ドラセナが枯れる理由|復活させるための方法と育て方・剪定のポイント

ドラセナ

お手入れが簡単で、室内でもいきいきと育つドラセナは、初心者にも人気のインテリアグリーンです。しかし、日当たりや水やりを間違えると、簡単に枯れてしまうことがあります。この記事では、ドラセナが枯れる原因と復活方法、そして枯らさない育て方のコツをご紹介します。

ドラセナが枯れる5つの原因と対処法

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ドラセナの葉が肉薄になったり、色が薄くなったり、変色したりしたときは、日常のお手入れで間違っている点があるかもしれません。

まずは、ドラセナが枯れる原因になる5つのケースと、その対処法を見ていきましょう。

日光が不足した

茎が弱々しかったり、葉のツヤが悪かったりする原因は、日光不足が考えられます。

ドラセナは熱帯地方で自生しているため、日光が大好きな植物です。そのため、日光が不足すると元気が無くなり、最終的に病気や根腐れなどの原因になります。

枯らさないためにも、なるべく日当たりの良い場所で育てて、たっぷりの日光を浴びせてください。

日当たりが悪い室内で育てる場合は、1週間のうち4日間を目安に、5時間ほど日光浴させるようにしましょう。レースのカーテン越しの日差しと、風通りの良い場所で日光浴させると元気に育ちます。

植物ライト

寒すぎる場所で育てた

葉が変色している場合は、ドラセナを置いている環境が寒すぎるのかもしれません。

熱帯地方で自生しているドラセナは、寒さがとても苦手です。気温が低い日に屋外で日光浴させたり、冷気が入りやすい窓際に置いていたりすると凍傷を起こして変色し、最終的に枯れてしまうことがあります。

寒さが厳しくなる11月から3月の冬季期間は、できるだけ室温5℃以上を保つことを心がけましょう。

室温を上げたいからと言って、エアコン(暖房)を使用する際は注意が必要です。

ドラセナは極度の乾燥を嫌う植物ですから、エアコンの風が直接当たるような場所に置くと、乾燥しすぎて枯れてしまいます。暖房を使用する際は、なるべくエアコンの風が当たらないように配慮してください。

鉢が小さすぎた

ドラセナに水が浸み込みにくくなったら、根詰まりしている可能性があります。

鉢の裏側を確認して、根がはみ出していたら根詰まりのサインです。大きな鉢植えに植え替えをして、根詰まりを解消してあげましょう。

【植え替えをする手順】

  1. 水やりを控えて、土を乾燥させておく
  2. 土が十分に乾燥したら、ドラセナを鉢から引き抜く
  3. 根鉢の1/3をつついて崩し、古い土を落とす
  4. 余分な葉を切り落とす
  5. 一回り大きな鉢に、鉢底石と新たな用土を入れる
  6. 水をたっぷりあげてなじませる

植え替えは生育期である5月から8月ごろに行うのがおすすめです。休眠期の冬場に植え替えすると、枯れる可能性もあるので注意してください。

水を与えすぎた

葉が枯れていたり、土から異臭がしたりする場合は、根腐れしている可能性が高いです。

乾燥を好むドラセナは、土の表面が乾いてから水を与えるのがベストです。水やりを間違えると水分過多状態になり、根腐れを引き起こします。

根腐れしたらどうする?

植物が根腐れを起こすと、酸素や水を吸い上げることができなくなり、葉や根が変色して枯れてしまいます。

枯れてしまう前に、根腐れを対処して復活させるようにしましょう。

【根腐れしたときの対処方法】

  1. 根についた土をほぐして落とす
  2. 変色した根や腐った根を切り落とす
  3. 残った根とのバランスを取りながら、葉や茎を切り揃える
  4. 新しく清潔な用土に植え替える
  5. 明るい日陰に置き、水やりを控える
  6. 新たな芽が出てきたら、日当たりの良い場所に鉢を移動する

ただし、休眠期の冬に根腐れを起こした場合は、上記の対処をしても改善されない場合がほとんどです。そのため、冬季の水やりは細心の注意を払い、乾かし気味に管理すると良いでしょう。

