園芸用土の基礎知識|作り方・処分・再利用の方法について解説

【園芸用土】基本の作り方を紹介!処分・再利用の方法も解説

ガーデニングをする際に必要になってくるのが花や緑を植える土、園芸用土です。園芸用土という名前は知っているけれど、どのようなものを選べばいいのかわからない方へ、この記事では園芸用土の基本の知識を紹介していきます。

目次

土づくりの基本となる園芸用土

土づくりの基本となる園芸用土

草花が元気に育つのには日光、水、そして土が大事です。家で草木や花、野菜や果物を育てる際に使う土を、園芸用土と呼びます。土づくりの基本になる園芸用土はいくつか種類があり、育てる植物と土との相性もあります。

園芸用土の種類

園芸用土の種類

ここからは、園芸用土の種類を見ていきましょう。

基本用土

基本用土は、園芸用土のベースとなる土のことです。

基本用土の割合は他の園芸用土よりも多いのですが、単独で使用するよりもこれから紹介する改良用土とブレンドすることによって、植物を育てるのにぴったりの土ができあがります。

基本用土には、

  • 赤玉土
  • 黒土
  • 鹿沼土
  • 真砂土

などがあり、それぞれ通気性、保水性、保肥性など特徴があります。育てる植物の特徴によって基本用土を選ぶと良いでしょう。

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改良用土

改良用土は主に有機物と無機物に分かれます。改良用土の有機物とは、腐葉土・たい肥・ピートモスなどで、有機微生物を発生させることによって土の質を向上させます。

改良用土の無機物には、バーミキュライト・パーライト・軽石などがあり、基本用土の通気性や排水性をさらに良くしたり、逆に保水力を高めたりします。

育てる植物や野菜、果物の特徴をまず知ったうえで、基本用土と改良用土をブレンドし、植物に適した園芸用土を作りましょう。

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初心者向けの園芸用土「培養土」とは

初心者向けの園芸用土「培養土」とは

園芸用土をイチから作るのは難しい…というガーデニング初心者の方におすすめなのが、培養土と呼ばれる土です。

培養土は、手を加えずにすぐ使えるようにと基本用土と改良用土を配合済みの土のことです。汎用性があり、ほとんどの植物に利用可能なのも特徴です。

培養土の中には、特定の植物に向けて作られたものもあります。いくつか種類があるので、自分が育てたい植物の培養土があるかどうかを調べてみるのもおすすめです。

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園芸用土はどこで買える?

園芸用土はどこで買える?

園芸用土はいろいろな場所で販売されています。主には、

  • ガーデニング用品を販売するショップ
  • ホームセンター

などで購入可能です。また、大手の100均ショップでも培養土や園芸用土の基本用土を買うこともできます。

園芸用土を一気に沢山買いたいのなら、ネット販売サイトを利用したり、ホームセンターのネットショップで買ったりするのも良いでしょう。

使用済みの園芸用土は再利用できる?

使用済みの園芸用土は再利用できる?

一度使用した園芸用土を毎回捨てるのは、もったいないと思う方もいるのではないでしょうか。しかし、使用済みの園芸用土を使いまわすのはおすすめできません

使用済みの園芸用度は土の中にある有機物が減ってしまっていることに加え、害虫やウイルスが含まれている場合もあるため、新しい植物が上手に育たない場合が多いです。

園芸用土を再利用するなら、以下の手順で土に少し手を加えましょう。

  1. 古い土に残る枯葉・根っこ・虫(目に見えれば)などゴミを取り除きます。
  2. 土を消毒します。冬の場合は熱湯をかけてしばらく屋外で放置、夏は水をかけて湿らせ、さらに黒色のビニール袋で覆って日の光に当てます。
  3. 有機物や肥料を混ぜます。

このようにすれば使用済みでも園芸用土を再利用可能です。

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園芸用土の処分方法とは

園芸用土の処分方法とは

園芸用土を処分する場合は、自治体の処分方法に従いましょう。実は園芸用土は多くの自治体で家庭ごみとして出すことができません。

少量の土であれば処分を受け付けてくれる自治体もありますが、自治体に必ず確認しましょう。

また、地域によってはガーデニングに使用した土や石などを回収してくれる専門業者がいたり、ホームセンターで使用済み園芸用土の回収を行ったりもしています。

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植物の健やかな生長には園芸用土の知識を得ることが大切

植物の健やかな生長には園芸用土の知識を得ることが大切

自宅でガーデニングを楽しみたいなら、土づくりの知識を学んでおきましょう。初めて園芸用土を取り扱うなら培養土から始めるのもおすすめです。

植物に合わせた園芸用土で、ガーデニングライフを充実させてください。

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