観葉植物として人気のあるアイビーは、おしゃれなインテリアアイテムとして多くの人から好まれています。育て方だけでなく、増やし方が簡単なところも大きな特徴です。今回はアイビーの簡単な増やし方を、適切な時期やコツに触れながらご紹介します。
アイビー(へデラ)は初心者でも簡単に育てられる
アイビーは「観葉植物を育てるのが初めて!」という方でも簡単に育てられるため、おすすめです。
育てやすい理由のひとつに、どのような環境にも適応できる点があります。
日当たりが良い場所のみならず、室内や塀と塀との間のような日陰でも十分育ちます。耐陰性があるため、場所を選ばず手軽に部屋で育てることが可能です。
また育て方も地植えや、吊り下げ型に鉢に入れて育てるなど、さまざまな方法があります。
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アイビー(へデラ)の増やし方は主に3つ
アイビーの基本的な増やし方は3つです。挿し穂を土に挿して増やす「挿し木」。水に浸けることで増やす「水挿し」。
そして株を分割することで増やす「株分け」です。どの方法も誰でも簡単にできる増やし方です。
挿し木
初心者の方でも、イメージがつきやすく簡単にできる増やし方が挿し木です。
挿し木をしてからは、土が乾かないように水やりをすることだけ気をつければ、しっかり発根します。
すぐには根を出しませんが、確実に生長しますので根気よく育ててみてください。
挿し木の時期
挿し木には4月~10月頃に行うのが良く、特にアイビーの生育が始まる4月~5月にやるのがベストです。
この春の時期は生育が盛んで、早ければ挿し木を行ってから2週間から1ヶ月で根が出ます。
反対に、春または秋以外の時期は避けるようにしましょう。アイビーは25度以上では上手く育たず、冬場も休眠している状態になるので生長しません。
挿し木の方法
挿し木の方法は、まず15cm程度の切った挿し穂を用意。その際に、切り口は斜めにカットし新芽を残します。大きな葉は切り落とすようにしましょう。
そして土にその挿し穂を挿し、日陰で芽が出るまで育てます。
最後に、発芽したら鉢に植え替えれば終了となります。
アイビーは、発芽するとどんどん上に向かい生長していきます。そのため、容器の重心が上の方にあると、容器ごとひっくり返ってしまう可能性があります。
石を容器の下の方に入れるような措置をして重心を下に置くように心がけましょう。
水差し
アイビーは、水耕栽培する育て方や増やし方もでき、しかも簡単に管理することができます。
室内でインテリアとして使いたいという方にはおすすめの栽培方法です。水差しの方法や、適した時期、発根後の正しい対応についてなどご紹介します。
水差しの時期
水差しも挿し木と同様に、アイビーの生育期である4月~9月に行うのが良いです。
挿し木や剪定に適した時期とも重なるので、余った茎を使用して水耕栽培をしてみるのも良いかも知れません。
春から秋の時期が終わり、冬になると気温も水温も下がり、アイビーが枯れてしまうので水差しは行わないようにしましょう。
水差しの方法
ほとんど、挿し木とやり方は変わりません。はじめに弦を10cm~15cm程度切ります。次に葉を数枚残すようにして剪定します。
最後に水の入ったコップに差し込めば完了です。
1週間程度涼しい日陰で育てたら、徐々に日のあたる場所に移し太陽に慣れさせていきましょう。
そして水を毎日変えることを忘れずに行えば、根が出てきて、すくすく生長してきます。
株分け
株分けは、増えすぎてしまった株を植え替えのタイミングで分割して、増やす方法です。アイビーも株分けによって増やすことができます。
株分けの手順や、適した時期をご紹介します。
株分けの時期
株分けを行う場合も4月~9月の生育著しい、春から秋にかけての期間でするようにしましょう。
冬に株分けをしようとしても、アイビーにとっては寒すぎて根がなかなか出てきません。根付く前に、他の増やし方と同様に枯れてしまうので冬は避けましょう。
株分けの方法
アイビーを鉢から取り出して、根本からよくほぐして土を落とします。そして古くなった根を切って株の半分を切ります。
最後に、新しい鉢に鉢底石と土を入れてアイビーを植えれば完成です。植え替え終えたら、鉢底からあふれる程度にたっぷり水を与えましょう。
アイビーは、日当たりの良く風通しの良い場所を好むため外で育てることもできますし、耐陰性もあるので室内で育てることもできます。
できれば発根後は、徐々に日光の当たる場所で育てることをおすすめします。
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適切な方法でアイビー(へデラ)を増やして育てよう
アイビーは、挿し木や水差し、株分けをすることで簡単に増やすことができます。
適した季節さえ守れば、しっかり発根することができます。正しいお世話の仕方を覚えて、アイビー上手に増やしていきましょう。