月下美人(花)の育て方!初心者でも上手に育てるコツを一挙紹介

月下美人

特徴的な名前を持つ月下美人。初夏から秋にかけての夕暮れから夜にのみ咲く月下美人は、家で育てることがなければ、その神秘的な瞬間になかなか出逢えることがないのも特徴です。儚く綺麗な月下美人を自分の手で育てたい方、多肉植物が好きな方に向けて、今回は月下美人の育て方について紹介します。

月下美人の特徴

月下美人

月下美人は、メキシコや中米を原産地とする多肉植物です。多年草で、背丈は1メートルを超えた頃に開花します。

初夏から秋までが開花の時期ですが、開花の回数は数回程度と貴重で、その白い花は「儚い恋」「艶やかな美人」という花言葉を持つように、見る人を魅了します。香りがあることも特徴です。

月下美人は濃厚な香りが特徴の多肉植物

月下美人の別名は「月来香」といい、とても強い香りが特徴です。花の開花を目で見なくてもその強い香りから、花が咲いていることがわかるともいわれており、香水などに利用されることもあります。

夏から秋にかけて楽しめる

1年に1度花を咲かすというイメージのある月下美人ですが、実際に花を咲かす回数は株の状態によって変わり、年に数回開花することもあります。日本での開花時期は、6月〜11月頃とされています。

流通している種類

  • 姫月下美人
  • 一般的には夜に咲く月下美人ですが、次の日の日中まで開花する品種のため、特に人気です。

  • 満月美人
  • 姫月下美人と原種の交配種になります。

月下美人を上手に育てるポイントを解説

月下美人

排水性を意識した土作り

月下美人には水はけのよい土が適しています。園芸店では月下美人用の配合土を置いているところもありますし、サボテンや多肉植物用の土なども月下美人を育てる際に便利です。

土を混ぜてオリジナルで作る場合には、水はけが良い土(赤玉土)に、保水性のある土(腐葉土)を混ぜると良いでしょう。基本的に鉢植えで管理しますが、水はけを良くすることがポイントですので、底に敷石をしましょう。

元気な株を選ぶポイント

月下美人の苗は暖かくなり始めた頃に出回り始めます。株がしっかりしていて、葉にしわが寄っていないものを選びましょう。カイガラムシなどの害虫がついていないかもチェックします。

植え付けのコツ

植え付けの時期

植え付けの時期は、初夏から秋頃(5月〜9月)が適切です。直射日光には弱く、最初は日陰で管理する必要があるので、真夏は避けたほうが無難です。

鉢植えにするときのコツは、生育が促進されるため新しい土を使うことです。

植え付けの手順

  • 古い土や腐った根がある場合には、軽く取り除きます。
  • 鉢の底にネットを敷き、鉢底石を1/4程度入れます。
  • 1/3程度まで土を入れ、中心に株を置きます。
  • 鉢の上部から数cmのところ、土をしっかりかぶせます。根の周りには隙間ができないようにすることがポイントです。
  • 直射日光を避けながらも、日照不足になると花が咲きにくくなるので、5月6月頃は戸外の日向で、梅雨明けからは葉焼けをさけるために明るい日陰を選びましょう。
  • 冬は室内で育てます。

日々のお手入れ(水やり・肥料)

水やり

月下美人はサボテンの仲間ですが、多肉植物の中では、森林性であり、水を好む植物です。生育期である4月〜10月ごろは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。特に真夏で日差しが強い時期は毎日水やりを行いましょう。

休眠期は、土の表面が乾いたら2〜3日待ってから、土を軽く湿らせる程度(月に数回で構いません)水やりをしましょう。

肥料

月下美人の花が咲きやすい条件として、株が大きくなることが挙げられますが、そのために肥料は必須です。

窒素の多い肥料は葉茎が育ちやすくなり、花も付きづらくなるので、リン酸やカリウムが多めの肥料を選ぶようにしましょう。

肥料を与える時期は、生育期である4月〜9月までは月に1回緩効性肥料を株元に与えます。10月は、2週間に1回液体肥料に切り替えて与えるようにしてください。

生育期である4月〜10月ごろまでは欠かさず与え、休眠期は与えなくても大丈夫です。

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月下美人を育てるときに起こりやすいトラブル&対処法

月下美人

月下美人を育てる時に気をつける病気

月下美人がかかりやすい病気は「すず病」です。この病気は、カイガラムシの排泄物が原因で、葉が黒く変色する病気です。

なかなか綺麗に育たなくなったり、枯れてしまう原因にもなりますので、害虫対策に気をつけましょう。

害虫への対策

しおれている葉や、枯れている場合には、害虫がついて栄養素を吸い取られている可能性がありますので、すぐに取り除きましょう。そのまま放っておいた場合、病気を誘発する可能性もあります。

