パセリ(ハーブ)の育て方!初心者でも失敗しないポイントや植え替え方法を解説

パセリ

食事のトッピングとして大活躍するパセリは、実は自分で簡単に栽培して増やせます。この記事では、初心者がパセリを育てる方法と枯らさないためのコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。「パセリは便利だけど、買うと高い…」と感じている方は、必見です。

パセリはベランダでも室内でもお手軽に増やせる植物!

パセリ

料理と一緒に見かける機会の多いパセリですが、収穫前はどのような形をしているのか知っていますか?

パセリは地中海沿岸を原産地とする、オランダゼリ属セリ科の植物です。細い茎の先に小さな葉っぱが密集して生い茂る、可愛らしい見た目をしています。

生命力が強く、この記事で解説するポイントさえ押さえておけば、自宅のプランターでも簡単に育ちます

いつもパセリを高いと感じている方は、趣味と実益を兼ねて、自家栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。

まずは育て方の前に、パセリの魅力を簡単に振り返りましょう。

栄養豊富でさまざまな料理のお供に大活躍

パセリの魅力と言えば、やはり料理のお供として大活躍することが挙げられます。あわせて注目したいのが、パセリの持つさまざまな栄養素です

料理の臭い消しやちょっとしたトッピングとして活躍するパセリは、実は栄養価も非常に豊富です。免疫に良いビタミンCを始めとして、

  • ビタミンA
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンK
  • 鉄分
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • カリウム
  • βカロテン

など、健康に良いといわれている栄養素がたっぷりと含まれています。あの小さな葉っぱにこれだけの栄養が含まれているなんて、少し驚きですよね。

「パセリは横に添えてあるもの」と、食べないものだと誤解している方も多いようですが、食べることでさまざまな栄養素を美味しく摂取できますよ。

シーズンを問わず一年中収穫できる

一年中、好きなタイミングで収穫できるのもパセリの魅力です。

野菜や果物のなかには、自宅で育てると特定の時期しか収穫できない品種も多く、少し不便に感じることもあります。

しかしパセリであれば、十分な大きささえ確保できていれば、好きなときに収穫できます。

「今日は来客があるから、とっておきの料理を……」といったタイミングにも、大活躍しますよ。

また、「二年草」に分類されるため、一度植えて元気に育ち始めれば2年間は収穫できるのも嬉しいポイントです。

栄養価が豊富で収穫しやすいパセリを、ぜひ自分でも育ててみてくださいね。

パセリの育て方!必要な生育環境と枯らさないコツ

パセリ

それでは、パセリの育て方を見ていきましょう。

今回は初心者の方が手軽に始められるように、できるだけシンプルな手順でご紹介します。

まずは「種から」か「苗から」か決める

最初に、「種」と「苗」のどちらから育てるのか決めましょう。

パセリは種からでも苗からでも育てられる植物です。どちらも通販や園芸ショップで簡単に手に入りますので、好きな方を選んで構いません。

ただし、より手軽なのは、すでにある程度育っている苗からの育成です

種から育てると、市販の苗程度の大きさになるまで2ヶ月以上はかかります。すぐにパセリを楽しみたい方は苗を選ぶと良いでしょう。

以下で、「種まき」と「苗の植え付け」どちらの方法もご紹介しますので、好きな方に目を通してみてくださいね。

種まきの方法

種から育てるのであれば、4~10月の間に種まきを行います。パセリの生育が活発で、元気に発芽しやすい時期です。

種まきに必要な道具は、以下の通りです。いずれもホームセンターや園芸ショップで市販されています。

  • プランター(6号以上の植木鉢でもOK)
  • 育てたいパセリの種
  • 野菜用の培養土
  • 鉢底網
  • 鉢底石
  • 軍手(手の汚れ防止。気にならない方はなくてもOK)

実際の種まきは、以下の流れで行います。

  1. プランターに鉢底網を入れ、鉢底石を網が見えなくなるほど敷き詰める
  2. 鉢底石の上に野菜用の培養土を入れる
  3. 一か所に固めて8~10粒ほどパセリの種をまき、少しだけ土を被せる
  4. 発芽後、パセリの葉が4~6枚ほどになるまでに、育ちの悪そうなものを選んで取り除き、1本のパセリだけを残す

特に覚えておきたいのが、種まき後に少しだけ土を被せることです。

パセリは「好光性」と呼ばれる、発芽するのに光が必要な性質を持ちます。たくさん土をかけないように注意してくださいね。

もし複数のパセリを同時に育てたいのであれば、15~20cmほどの間隔を空けて、別々に種をまきます。

そちらも育ちの良いものを厳選できるように、1か所に付き8~10粒ほど種をまくようにしてくださいね。

実際に試してみると難しいことは何もありませんが、もし難易度が高そうだと感じたなら、苗から育ててみましょう。

一度苗から育ててみて、2年後には種から挑戦するのもおすすめです。

苗の植え付け方法

苗の植え付け手順は非常に簡単です。必要なものは以下の通りで、種付けの場合とほとんど共通しています。

  • プランター(6号以上の植木鉢でもOK)
  • 育てたいパセリの苗
  • 野菜用の培養土
  • 鉢底網
  • 鉢底石
  • 軍手(手の汚れ防止。気にならない方はなくてもOK)

パセリの植え付けは生育の活発な4月中旬~7月に行います。手順は以下の通りです。

  1. プランターに鉢底網を入れ、鉢底石を網が見えなくなるほど敷き詰める
  2. 鉢底石の上に野菜用の培養土を入れる
  3. 現在の鉢から苗を優しく取り出し、プランターにそっと植えてあげる
  4. 水やりをして、鉢のなかでパセリをしっかり固定する

