独特な形をした葉が印象的なモンステラは、エキゾチックな見た目が人気。そんなモンステラをひとつと言わず、いくつも育てたいなら株分けで増やすのがおすすめです。株分けに成功すれば、愛情込めて育てたモンステラが2つ、3つに増えます。この記事では、モンステラの株分け方法や時期、押さえておきたいポイントを解説します。
基本の育て方はこちら↓

モンステラの株分けはどの時期が良い?
モンステラの株分けは、生育期である5〜9月に行うことができます。成長している時期に行うことによって、株分けをした後もそれぞれの株が育ってくれますよ。
その他の時期は成長が緩やかになるので、株分けしても上手く育たない場合があります。5〜9月の間でも、モンステラに負担がかからないように暑い日は避けましょう。気温が穏やかで、晴れた日に作業するのがおすすめです。
モンステラの株分けをする前の準備
モンステラの株分けを始める前に、必要な道具を準備しましょう。特別な道具は必要なく、一般的な園芸道具があれば、すぐに株分けできます。
株分けに必要なアイテムは、以下の通りです。
- 鉢
- 鉢底石
- 鉢底ネット
- 新しい土
- スコップ
- 園芸ハサミ
- 軍手
- トレイ
鉢類と土は、株分けした後に植えるときに使用します。スコップは土を入れるとき、園芸バサミは枝葉を整えるときに使う道具です。
手が汚れないように軍手を着用したり、トレイの上で作業したりすると、片付けや後始末が楽になりますよ。
モンステラの株分けのやり方・方法
モンステラの株分けは手順通りに進めれば、簡単にチャレンジできます。以下の手順で株分けをしてみましょう。
- 腐っている部分や虫食い部分を取り除く
- 鉢からモンステラをゆっくりと引き抜く
- 根を傷つけないように土をほぐす
- 慎重に株を分ける
- 分けた株をそれぞれ新しい鉢に植える
作業で大切なのは、モンステラの根を傷つけないことです。優しく作業を行い、根を良い状態に保ちましょう。また、しっかり根付かせるために、土をすき間なく入れることも重要です。



モンステラを株分けした後の手入れのポイント
モンステラを株分けした後は、株に負担がかかった状態です。手入れを間違えると、元気を失ってしまうかもしれないので、ポイントを押さえてお世話しましょう。
ここでは、3つのポイントを解説していきます。
- 直射日光を避ける
- 株分けしてすぐは水やりをたっぷりと
- 肥料は控えめにする
直射日光を避ける
株分けした後のモンステラは、日陰で管理しましょう。直射日光に当たる場所だと、日光の刺激や葉焼けで株が弱ってしまいます。
窓際に置くときは、レースのカーテン越しにするなど、直射日光が当たらない工夫が必要です。
株分けしてすぐは水やりをたっぷりと
株分けをした後は、鉢底から水があふれるくらい、たっぷりと水やりをしましょう。そうすることで、モンステラに栄養が届き成長しやすくなります。
初回以降の水やりは、通常通りに戻します。土の表面が乾いたタイミングで、適切な量の水を与えましょう。

肥料は控えめにする
株分けを行った後のモンステラは、通常よりもストレスや負担がかかっている状態です。このタイミングで肥料を普段通り与えると、株がびっくりして弱ってしまう可能性があります。
株分け後2週間ほどは肥料を控え、徐々に元のペース・量に戻していきましょう。
モンステラを株分けして増やそう
モンステラの株分けを上手く行えば、株を増やして楽しむことができます。
根を傷つけないこと、土をすき間なく入れることを意識し、株分け後の手入れに気を付ければ、成功しやすいですよ。
適切な時期に必要な準備を整えて、モンステラの株分けにチャレンジしてみましょう。


