、ぜひハエトリソウの栽培にチャレンジしてください。




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この記事を書いた人

biotonique 編集部です。観葉植物で多くの方の暮らしが豊かになれるような情報を提供していけたらと思います。

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