月桂樹(ローリエ)の育て方のポイント4つ!栽培方法から剪定・植え替え・利用方法まで

月桂樹(ローリエ)の育て方のポイント4つ!栽培方法から剪定・植え替え・利用方法まで

庭園や公園などで見かけることの多い月桂樹(ローリエ)。今回は月桂樹(ローリエ)の育て方から活用方法までまとめてご紹介します。月桂樹(ローリエ)は、4つのポイントを押さえれば上手く育てることができるので、初心者の方もぜひチャレンジしてみてくださいね。

月桂樹(ローリエ)がどんな植物か知ろう

月桂樹(ローリエ)がどんな植物か知ろう

月桂樹(ローリエ)は、地中海沿岸部が原産地のクスノキ科の植物です。月桂樹(ゲッケイジュ)よりも、ローリエという呼び方のほうがピンとくる方も多いのではないでしょうか。他にも『ローレル』と呼ばれることもあります。

月桂樹(ローリエ)は上手く育つと10m以上にもなる高木です。園芸では庭木・常緑の分類になるため、家庭では庭やベランダで育てるのが良いでしょう。月桂樹(ローリエ)の葉は硬く厚みがあり、ツヤがないマットな質感が特長です。

開花時期は4~5月で、一般的な植え付けの時期は4~6月または9~10月頃です。ポップコーンのような小さなかわいい薄黄色の花を咲かせます。

月桂樹(ローリエ)はそのまま使う?それとも乾燥させて使う?

月桂樹(ローリエ)の葉には特有の香りがあります。それゆえ、料理の香味料として昔から活用されてきました。特にシチューやポトフといった、洋風の煮込み料理で使うことが多いです。

そんな月桂樹(ローリエ)の葉は、生のフレッシュな状態と乾燥状態とで香りや風味が全く異なります。もちろん生の状態でそのまま使用しても問題ありませんが、より香りや風味を際立たせたいなら乾燥させて使用する方が良いでしょう。

フレッシュな月経種の葉を煮込み料理で使用すると、灰汁で渋みや苦みが強くなるためおすすめしません。

月桂樹(ローリエ)の育て方・栽培方法

月桂樹(ローリエ)の育て方・栽培方法

ここでは、月桂樹(ローリエ)の育て方・栽培方法について解説します。

まずは月桂樹(ローリエ)の苗木を選ぼう

月桂樹(ローリエ)は、種から育てるのではなく苗木から育てるのが一般的です。月桂樹の苗木はホームセンターや園芸店で販売しているので、そちらで入手すると良いでしょう。

店舗では9cmの3号サイズから用意していることもありますが、その年から収穫を楽しみたい場合は50~60cmのものを選ぶのがおすすめです

苗木を選ぶときは、幹や枝がしっかりしているか、葉の色付きが良いか、根が詰まり過ぎていないかをポイントにして選んでください。

月桂樹(ローリエ)の栽培方法

月桂樹(ローリエ)は大きく育つ植物なので地植えがおすすめですが、定期的に剪定すればベランダでも育てられるので鉢植えも可能です。鉢植えにする場合は直径30cm前後の素焼き鉢かプラスチック鉢を用意しましょう。

月桂樹(ローリエ)は乾燥に強いため土質は選びません。土は肥料入りの園芸土、または赤玉土と腐葉土を配合した土が用意しやすいのでおすすめです。

実際に植え付けるときは根鉢の約1.5倍の植え穴を掘り、苗木を押し込むように入れて植え付けます。その後、表面3cm程度にバーク堆肥を敷き詰めておきましょう。

赤玉土
観葉植物と土

月桂樹(ローリエ)の剪定方法

月桂樹(ローリエ)は生育旺盛な植物なので、剪定しなければどんどんと上に伸びていきます。高くなりすぎると見栄えも悪く管理も難しくなるため、年に1~3回を目安にして定期的に剪定をしましょう。剪定の時期は3~4月上旬がおすすめですが、それ以外の時期も必要に応じて剪定しましょう。