葉につきやすい害虫

葉には特にハダニがよく付き吸汁しますので、見つけ次第ブラシを使って、傷つけないようにこすり落としましょう。

茎やつぼみにつきやすい害虫

アブラムシや、カイガラムシが付くことがあります。見つけ次第殺虫剤をまくか、同じくブラシなどを使ってこすって取り除くか、ピンセットなどで取り除いてください。

特にカイガラムシは、季節を選ばずに茎の部分(葉も)に白い塊がつき、樹液が吸われる、排泄物から病気が発生するので、防除、除去するように気をつけましょう。

月下美人の植え替え・増やし方

月下美人

植え替えの時期と方法

植え替えは、生育期である5月〜9月が一般的です。日光には徐々に慣らした方が良いので、日光が強い真夏は除いてください。タイミングは2年に1回程度でかまいません。

植え替えの方法は、古い土を落とし、根腐れが起こっている場合には、腐った根も合わせて落とします。茎が斜めに広がる場合には、支柱などを上手に使いましょう。

  • 鉢から株を抜きます。
  • 腐った根や古くなった土を取り除きます。
  • 新しい鉢の底に鉢底ネットを敷き、鉢底石を1/4程度入れます。
  • 土を1/3入れて、株を鉢の真ん中に置きます。
  • 鉢の上部から2cm程度空けて、土を詰めます。

新しい用土に植え替えると、生育が促進されます。植え替えた直後は、直射日光に当たらない場所で育て、水は控えめにするようにしましょう。

増やし方の時期と方法

ここでは月下美人の増やし方を解説します。月下美人は「挿し木」で増やすことが可能です。時期は、生育期である5月〜9月が一般的です。

  • 15cm〜30cm程度の長さに茎を切り取ります。
  • 2〜3日程度陰干しします。
  • 乾いた土を入れたポットに茎の切り口を浅く挿します。
  • 1週間ほど経ってから水やりを始めます。
  • 風通しの良い明るい日陰で、10日に1度土が湿る程度に水やりを行います。
  • 約2〜3週間で発根します。
  • 根がある程度生えたら、土を入れた鉢に植え替えます。
  • 新芽が5cmほどに育ったら、肥料を与えます。

上手に育てるためには、挿し木をする前に、カットした面をよく乾かすことがポイントです。乾燥が不十分だと腐りやすくなるため注意が必要です。また、カットするときはハサミなどを使うと細胞が潰れてしまい根が出にくくなる可能性が高いので、よく切れるナイフやカッターを使いましょう。

挿し木をしてから3年程度すると、花を付ける株に成長します。

月下美人の面白い豆知識

月下美人

月下美人が食べられるということをご存知ですか?花が閉じたあとに食べることができ、台湾では薬膳料理として月下美人を食す文化があります。

美味しく月下美人を食べる方法

花の付け根の部分は堅く食べにくいので、付け根を除いて花の部分を軽くゆでましょう。

おひたしやみじん切りにすると、とろろのような食感を楽しめます。その他には天ぷらにして食べることもできます。

また、花の部分だけでなく実も熟したものを食べることが可能です。甘さとサクサク感がクセになりますよ。

お酒のおつまみなどにもなるので、気になった方はぜひ一度試してみてください。

育て方のコツを押さえれば初心者でも簡単!神秘的な月下美人を楽しみましょう

月下美人

月下美人を育てる際には、湿度管理や水やりの方法など押さえるポイントは色々とありますが、難易度はそこまで高くありません。

花を付けるタイミングが少なく、夜にかけて開花するからこそ、開花したときの感動は、それを見た人にしか味わえない経験だと言えます。

この記事を参考に、ぜひ育て方のコツを押さえて挑戦してみてくださいね!

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