コウモリラン(ビカクシダ)の植え替え方法!増やし方の解説も

コウモリラン

インパクトのあるフォルムの葉を持つコウモリランは、インテリア性があるため自宅で育てている方も多いでしょう。そんなコウモリランが大きくなってきたら植え替えのタイミングです。この記事では、コウモリランの植え替え方法と増やし方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

コウモリラン

コウモリランは特殊な葉を持つ植物

コウモリランは特殊な葉を持つ植物

コウモリの羽のような大きな葉を持つコウモリランは、葉が鹿の角(=ビカク)にも似ているため、別名ビカクシダとも呼ばれています。樹木や岩に着生する性質を持つシダ植物です。

コウモリランはそれぞれ性質の異なる2つの葉を持っているのが大きな特徴です。

コウモリの羽に例えられる緑色の葉は胞子葉と呼ばれていて、大きく生長する葉です。葉の裏にある胞子によって増えるのが特徴で、寿命とともに茶色く変色し抜け落ちます。

そして、株元には貯水葉と呼ばれる葉を持っています。別名、外套葉(がいとうよう)と呼ばれ、水を貯める機能や、虫の死骸や落ち葉を吸収して栄養分を作る働きがあります。

この貯水葉は、樹木や岩に絡みつく性質を持っていて、初めは緑色ですが茶色になっても抜け落ちることはありません。

コウモリランは、この2つの葉の美しいフォルムやコントラストが鑑賞ポイントとなり、お部屋に取り入れるとおしゃれに見える、インテリア性の高い植物です。

鉢植えだけでなく、水苔で育てたり、木板や木製のシダ植物を板状に加工したヘゴ板に着生させて壁掛けにしたりと、さまざまな飾り方ができるところも人気のポイントです。

基本的な育て方をチェック

コウモリランは東南アジアやマダガスカル、オーストラリアなどの熱帯地方原産の植物なので、高温多湿な環境と日光を好む植物です。

気温が10度以上であれば屋内外問わずに育てることができます。また5度以上であれば冬越しも可能です。直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうため、明るい日陰やレースカーテン越しなどで育てましょう。

水やりは、用土や水苔が乾燥してからたっぷりと与えます。冬場は生長が衰えるため水やりの頻度は少なくし、乾燥対策のため葉水をしましょう。

板の場合は、板ごと水を張った洗面器などに10分ほど浸けてしっかりと水を含ませます。

コウモリランの植え替えのタイミング&時期

コウモリランの植え替えのタイミング&時期

コウモリランは積極的な植え替えは必要ありませんが、株が大きくなったときや、鉢植え栽培から水苔やヘゴ板に植え付けたい場合は、植え替えに挑戦してみましょう。

コウモリランの植え替えに適した時期は、5月中旬から9月中旬頃までです。2〜3年に1度を目安として、株が大きくなってきたら植え替えを検討してみましょう。

鉢植えへの植え替え方法・手順

コウモリランは鉢植えでも育てられますが、必要な用土は一般的な観葉植物とは異なります。

用土を使う場合は、ピートモス8、パーライト1、軽石小粒1の配合にしましょう。

ピートモス
パーライト
ガーデニング用軽石

また、鉢は水はけの良い素焼きの鉢が適しています。鉢底に鉢底ネットと鉢底石を敷いてから植え付けましょう。

コウモリランは水苔で育てると管理がしやすいのでおすすめです。水苔で根を覆い、そのままハンギングしても素敵ですよ。

今回ご紹介するのは、水苔を使って鉢植えに植え替える手順です。普段の水やりは、鉢植えごと水に入れて下側から水苔にたっぷり水を吸わせましょう。

水苔の鉢植えへ植え替える手順

  1. コウモリランの根の周りをほぐして土を取り除く
  2. 1日水に浸けておいた水苔、またはお湯でふやかした水苔を丸め苔玉を作り根を覆う
  3. さらに周りを水苔でしっかりと覆う
  4. 鉢底に軽石や発泡スチロールを敷き苗を植える
  5. 苗の周りに水苔を敷き詰める
  6. 鉢ごと水に沈め水苔にしっかりと水を吸わせる
  7. 完全に水を吸ってから取り出し、半日陰の場所に置く

木板やヘゴ板への植え替え方法・手順

コウモリランは木板やヘゴ板に植え付けられるのも大きな特徴です。インテリア性も高いので、ぜひ挑戦してみましょう。

木板やヘゴ板に植えつける手順

  1. 木板の場合はワイヤーを通す穴を開けておく
  2. 希望の大きさにしたコウモリランを板に置き向きを決める
  3. 決まった位置の周りに釘を数ヶ所打っておく
  4. 水苔で覆ったコウモリランの苗を置く
  5. 麻紐でコウモリランの水苔と釘をしっかりと固定する
  6. 立ててみて崩れないかどうかを確認する
  7. 壁に掛けるためのフックを取り付ける

植え替えるときの注意点

コウモリランを植え替える際は、胞子葉の裏にある産毛のような胞子は取らないようします。

また、胞子葉の枯れ葉は取り除きますが、貯水葉の枯れ葉は取らないように注意しましょう。また、水苔を使用する場合は、植え替え後は十分に水を吸わせましょう。

植え替えのタイミングでコウモリランを増やしてみよう

植え替えのタイミングでコウモリランを増やしてみよう

コウモリランは自宅でも増やすことができます。植え替えのタイミングで株分けで増やしてみましょう。また胞子で増やす方法もご紹介しますので、挑戦してみてください。

株分けで増やす手順

まず、コウモリランの貯水葉の下あたりにある子株を切り分けます。このとき、子株に胞子葉が3枚ほど付くようにしましょう。切り取った子株を水苔やヘゴ板などに植え付け、1ヶ月ほどは明るい日陰で育てます。

胞子で増やす手順

はじめに胞子葉の裏にある胞子をスプーンで削り取ります。深い受け皿に用土を敷き湿らせておき、胞子を撒きます。

受け皿をラップで覆い、20度くらいの明るい日陰で管理しましょう。用土が乾いたら霧吹きで湿らせて、芽が出たら植え付けます。

コウモリランを植え替えておしゃれに飾ろう!

コウモリランを植え替えておしゃれに飾ろう!

コウモリランは大きな葉が印象的なインテリア性の高い植物です。大きく育ったら植え替えや株分けに挑戦してみましょう。

植え替えは、5月中旬から9月中旬頃に行います。植え替える際は、胞子を取らないようにすること、また貯水葉は枯れている部分でも取り除かないように注意しましょう。

大きく育ちすぎていたら、植え替えのタイミングで株分けするのがおすすめです。

鉢植えや板付け、ハンギングなどさまざまな飾り方を楽しみながら、コウモリランを育ててみましょう。