皇帝ダリア(花)の育て方!植え付けのポイントと増やし方のコツ

皇帝ダリア

皇帝ダリアはキダチダリアとも呼ばれ、茎が木質化して高さが5mほどになる品種です。高くそびえ立ち存在感のある花を咲かせる皇帝ダリアは、お庭に取り入れるとガーデンを彩る主役になりますよ。今回は皇帝ダリアの育て方と、植え付けや増やし方のコツをご紹介します。

皇帝ダリアは「ダリア界の王様」

皇帝ダリア

皇帝ダリアはメキシコや中米原産のキク科テンジクボタン属(ダリア属)の落葉性多年草です。一般的なダリアは大きく育っても1mほどですが、皇帝ダリアは高さが5mほどに生長するのが特徴です。

茎が木質化し高く生長するので、キダチダリアとも呼ばれていて、頂点咲きする紫がかったピンクの花がダイナミックにお庭を演出します。高くそびえ立つ姿と大輪の美しい花が魅力の「ダリア界の王様」です。

皇帝ダリアの花言葉は「乙女の真心」「乙女の純潔」です。「乙女」のイメージにぴったりな、ピンク色の花を美しく咲かせるための育て方のポイントをご紹介します。

皇帝ダリアの育て方!必要な生育環境と枯らさないコツ

皇帝ダリア

皇帝ダリアは日当たりの良い場所で育てます。ただし、日照時間の短さを感じることで花をつける短日植物なので、夜はしっかりと暗くなる場所が適しています。街灯が当たる場所や玄関照明に照らされるような場所は避けましょう。

また、皇帝ダリアは寒さに弱い植物です。霜に当たると枯れてしまうため、適切な冬越し対策が必要となります。

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植え付け方法と必要な用土

大きく育つ皇帝ダリアは庭に地植えするのがおすすめですが、鉢植えでもこまめな剪定でコンパクトに仕立てながら育てることができます。

皇帝ダリアは種まきか苗を植え付けるのが一般的ですが、種まきは数年かけてしっかりとした塊根を育てていくため、初心者の方や早く花を見たいという方は苗から育てるのがおすすめです。

皇帝ダリアの苗の植え付けは3〜5月頃に行います。水はけが良く肥沃な用土に植え付けましょう。

鉢植えの場合は、赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の割合の土を用意します。根が塊のように大きくなるので、あらかじめ株を囲むように1.5mほどの支柱を立てておきましょう。

地植えの場合は1ヶ月ほど前から土作りを行います。3~5mに生長するため適切な場所を選んで植え付けましょう。

土作りと植え付けの手順

  1. 土を耕し赤玉土中粒と腐葉土の割合が7:3になるように混ぜて2週間寝かせる
  2. 1㎡あたり100gの量の苦土石灰を土に混ぜて2週間寝かせる
  3. 緩効性化成肥料または骨粉、油かす、鶏糞などの有機肥料を混ぜる
  4. 高さ3m以上の支柱を立てる
  5. 株間を50cm以上空けて植え付け、たっぷりと水を与える
赤玉土
観葉植物と土
ピートモス

水やりのコツ

地植えの皇帝ダリアは水やりは必要ありません。日照りが続き乾燥している様子であれば水を与える程度で十分です。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。日差しが強く水が蒸発しやすい夏は朝夕の2回を目安に行います。冬は乾燥気味にするのがポイントです。

肥料の与え方

地植えの場合は、植え付け時に肥料を混ぜ込んでおけばあとは必要ありません。

鉢植えの場合は、5〜10月の生育期に月1回のペースで緩効性化成肥料または月3回のペースで液体肥料を与えます。

冬越し対策

耐寒性がない皇帝ダリアは、気温が5度以下になると根が腐り始めます。地表部も霜が当たると枯れてしまうため、寒くなる前に適切な対策が必要です。

地植えの皇帝ダリアを関東以北で育てている場合は、花が咲いたあと塊根を掘り上げ、湿らせたオガクズやピートモスに埋めておきます。それ以外の地域では、根元から2〜3節残して切り倒し腐葉土やワラでマルチングして寒さ対策をします。

鉢植えの皇帝ダリアは、室内へ取り込むか鉢ごと地中に埋めておき冬を乗り越えましょう。

剪定のタイミング

皇帝ダリアをあまり大きくしたくない場合は、剪定で調節が可能です。1mを超えた皇帝ダリアを対象に行います。

剪定ができる時期は5〜10月頃ですが、11月には花を咲かせるためなるべく9月までに済ませておくのがおすすめです。剪定しすぎると花付きが悪くなるので注意しましょう。

皇帝ダリア|注意すべき病害虫

皇帝ダリア

皇帝ダリアは比較的病害虫に強い植物ですが、6~10月頃に新芽を食い荒らすヨウトウムシやアブラムシに注意しましょう。

また株が蒸れて風通しが悪い状態が続くと、うどんこ病や灰色かび病、モザイク病にかかってしまうこともあります。
定期的に葉裏や全体をチェックして、もし害虫や病気を見つけたら薬剤散布などで対処しましょう。

鉢植えの皇帝ダリアの植え替え

皇帝ダリア

鉢植えの皇帝ダリアは2年経つと塊根が充実してきます。根詰まりを防ぐため2年以上経ったら植え替えの目安です。3月頃に、塊根を分けて株分けしながら植え替えるのがおすすめです。

皇帝ダリアの増やし方

皇帝ダリア

皇帝ダリアは株分けと挿し木で増やすことができます。数年育てて慣れてきたら、ぜひ挑戦してみましょう。

株分け

植え替えのタイミングで、塊根を切り分けます。1片につき、ひとつ以上の芽が付くように4個〜5個に切り分けます。

皇帝ダリアは塊根と茎の境目に新芽が付くため、大型のハサミかノコギリを使って、慎重に切り分けましょう。傷んだ葉は取り除いてから植え付けます。

挿し木

挿し木は前年の茎を使う場合と新芽を使う場合があります。

挿し木の手順(前年の茎)

  1. 12月頃の枯れる前の茎、または切り倒した茎で元気なものを選ぶ
  2. 5〜10cmになるように節で切り分ける
  3.  (節の上を短めに、下を長めにすることで上下の区別がつく)

  4. 1月中旬まで風通しの良い場所で乾燥させておく
  5. 湿らせた赤玉土か水苔で切り口を包み、ポリバケツか段ボールに入れて室内で保管する
  6. 3月に赤玉土7とパーライト3で作った挿し床に挿し穂を挿す
  7. 40日ほど経ち発芽・発根したらポットに植え替える
  8. 14日ほどポットで育てた後定植させる

新芽を使って挿し木する場合は、5〜6月頃に茎先から2~3節のところで切り土に挿します。太くなる前の茎を選ぶのがポイントです。

皇帝ダリアを丁寧に育てて存在感のある花を咲かせよう!

皇帝ダリア

秋空に映えるピンクの大輪の花を咲かせる皇帝ダリアは、お庭に取り入れるだけで存在感を放つ雄大な雰囲気が魅力の植物です。
育てるポイントは、日当たりが良く暗さを感じられる場所で育てること、そして寒さに弱いため適切な冬越し対策をすることです。

皇帝ダリアを丁寧に育てて、ダイナミックな花を咲かせてお庭を彩りましょう。

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