病害虫で枯れてしまった

正しくお世話しているのに、ドラセナが枯れたり元気を無くしたりしたときは、病害虫が原因かもしれません。

病害虫は種類によって対処法が違います。ドラセナにつきやすい病害虫をチェックして、早急に対処してあげてください。

気を付けたい病気

  • 軟腐病

土壌の細菌が植物に侵入し、腐ってしまう病気を「軟腐病(なんぷびょう)」と呼びます。葉が腐って表面がベタベタしたり、悪臭を感じる場合は軟腐病を疑いましょう。

一度腐った葉や茎は復活できないため、軟腐病が起こったら早急に切除してください。薬剤は効きにくいので、症状が見られたらすぐに取り除くのが効果的です。

軟腐病は植物の傷口から侵入する病気です。そのため、葉や茎を食べる害虫をしっかり駆除するのが予防になります。

  • 立枯病

カビ(糸状菌)の一種が原因で起こる植物の病気です。茎が褐色になり腐敗し、倒れて枯れてしまうことから「立ち枯れ病」とも呼ばれています。

ドラセナの葉が下のほうから黄化したときは要注意です。感染した根から黄化が広がり、やがてすべての葉が枯死してしまいます。

春から秋にかけて発生しやすく、湿度の高い時期は特に注意が必要です。葉や茎の状態を常時チェックし、腐敗した茎や黄化した葉を見つけたら、すぐに取り除きましょう。

立枯病が発生すると根の周りにも菌が残るため、使っていた土は処分してください。新しく清潔な土に植え替えると良いでしょう。

気を付けたい害虫

  • カイガラムシ

カイガラムシの幼虫は足を持ち、もぞもぞと動き回るのが特徴です。成虫になると足が退化し、硬い殻に覆われて動かなくなります。

成虫は落とすのが難しくなるため、幼虫の段階で殺虫剤を撒いて駆除しましょう。成虫のカイガラムシを発見した場合は、歯ブラシなどでこそぎ落としてください。

  • ハダニ

葉が白っぽくなったり、斑点があったりしたら、ハダニがいる可能性が高いです。

ハダニは葉や茎から養分を吸い、ドラセナの元気を奪います。肉眼では確認しにくいほど小さい体長で、大量発生することもあるので要注意です。

高温乾燥を好む害虫ですから、梅雨明けから秋口までは特に気を付けましょう。反対に、湿った環境には弱いため、ホースなどを使って水圧でハダニを落とすことができます。

サンセビエリア・トリファシタ

ドラセナが枯れたら剪定して復活させよう

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すでに枯れてしまったドラセナを復活させたいのなら、葉の剪定をしたり、挿し木で増やしてみたりすると良いでしょう。

この項目では、ドラセナの状態別におすすめの剪定方法をご紹介します。

変色した葉は先端をカットしよう

葉の先端が黒くなったり、茶色くなったりしたときは、葉の先端から枯死が進んでいるサインです。死んだ細胞は復活できないため、5月から8月の生育期にカットしましょう。

枯れた葉を見つけたときは、清潔な剪定バサミを使って枯れた部分を斜めに切り取ります。全体のバランスを見て、葉の形を整えてあげてください。

葉をすべてカットして新芽が出るのを待つ

葉が全体的に弱っていたり、枯れていたりする場合は、思い切ってすべての葉を剪定しましょう。

ドラセナは基本的にどこでカットしても大丈夫ですので、豪快にカットして新しい芽が出てくるのを待ちます。すでに新芽が出ている場合は、その部分は残しておいてください。

剪定後の植物はデリケートです。そのため、いつもより日当たりが良い場所に置いたり、窓を開けて風を当てたりすると回復が早くなります。

園芸用ハサミ

枝葉は挿し木にして増やせる

株までかなり傷んでいるドラセナでも、完全に枯れる前ならチャンスがあります。茎や根の元気な部位を観察し、水分量・ツヤともに元気の良い部分を見つけて切り取りましょう。

切り取った部分は清潔で新しい土に植えてください。土の種類は日向土と赤玉土を1:1で混ぜたものがおすすめですが、園芸店で販売されている挿し木用の土を活用してもOKです。

挿し木するタイミングは、生育期の5月から9月をおすすめします。最も元気な生育期に挿し木することで、挿し木から生長する確率がアップしますよ。

また、挿し木を切り取るときは、斜めに鋭く切り落としましょう。切り落としてすぐ2時間ほど水に挿して、十分に水を吸わせておくと生長が早くなります。

赤玉土

ドラセナを枯らさず元気に育てるポイント

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最後に、ドラセナを枯らさず育てるポイントをチェックしましょう。

真夏の直射日光に要注意

ドラセナは日光が大好きな植物ですが、真夏の直射日光は葉焼けを起こす原因となるのでNGです。

特に、日差しが強い7月から9月ごろはレースカーテン越しの日差しを当てるか、直射日光の当たらない明るい場所に移動するようにしましょう。

ドラセナを屋外で育てている場合は、真夏の時期・真冬の時期は室内に移してください。直射日光と寒さに気を付けることで、枯れずに元気に育ちます。

湿度不足はNG!葉水は一年中行う

乾燥を好むドラセナですが、湿度不足になると葉が枯れてしまうので要注意です。水分のバランスは特に気を付けて、葉水は一年中行うようにしましょう。

葉水とは、霧吹きで葉に水を吹きかけることです。水やりとは別に葉水を行うと、元気でいきいきとした葉になります。

また、ドラセナはハダニがつきやすい植物です。ハダニは湿気が苦手ですから、葉水をすることで防虫できます。害虫被害を予防するためにも、こまめに葉水すると良いでしょう。

元気に育てたいのなら肥料がおすすめ

ドラセナをより元気に育てたいのなら、肥料を使ってみてはいかがでしょうか。

肥料を与えるタイミングは、5月から9月の生育期がおすすめです。この期間に緩効性化成肥料か薄めた液体肥料などを与えると良いでしょう。

緩効性化成肥料を与える場合は、2ヶ月に1回が目安です。液体肥料を与える場合は、2週間に1回の頻度で使ってください。

9月以降は休眠期間であるため、肥料を与える必要はありません。肥料を与えて栄養過多になると弱る原因にもなるので、注意してください。

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枯れたドラセナは復活できる!落ち着いて対処しよう

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育てやすく管理が簡単なドラセナは、初心者にも愛される観葉植物のひとつです。

しかし、育て方やお手入れを間違ってしまうと、葉が変色したり、根腐れを起こしたり、最悪枯れてしまったりします。自宅のドラセナが少しでも弱ったら、早急に対処しましょう。

全体が枯れてしまっても、株の一部が元気なら挿し木で復活可能です。この記事を参考にしながら、元気なドラセナを取り戻しましょう。

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ドラセナ・マッサンゲアナ
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