実際に剪定をするときは、刈り込みか間引きをしてください。

刈り込みの場合

刈り込みは、見栄えを整えるためや管理しやすい高さにするために行います。そのため、「生育して見栄えが悪くなってきた」、「これ以上高くなったら管理がしにくい…」などと感じたら実施してください。

刈り込みの場合は長く飛び出た枝の付け根を剪定ハサミでカットします。月桂樹(ローリエ)は円柱型や玉仕立て、スタンダード仕立てなど、全体を自由にデザインできるので、刈り込みの際に好みの形に整えましょう。

間引きの場合

一方、間引きは順調に育てるための管理目的で行います。生い茂っている葉を間引くと、日当たりや風通しが良くなります。さらに、間引くことで光合成がしやすくなり健康的に育つので、病気や害虫の被害を防ぎやすくなるのです。

間引きは、混み合ってきた枝や葉、長く伸びすぎてしまっている枝、枯れてしまいそうな枝を見つけたら実施します。間引き剪定の場合は、樹冠と不要枝から生えた枝をカットすると良いです。

月桂樹(ローリエ)を上手く育てるポイント4つ

月桂樹(ローリエ)を上手く育てるポイント4つ

ここからは、月桂樹(ローリエ)を上手く育てるポイントを4つご紹介しましょう

ポイント1:日当たり

明るい日陰や少し暗い場所でも育てられますが、地中海沿岸部が原産地なので日当たりの良い場所を好みます。上手に育てたいなら、日当たりの良い場所を選びましょう。

ポイント2:置き場所

月桂樹(ローリエ)はまっすぐ上に成長する植物です。それゆえ、天井が低い場所には置かず、高さのある場所で育てる方が良いでしょう。。横にはあまり広がらないので、少し狭いスペースでも育てられます。

ポイント3:水やり

月桂樹(ローリエ)は、水を与えすぎると根腐れを起こす恐れがあります。そのため、完全に根付いてからは頻繁に水やりをしないほうが良いです。

鉢植えの月桂樹(ローリエ)の場合、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水をあげてください

地植えの月桂樹(ローリエ)の場合は、根付くまでと根付いてからとで水やりの仕方が異なります。

根付くまでの約2年間は、鉢植えと同じように土の表面が乾いてきたら水やりをしましょう。2年以上経ち根付いたら、水やりはほとんど不要になります。

ポイント4:肥料

月桂樹(ローリエ)は、肥料を与えることでより元気に育ちます。鉢植えの月桂樹(ローリエ)は、3月頃に化成肥料を株元に与えてください。地植えの月桂樹(ローリエ)は、1~2月の冬場に有機質肥料を寒肥として株元に埋めていきましょう。

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注意が必要な害虫や病気

注意が必要な害虫や病気

月桂樹(ローリエ)の生育過程で気を付けたいのが害虫・病気の被害です。

注意が必要な害虫

月桂樹(ローリエ)はハーブの一種ですが、他のハーブと違って害虫がつきやすいです。特にカイガラムシ・テッポウムシ・ハマキムシが寄ってきやすいので注意しましょう。

気を付けたい病気

月桂樹(ローリエ)に寄ってきやすい害虫としてカイガラムシを挙げましたが、このカイガラムシの排泄物によってすす病といわれる病気になることがあります
すす病はカビの一種で、月桂樹(ローリエ)の光合成を妨げたり株を弱くさせたりします。すす病を防ぐためには、大元のカイガラムシをヘラやつまようじ、歯ブラシを使って駆除してください。

月桂樹(ローリエ)を植え替える方法

月桂樹(ローリエ)を植え替える方法

月桂樹(ローリエ)は、基本的に植え替えを苦手としています。とは言え、根が詰まって生育が悪くなったら植え替えしてあげる必要があります。植え替えのときは、根を傷つけないようにゆっくり丁寧に行いましょう。

