アジアンタムの育て方!初心者でも失敗しないポイントや植え替え方法を解説

アジアンタム

細かな葉っぱがたくさんつく姿の愛らしいアジアンタムは、インテリア効果抜群な観葉植物です。しかし、見た目通りとてもデリケートな植物ですから、よく知らずに育てているとすぐに枯らしてしまうかもしれません。今回は、アジアンタムを枯らさず上手に育てるコツを、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。

アジアンタムはとてもデリケートな観葉植物

アジアンタムはとてもデリケートな観葉植物

アジアンタムは、イノモトソウ科ホウライシダ属に分類される観葉植物です。温帯から亜熱帯の地域を中心に生息しています。

とても小さく薄い葉が大量につくのが特徴で、その繊細な外見からおもに室内用の観葉植物として愛され、人気です。品種が豊富な植物でもあり、世界で200種類以上、国内で8種類の品種が確認されています。

自分好みの葉を探しやすいことから、観葉植物育ての初心者から玄人にまで、幅広く生育されている植物です。

アジアンタムは大変デリケートな観葉植物なため、初心者が上手に育てるためには、しっかりとコツをつかむ必要があります。

まずは、アジアンタムの特徴を理解していきましょう。

直射日光に弱い

アジアンタムは、直射日光に弱い観葉植物です。夏はもちろん、春や秋などそれほど日差しが強くない時期にも、直射日光を当ててはいけません。

直射日光のもとで放置すると、アジアンタムはあっという間に「葉焼け」を起こしてしまいます。葉焼けとは、日光により葉の組織が死滅し、葉の色が変わることです。人間で言う「日焼け」のようなイメージですね。

葉焼けは見た目が美しくないだけではなく、最終的には葉以外の部分にまでダメージが伝わり、植物自体が枯れてしまうおそろしい現象です。

アジアンタムを枯らしてしまわないためにも、直射日光の当たらない場所に置くか、遮光カーテンなどを使って適切に光を遮ってあげましょう。

寒さに弱い

アジアンタムは寒さに弱く、8度以下の環境になると元気を失ってしまいます

アジアンタムはかなりデリケートな部類です。すくすくと育つよう、なるべく暖かな環境に置いてあげましょう。

乾燥に弱い

乾燥に対して弱いのもアジアンタムの特徴です。

水分が不足するとあっという間に葉がチリチリになりはじめ、やがては枯れ落ちてしまいます。常にたっぷりの水を与えるように意識しておかなければいけません。

室内で育てる場合にはエアコンにも注意しましょう。誤ってエアコンの風が与える場所に設置すると、葉っぱに強いストレスが加わってしまいます。

虫に弱い

そのほか、アジアンタムは虫にも弱く、適切な対策を行わなければすぐに弱ってしまいます。アジアンタムの繊細でやわらかそうな葉っぱは、虫に取ってごちそうに見えるのです。

繁殖しやすい虫は、ハダニ・アブラムシ・カイガラムシ・ナメクジなど主要な害虫全般です。

放置していると、葉や株から栄養を吸収し弱らせたり、吸い口からウイルスに感染させたり、葉そのものを齧ったりと、アジアンタムが枯れる原因となってしまいます。
洗面所 観葉植物

アジアンタムの育て方!必要な生育環境と枯らさないコツ

アジアンタムの育て方!必要な生育環境と枯らさないコツ

直射日光・寒さ・乾燥・虫と弱点が多くデリケートなアジアンタムですが、それだけに上手に育てられたときの感動もひとしおです。

あらためて必要な生育環境と枯らさないためのコツを見ていきましょう。

明るい日陰に置く

直射日光からアジアンタムを守るために、設置場所は「明るい日陰」を選びましょう。

明るい日陰とは「半日陰」とも呼ばれる場所で、レースカーテンなどで遮られた直射日光の当たらない明るい場所を指す用語です。

日光の当たり方の厳密な定義は存在しないのですが、一般的に直射日光の遮光率が33~50%ほどの場所だと考えられています。アジアンタムの場合は50~75%の遮光が適正ですから、少し暗めの「明るい日陰」を意識して設置すると良いでしょう。

