パキラが根腐れする原因・サイン|対処法と予防方法を解説

パキラ

比較的丈夫なパキラですが、根腐れは成長の大敵です。根腐
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パキラが根腐れを起こしているサイン・兆候は、以下の3つです。

  • 葉の色が抜ける
  • 鉢皿の水から異臭がする
  • 幹が柔らかくなる

一度、サインが現れていないか自宅のパキラをチェックしてみましょう。

葉の色が抜ける

根腐れが起きていると、根から酸素と水を吸えなくなります。パキラが窒息状態になってしまい、葉っぱまで栄養が届きません。

根腐れが進行すると、葉の色が薄く抜けていき、最終的には茎から落ちてしまいます。葉の変色がないか、最近葉がよく落ちていないかなどを確認しましょう。

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鉢皿の水から異臭がする

水やりをしたときに、鉢皿に水がたまります。その水からいつもとはちがう異臭がしていたら、根腐れの可能性が高いです

鉢の中で根が腐っているために、そこを通過した水から臭いがします。デスクや窓辺などに置いている観葉植物に水をあげたときに臭いが気になったら、要チェックです。

幹が柔らかくなる

根腐れがさらに進んでしまうと、幹にも変化が現れます。ゴムのように柔らかくなるのが特徴で、白カビのようなものが発生するケースもあります

末期の症状であり、根はもちろん幹も腐っている場合がほとんどです。そうならないためには、鉢皿の水の臭いや葉の様子から根腐れを察知する必要があります。

パキラが根腐れを起こす原因

パキラが根腐れを起こす原因は、日頃の手入れにあります。水やりや置き場所などを誤ってしまうと、根腐れが起きやすいです。4つの根腐れの原因を詳しく見ていきましょう。

水のあげすぎ

根腐れを起こす原因で最も多いのが、水のあげすぎです。水はあげればあげるほど良いというわけではありません。

量が多すぎると、常に土が湿っている状態になり、根腐れしやすい環境が整ってしまいます。

土の表面が乾いてから水やりをしている場合でも、土の中が湿っていることもあり、見えないところが根腐れが進んでいることもあるのです。

肥料のやりすぎ

肥料も水と同じで、あげすぎは観葉植物にとって毒です。土の中の肥料成分が濃くなることによって、根の機能を阻害してしまいます

根が弱ってしまうと根腐れにつながるので、施肥は適量を正しい頻度で行わなければいけません。

土の水はけが悪い

水やりの仕方に気をつけていても、土の水はけが悪いと根腐れを起こしやすいです。水分が長く残るので、知らず知らずのうちに水をあげすぎてしまいがちです。

土の水はけは、同じ土を長く使用していると悪くなりやすので、定期的に植え替えを行い、新しい土にリフレッシュする必要があります

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日当たりや風通しが悪い

水やりをした後に土が乾くためには、日当たりや風通しも必要です。それらが確保されていない環境に置いていると、土の中までしっかりと乾きません

根に酸素が届きにくくなり、土の中の状態に気づかずに水をあげてしまうと、さらに状況が悪化してしまいます。

パキラが根腐れを起こしたときの対処法

パキラに根腐れのサインがあり、根腐れが起きてしまっても程度によっては復活させられます。主に2つの対処法があるので、状態に合わせて正しく対処しましょう。

置き場所を見直す

鉢皿の水から異臭がする段階は、まだ根腐れの初期段階です。日光や風通しを確保できれば、回復しやすくなるので、条件の良い場所に移動しましょう。

置き場所を変えたら、水や肥料の量を見直して、適量で管理することが大切です

根腐れを起こしている部分を取り除いて挿し木する

根腐れは、根から幹、枝、葉へと広がっていくので、なるべく早く取り除きましょう。

まだ進行していない部分を残してハサミで切り、健康な部分を土に挿し木して上手く手入れすれば、数週間で新しい根が出てきます。

大部分が根腐れしている場合は、挿し木できる部分を残してばっさりカットし、土に挿して管理しましょう。

このとき、幹の中がきれいであれば、まだ生命力があり復活できる可能性が高いです

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パキラの根腐れを予防する方法

根腐れが起きてから対処することも可能ですが、まずは起きないようにすることが大切です。原因に対処することが大切なので、日頃の手入れを見直しましょう。ここでは、4つの予防方法をご紹介します。

適度に水をあげる

水やりの量が多かったり、頻度が高すぎたりすると、水のあげすぎです。土の表面がしっかり乾いたら、鉢底から水があふれるくらいたっぷりあげましょう。

土の中が湿っていないか不安なときは、水やりチェッカーが便利です。土に挿して使うアイテムで、色の変化で水やりのタイミングを教えてくれます。

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観葉植物に水をあげる女性

日光を適度に当てる

パキラは耐陰性のある植物ですが、適度に日光を当てて、土が乾きやすい環境にしましょう。日光を当てることは、日を求めてひょろひょろ伸びる徒長を防ぐこともできます。

ただし、直射日光を長時間当てるのはNGです。葉焼けを起こして枯れる原因になるので、レースカーテン越しに日光が当たる場所などに置きましょう。

風通しを確保する

日光と合わせて、風通しも確保できる場所に飾りましょう。風通しが良いと、土の水分が乾燥しやすくなります。

風通しといっても、エアコンの風は望ましくありません。エアコンの風は乾燥しているので、葉を枯れさせる原因になります。窓辺など、自然の風が当たる場所に置きましょう。

こまめに状態をチェックする

水やりや日当たりなどに気をつけていても、根腐れが起きているかもしれません。鉢皿の水の臭いや葉の色などをこまめに確認して、異常がないかをチェックしましょう

少しでもいつもと違う様子であれば、手入れの仕方や置き場所の変更などを検討することが大切です。

パキラの根腐れを未然に防ごう

パキラの根腐れは、水のやりすぎ、肥料のあげすぎ、日光・風通し不足などで起きてしまいます。

根腐れしてしまったら、症状に合わせて置き場所を変えたり、健康な部分を挿し木したりすると回復する可能性があります。

まず根腐れしないことが大切なので、水やりや置き場所などを見直して、良い環境にしましょう。パキラの根腐れを防いで、健康に育ててあげてください。

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