月桂樹(ローリエ)の植え替えに適しているのは4月の中頃から下旬、または9月の秋頃です。地植えでは、根鉢の約1.5倍の植え穴を掘って植え替えしましょう。

鉢替えするときは、現在使用している鉢よりも1~2回りほど大きな鉢を用意し、植え替えます。

月桂樹(ローリエ)を増やす方法

月桂樹(ローリエ)を増やす方法

月桂樹(ローリエ)は、種まきか挿し木の方法で増やすことができます。ただ、種まきの方が難易度が高いので、初心者は挿し木で増やすと良いでしょう

挿し木に適しているのは6~8月で、その年に伸びた枝から穂木をカットして挿し木にします。

このとき穂木に害虫がいないか、病気にかかっていないかしっかりチェックしてください。カットは、水分をよく吸わせるために切り口を斜めにします。

穂木をカットしたら1時間ほど水に挿しておきましょう。その間に挿し床の準備します。土は挿し木用土または赤玉土を使い、たっぷりと水を与えておいてください。穂木に水分を吸わせたら、準備しておいた鉢に入れましょう。穂木を挿す深さの目安は1/2~1/3程度です。

最後に水を与えて日陰で育てましょう。

月桂樹(ローリエ)の葉っぱの収穫方法・乾燥方法は?

月桂樹(ローリエ)の葉っぱの収穫方法・乾燥方法は?

立派に育った月桂樹(ローリエ)の葉は、収穫して乾燥させて活用します。ここでは月桂樹(ローリエ)の葉の、収穫方法と乾燥方法をご紹介しましょう。

収穫方法

月桂樹(ローリエ)は、秋になっても落葉せず一年中緑色の葉っぱを付けている常緑樹です。そのため、大きくなれば年間を通していつでも収穫できます。半年以上経過している葉かどうかが収穫のポイントになるので覚えておきましょう

葉の緑色が濃く、厚みがあるものが最適です。収穫は木から葉を1枚1枚取るか、剪定をしたときにカットした枝から葉を取ります。

月桂樹(ローリエ)の乾燥方法

月桂樹(ローリエ)の葉っぱを乾燥させる場合、まずは取った葉をキレイに水洗いします。その後、キッチンペーパーで葉の表面の水気や汚れを取り除き、ざるや干しカゴなど乾燥させやすい容器に入れます。

湿気の多いところに置いておくとカビが生える恐れがあるので、風通しの良い場所に置いて乾燥させましょう

完全に乾いたら食品用乾燥材の入った空き瓶で保管するか、密閉袋に入れて保管します。

月桂樹(ローリエ)の利用方法

乾燥させた月桂樹(ローリエ)の葉は、料理に香り付けをしたり、食材の臭み消しをしたりする効果が期待できます。洋風の煮込み料理やピクルスなどに使用すると、ぐっと風味がアップして美味しく仕上がります。

また、月桂樹(ローリエ)の防虫・防腐効果を利用して衣類の虫よけに利用したり、キレイなグリーンを活かしてスワッグやリースにしたりと、たくさんの楽しみ方があります。

月桂樹(ローリエ)を上手く育てて色々なシーンで活用しよう!

月桂樹(ローリエ)を上手く育てて色々なシーンで活用しよう!

今回は月桂樹(ローリエ)の特徴や育て方、注意点、活用方法などをまとめてご紹介しました。月桂樹(ローリエ)は、水やりの手間が少なく管理方法も難しくないので、植物の栽培に慣れていない方にもおすすめです。

月桂樹(ローリエ)は育てた木を鑑賞するだけでなく、収穫した葉を他の用途に活用することもできます。色々と活用できる植物を庭やベランダで育てたいと思っていた人は、ぜひ月桂樹(ローリエ)を選んでみてくださいね。

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BIOTONIQUE編集部
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