なお、室内・屋外どちらにも対応していますが、基本的には室内での育成をおすすめします。

寒い季節は室内へ

屋外で育てている場合は、寒い季節は室内へ入れてあげましょう。屋外では8度以下になることも珍しくありませんから、冬場も外に出していては次第に元気を失ってしまいます。

また、室内に置いている場合にも、極端に室温が下がらないように気をつけてください。寒すぎる場所に置かず、なおかつエアコンが当たらない環境を用意してあげましょう。

小まめに水やりをする

アジアンタムの大敵である乾燥を防ぐためには、小まめな水やりが欠かせません。季節に応じた頻度で、水を切らさず与える必要があります。

観葉植物の育成では土が乾いてから水やりをすることも多いですが、アジアンタムの場合は「土が半乾きの段階」にたっぷりと水を与えましょう。特に乾燥しやすい夏場には、朝・夕の2回水を与えるなどしてあげると安心ですよ。

なお、アジアンタムは気温が10度以下になると成長スピードが緩やかになり、あまり水を必要としなくなります。そのため、冬に関しては「土が乾燥したあと2~3日後」に水をやる程度で大丈夫です。

ただし、葉水(葉っぱの全面に霧吹きなどで水を与えること)は冬もしっかりと行ってくださいね。

定期的に虫を取り除く

小まめな葉水は虫を取り除くことにもつながります。虫対策で大切なのは、速やかな発見と駆除です。このふたつにより、繁殖を防ぐことができます。

駆除が遅れて虫を大量発生させてしまうと、完全な駆除が難しくなり、アジアンタムが枯れるリスクも劇的に高まってしまいます。

定期的に葉っぱの裏側まで虫がついていないか確認して、早期発見を心がけましょう。

土は水はけの良いものを

色々と気配りの求められるアジアンタムですが、土に関してはそれほどこだわらなくても大丈夫です。ホームセンターなどお店で市販されている、水はけの良い土を選びましょう

水はけの悪い土を使ってしまうと、根腐れの原因となりますので気をつけましょう。

アジアンタムは植え替えが必要な植物

アジアンタムは植え替えが必要な植物

アジアンタムは、うまく環境を整えてあげることさえできれば、グングン育つ観葉植物です。ハイペースで大きくなり、葉をつける様は圧巻ですよ。

なお、葉だけでなく根っこも次々と育ちますので、根腐れを防ぐためにも適切なタイミングで植え替えを行ってあげましょう。

1~2年ほどで植え替える

アジアンタムに最適な植え替えペースは1~2年に一度です。植え替えのダメージを最小限にするために、できれば5~6月の中旬、それ以降であれば9月ごろまでに行いましょう。

手順はとても簡単で、鉢から優しくアジアンタムを取り出し、根っこについた土をおよそ1/3ほど取り除きます。そして、黒く腐った根っこがあれば取り除き、新しい鉢と土に植え替えるだけでOKです。

最後に軽く水やりを行い、土を固めてアジアンタムを固定してあげてくださいね。

株分けで数を増やせる

新たにアジアンタムの数を増やしたいときには、株分けを行いましょう。

こちらも植え替え同様の5~9月に、株部分をハサミで半分などの大きさに切り、新しい鉢へ植えていきます。完全にハサミで切り取るというよりは、切れ目を入れて手で優しく割くイメージで行うと成功しやすいですよ。

植えたあとは、植え替えの場合よりもさらにたくさん水をあげてください。しばらくすると根が鉢のなかでしっかりと生育しますので、あとは通常通りにお世話をしてあげれば大丈夫です。

繊細なアジアンタムを上手に育てよう

繊細なアジアンタムを上手に育てよう

アジアンタムはとてもデリケートな植物ですが、枯らさないためのポイントをしっかりと押さえておけば、初心者でもしっかりと育てられます。見た目が気に入った方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。

日当たり・寒さ・乾燥・虫など要所を意識して、可愛らしい葉っぱをたくさんつけてもらいましょう。

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