注意点として、パセリの太めの根っこはなるべく触らないようにしてくださいね。

日当たりが良い場所で育てる

パセリは日光を好む植物です。

日当たりが良く、風の通りも良い場所に置くと元気に育ちます。たっぷりと日光に当てると葉の色も濃い緑になり、香りの強さも増すためおすすめです。

ちなみに上級者のなかには、あえてそれほど日の当たらない場所で育てて、優しい風味のパセリに仕立て上げる方もいます。

ある程度、パセリ育てに慣れてきたあとは、自分好みに調節してみるのも良いですね。

水やりはたっぷりと

パセリは日光と同様に、水も好む植物です。

土の表面が乾いたと感じた段階で、鉢の底から水があふれ出るほどにたっぷりと水を与えましょう

梅雨明け直後などの乾燥しやすい時期には、朝と夕方など1日2回水やりするのもおすすめです。

なお、湿気は好まないため、真夏の水やりには少しコツが要ります。昼間の気温が高い時間は避け、できるだけ涼しい時間を選ぶよう意識してくださいね。

パセリは冬越しもできる植物

パセリは寒さに強く、ベランダに出したまま冬越しできます。多くの植物が寒さに弱く、特別なお手入れが必要ななか、嬉しい長所です。

ただし凍傷を避けるために、直接雪がたくさん当たらないようには注意しましょう。

収穫はハサミで切り取るだけ!

パセリが大きく育てば、いよいよお楽しみの収穫です。パセリは葉っぱが15枚を超えてきたあとは、いつでも収穫できます

収穫は簡単で、園芸ハサミを使って、必要な枚数だけ外側から葉っぱを切り取るのみです。

このとき、半分以上は葉っぱを残しておくようにすると次の葉が元気に育ちます。全部刈り取ってしまわないようにしましょう。

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より元気に!パセリを元気に育てるコツって?

パセリ

水やりや日光など、上記の基本的なポイントさえ押さえておけば、初心者でも簡単にパセリを育てられます。

より美味しく元気に育てるためには、「病気」「害虫」「花茎」の3点に注意しましょう。

「軟腐病」などの病気に注意

パセリを育てるうえで、特に注意したい病気が「軟腐病(なんぷびょう)」です。

軟腐病は湿気の多い時期に発生しやすく、葉っぱや茎、根などさまざまな部位がブヨブヨとやわらかく腐った状態になる病気です。

菌が原因で、ほかのパセリや観葉植物にも感染するため、速やかにかかった部位を取り除き、専用の薬剤による消毒が必要となります。

初心者にはなかなかハードルの高い作業です。そもそもかからないように、できるだけ風通しの良い場所に置いて予防しましょう。

風通しの悪さは「うどんこ病」などほかの病気も誘発しますので、必ず気をつけるようにしてくださいね。

「アブラムシ」などの害虫対策もチェック

栄養豊富なパセリは害虫が発生しやすく、放置すると簡単に餌食となってしまいます。

特に多いのが、黄色い粒のような「アブラムシ」です。アブラムシは繁殖力が強く、気を抜くと葉っぱにびっしりとついてしまいます

病気の原因になるケースもあるほか、単純に見た目にも気持ち悪いですから、適切に予防しましょう。

もっともおすすめな対策方法は、パセリから少し離れた場所に、黄色の虫取りシートを設置しておくことです。

アブラムシは黄色に集まる習性があり、シートを設置しておくだけでどんどんそちらに移動します。

それでもパセリにアブラムシが付いてしまったときは、水で洗い流すか、テープやピンセットで取り除いてしまえばOKです。

美味しさ重視なら「花芽」は取り除く

美味しいパセリを育てるためには、「花芽」を確認した段階で取り除くことも大切です。

花芽は文字通り花を咲かせるための芽で、通常のパセリの葉っぱとは異なる形をしています。

この花芽をそのままにしておくと、花を咲かせるためにたくさんの栄養を取られてしまうほか、いわゆる「薹(とう)が立つ」状態になり、硬く食味の悪いパセリに仕上がります。

花を見たり、種を収穫したりするのでなければ、取り除いておいた方が無難です。ハサミで根元から切り落としましょう。

パセリを増やしたいなら「株分け」か「種まき」

パセリ
無事に収穫までパセリを楽しめたあと、さらにパセリの数を増やしたいと感じた場合は「株分け」か「種まき」を行いましょう。

手軽かつおすすめなのは種まきです。上記でご紹介した種まき方法で、最初から育てていけば、再び健康に育ちます。簡単で、成功率も高い方法です。

それでも株分けも試してみたいという方に向けて、以下で方法をご紹介します。

「株分け」をするなら根っこを傷めないよう注意

株分けは、ひとつのパセリを半分に分け、別々のパセリとして育てる方法です。

現在の鉢からパセリを取り出し、水につけて根っこの土を取り除きつつ、半分に株全体を分割していきます。大きな根っこは割いてしまわないように要注意です。

割いたあとは、それぞれ別々のプランターに植え付け、元通り育てていけば完了です。

しかし、

  • 株分け後にどちらの株も弱ってしまう可能性があること
  • 二年草で、基本的に2年で枯れてしまう植物なこと

を考えると、素直に種から育てた方が良いかもしれません。

自分で色々と挑戦してみたい方以外は、種まきから行いましょう。

自家製パセリを育てて食卓を彩ろう

パセリ

買うと意外と高いパセリは、自宅で手軽に増やせる植物です。料理を色鮮やかに彩ってくれるだけでなく、栄養価も豊富で、健康にも役立ちます。

この記事を参考に、水やりや日光など生育環境に注意しつつ、ぜひ挑戦してみてくださいね。

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イタリアンパセリ